2013年4月13日
北アルプス



輝く稜線・・・


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頭が痛くて熱っぽく体がだるい週末。どうしようか迷ったが、ヤマテンが「登山日和」なんて珍しいことを言ってるし、やはり行くかと四回連続でロープウェイ乗り場に向かった。

平湯辺りまで来ると、なにやら様子が変。雪が降ったみたいで、逆戻りした雪景色にびっくり。



観光の方達に混じって新穂高ロープウェイで一気に高度を上げていく。見えてくる山々にロープウェイの中は大歓声。

展望台に出てみると、白い峰々が並んで壮観。こんなに簡単に雪のアルプスを眺められるとは、本当に凄い。













山荘へと歩いて行くと、新しい雪が積もっていてとても綺麗。良い天気で、これから辿る西穂へのギザギザが、とても穏やかそうに見える。



途中で二名のパーティが、ジャケットを脱ごうと休憩しており、あれっと思ったので声をかけてみると、やはりKさんだった。2008年の矢納谷、2011年の滝本以来の久しぶりの嬉しい出会い。泊予定ということで、日帰りの私は「また後で」と先に出発。

西穂山荘に着き、腰を下ろして休憩。やはり体調が良くないのか山荘前に降りていく気にさえならない。



もうやめようかとも思うが、見上げる先には、白い雪面とエビの尻尾で化粧した木々。バックには碧い空が広がっていて、これは行くしかないという感じ。



アイゼンを着けるだけで息が切れるような気がするが、重いからだを上に向かって進めていく。何故かガスが流れてきて、あれれ〜となるが、上へと続く白い稜線が格好良く、うっすらと覗く青空に期待感も十分。







丸山に着くが、ガスの中。でも見下ろしても見上げてもとても良い雰囲気。





独標への歩みは、雲を追い越して行くよう。乗鞍方面は霞んでいるが、前方の空には濃い碧が広がっていく。









そして、独標への急斜面。何気なくこの日のヤマレコを見ていると、kiyohisaさんという方のレポに私が写っており、無理をお願いして写真をいただいた。kiyohisaさん、どうもありがとうございました。





独標からは、ピラミッドピーク、西穂、奥穂、前穂と続く眺めが、とても素晴らしい。









体調が回復する訳が無く、もうこれで十分かと思うが、穏やか極まりない天候にもう少しがんばろうと前へと進んでいく。



ピラミッドピークへと突き上がっていく稜線は、なかなかの高度感と開放感。岩が露出したルートは歩きにくく、アイゼンが擦れる音が好きになれない。ここでもkiyohisaさんが良いショットを撮ってくれていた。











ピラミッドピークからも大きな眺めが素晴らしい。見ているものが、これまでとあまり変わらないとも言えるが、迫ってくる西穂が圧倒的。









体調不良と疲れは、既に限界を越えているような気もする。だんだんと遅くなってくるペースに、この時点で今宵は山荘でお世話になることを覚悟。



登ったり降りたり巻いたり、いくつものピークを越えていくこのルートは、気の抜けないポイントが度々出現する。確実な動作をすれば、問題になるようなことはないと思うが、疲れた体には辛い。







眩しき白い雪面、うねるような重なるような雪稜、大きく碧い空がそのダイナミックな造形を包んでいく。何も言うことがない最高の条件に身を委ね、快感と疲労が交差する。









そして、最後の斜面から空に吸い込まれれば、そこは西穂の山頂だった。







天に突き上がる奥穂が、その存在感をあらわにするが、一番高く見えるジャンダルムがさらに凄いかもしれない。見えていた槍様が直ぐに隠れてしまったので、しばらく待っていたが、もう一度その姿を見ることはできなかった。



少し降ったところで、Kさんとお連れさんとすれ違う。今シーズンは、岩井谷を狙ってるらしく、いやはや凄い。「慌てずに慎重に降ってください。」と気遣っていただき、「ゆっくり降って小屋に泊まるから」と言い残して別れた。

慎重に歩いたつもりが、やはり降りは早い。独標からふり返ると、その美しき大きな山が、往きよりもさらにクッキリとした姿に見える。



山荘まで降りてきて大休憩。余裕で帰りのロープウェイに間に合いそう。



斜面で訓練する人やテントで寛ぐ人、今から丸山へと登って行く団体さん、ゆったりと穏やかな空気に満ちていて、そんな光景を見ていると、今度来るならテントを担いでゆっくりと楽しもうと思わずにはいられなかった。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-G5
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.

iPhone 5