2014年3月23日
八ヶ岳 



擬宝珠・・・


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富士見高原の駐車場に着くと、ちょうど甲斐駒が染まりだし、慌ててカメラを取り出す。こんなことなら、木々が邪魔にならない所で待っておけば良かったと後悔。



編笠山への樹林帯は、強風が駆け抜けていく。昨シーズンは、風に打たれて大変な思いをしたが、今日のような穏やかな天気でも雪煙が舞い上がっている。

結構しんどい登りで樹林帯を抜けると、岩が露出した山頂への急斜面。



抜けるような空が最高に気持ちよく、東寄りに白い塊が見えるので、ルートを外れてそっちへとフラフラ。



南アもくっきり。





飛び出した山頂からは、素晴らしい眺め。昨日がよりベストだと思いながらも、来ることができなかったが、今日も十分に白く美しい。



編笠山から北東へと降ると、青年小屋も見えてくる。権現から阿弥陀まで、ずらりと並ぶ峰々の中で、目指すのは、ひときわピラミダルな山容。





青年小屋からは、北東へ延びる尾根を登って行く。ここでも白く化粧した木々が美しい。





のろし場と呼ばれる台地から西ギボシと権現が見えるが、鋭く尖った東のギボシは、見えない。



一旦降って、いよいよギボシへの登り。



誰もいない荒涼とした斜面が、紺碧の空に突き上がっていき、無の世界に入っていく。雪面に残るトレースだけが、僅かながらの救いか。







そんな中でも、並ぶダケカンバが白い華を咲かせていて、とても見事。







さあ行こう。真っ白い雪稜を踏みしめ、前方に露わになった東のギボシを目指す。





ギボシの南斜面に危ういトラバースが続く。



上方高くギボシのピーク。



トラバースから一旦東側へと飛び出す。



そして、ふり返ると、目の前にギボシ。岩が目立つ南八ヶ岳において、雪だけで作られた鋭いピークが、とても美しい。



トレースが無ければ、なお良かったが、先人の踏み跡に助けられ、危なげなく登頂。



越えてきた編笠山と青年小屋が小さく見える。



北側の赤岳から続く稜線も素晴らしい。



権現の特徴的な岩稜も天に向かって突き上がる。



権現岳に近付くと、伸びたエビの尻尾が美しい。



格好いい南八つを見渡せる最高の展望。





権現ピーク付近の岩々も白い尻尾に覆われていて、青空バックに輝く。3月も後半、下界では桜が開花し、天候が崩れると雪ではなく雨が降る。高地では、そんな湿った空気が、こんな見事な造形を生み出すのかもしれない。









下山も嫌なトラバース。



青年小屋まで降りてきた。天気は、依然絶好調。



青年小屋から西岳へは、水場を経由するルートになっているが、水場という標識に、そっちは、水場へ行くだけだろうと勝手に思い込んでしまった。どうもはっきりしないので、方向を定めて適当に進むと、密集した樹林に悪戦苦闘。それでも、なんとか尾根に乗り上げて進むと、素晴らしい展望が開けた。

ここから見えるギボシもとても鋭い山容で、あの上にいたのかと思うと、感慨深い。





もう少し西へ進むと、西岳山頂。そこから南西へと方向を変え、急降下で富士見高原へと戻った。

ギボシ、この変わった名の由来は、擬宝珠から来ているらしい。八ヶ岳でも知名度が低いこの山は、知名度のみならず、八ヶ岳では、あまり見られない特異なピークを形成している。山のピークへの拘りは、あまり無いが、雪稜が鋭く突き上がる姿は、とても高貴で美しく、そこには、是非とも立ってみたいと想っていた・・・



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GX7
LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.