2015年4月29-30日
銚子川 二ノ俣谷


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再びの黒滝・・・



この日は、清五郎滝で遊んできたあっきーさん、はんぺんさん、WATAさんと清五郎橋で合流。私は、三日前の疲れが残っていて、早朝ではなくお昼からとさせてもらったが、やはりまだ体が重い。

ゲートを抜けると二ノ俣谷奥の大岩壁への旅の始まり。荷物も重いが、今日は林道歩きだけの予定なので、お気軽モード。


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やっぱり気になる集合解散場所、もちろん小休止。


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営林小屋では、メンバーが違えど、何故か同じように別れる。


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黒滝は遠い、前回のような日帰り突貫も可能だが、前日に林道奥まで入っておけば、もう少し余裕ができるだろう。そんなことで、営林小屋を少し過ぎたところで河原に降り、ベースキャンプを構えた。


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午前中に雨が降り、湿った流木が多かったので少し時間がかかったが、蒸し焼きテクを駆使すると、うまく焚き火が燃え上がってくれる。

明日は、曇りがちの天気だろうし、あまり雨が降ってないので何より水量が心配。黒滝にまた会える期待感とは別に、あの難所をまた越えることができるだろうか。岩の向こうの小さな穴は、まだ開いているだろうか。そんな不安が頭をよぎる。


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翌日は、暗いうちからの出発という案もあったが、ヘッドランプでの行動は避けようと明るくなってから出発。林道には上がらずに、そのまま沢を歩いて行く。


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しばらく進むと、切り立った壁の間に特徴のある岩が鎮座して通せんぼしている。前回の記憶にこんなシーンは全くなく???


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直登できそうにも見えたが、左岸から巻きあがり、際どいトラバースから懸垂で滝頭へと降りる。前回は、こんな所で懸垂なんか絶対にしてないし、ますます頭が混乱。


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そして、遠くに黒滝が見えてくる。水量が多いとは言えないが、白布がはっきりと見える。予想とは違い天気が良いのもありがたい。


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次は、いよいよ例の難所。


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前回とは違い水が少ないので右の滝が登れるようにも思える。また、ちょっと際どいが、頑張れば左岸も行けるかもしれない。


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あれこれ考えていると、WATAさんが、びしょびしょになって水流潜りからの突破を試みている。しかしながら、岩盤が滑っていて危ないと戻ってきた。


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全員で検討した結果、やはり前回と同じ右岸のハング越えが一番すっきりしていると意見が一致。私は、右の滝からの突破も諦めきれなかったが、もう一度このハングを越えてみたいという想いが強かったのも事実。

先ずは、岩の隙間にカムがセットできないかと、あれこれ手を尽くすが、うまく決まらず、この方法は失敗。仕方が無いので、前回同様の方法を基本に工作開始。幸いにも岩の向こう側の穴が健在で、何回かのトライの後、下流側へとロープを通すことに成功。


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今回は、さらにスリングも通して、あぶみをかける。左側にあった細い灌木の支点は、前回に壊してしまったので使えない。右側からだけの引っ張りになってしまったが、あっきーさんがうまく越えていってくれた。


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さらにもう一本のロープにあぶみを追加。万全の状態になるが、それでも最後の乗越しがしんどいところ。気合い一発で、えいやっと乗り上げていく。


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この後は、水量が少ないのもあって、全く楽な遡行で黒滝が見えてくる。


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ど〜んと男滝が立ち上がるが、水量的にちょっと寂しい。


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それでも、日当たり良好で、大岩壁を流れ下る水が美しく、なんとも雄大。


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女滝もその大きな姿だけでなく、繊細で美しい流れで魅せてくれる。


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巨大な壁にかかる二つの滝が、光を浴びて輝く姿は、とても贅沢な眺め。大きな大きな滝風景が、青空へと突き上がって行く。惜しむらくは、崩壊によると思われる岩々が滝下に堆積し、それを見ていると、この滝が歩んできた悲しい歴史を感じる。かつては、さらに下まで水が落ちていて、美しき水を湛えた壺があったのかもしれない。

小木森、真砂、岩井谷等々、台高南東面に並ぶ巨瀑。その中のみならず、全国規模で見ても小木森滝の評価が高いのは、端正かつ迫力ある流身はもちろん、下段はやや荒れているものの、上段は落口から滝壺まで美しく揺るぎない姿を保っているからではないだろうか。

しかしながら、黒滝は、並み居る大瀑に巨瀑度で劣らないばかりか、最も人の目に触れることが少ない滝であり、秘瀑度においては頭一つ抜けている。


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何時ものようにゆっくりと楽しんでから下山開始。


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覚えの無かった関門を降りて考えるが、やはり思い出せない。しかしながら、帰ってから前回の写真を確認すると、そこには同じ姿がバッチリと写し止められていた。おそらく、もう少し下流から大きく巻いたと思われるが、覚えてないところから考えると、普通に歩いて越えることができるような巻きだったのだろう。


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ベースキャンプへと帰還。このまま落ちてしまいたい感じだったが、明日の予定があるのでそうはいかない。


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撤収して長い林道を戻り、しっかりした橋を歩いて光谷を渡る。そこには、光澤橋と書かれていた。


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そして、西へと折り返して光谷沿いの林道へと入っていくと、右岸支流に落ちる綺麗な滝が迎えてくれる。


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林道はかなり荒れているが、途中に広くなったところがあり、光谷右俣出合まで行っても、そこの状態が分からないので、ここに落ち着くことに。


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二夜続けて焚き火を囲むことができ、嬉しい。かなり疲れているが、焚き火で焼くソーセージが何よりのご馳走。


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もう二度と行くことはないと思っていた黒滝。そんな滝に、また新たなメンバーと立つことができ、幸せだ。水量少なくとも、とても感慨深く価値ある滝行だったと思う。

さてさて、明日は、どんな遡行が待っているだろうか・・・

あっきーさん、はんぺんさん、WATAさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R

Panasonic Lumix DMC-FT4


撮影機材データ

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