2016年3月20-21日
中央アルプス


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夢色…



今シーズン三度の千畳敷。

しらび平から見上げる空は、どんよりとしていたが、その雲を突き抜けた先は、青空と眩しき雪面。


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カールを横切るような雪崩れの後を見て、う〜ん。


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今回は久しぶりに、はんぺんさんとゆかちゃんと一緒。

行き先は他にも候補があったが、どうしても焼ける宝剣を見たく、ここへと誘った。


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好天の三連休後半、乗越浄土も流石の賑わい。宝剣を目指す人も多く、宝剣自身びっくりしているかも。


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風裏となる辺りには、既に幾つかのテントが張られていて前回のような貸し切りではないが、営業小屋のテン場のように混むなんてことは全くない。

風が弱いので、宝剣が見える一等地を軽く整地。設営したおニューのテントが嬉しい。ところが、ガスが湧いてきて、またまた天候が不安定な状態になってくる。さてさて、どうなることやら。


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この日は伊那前岳に行ってみようかと話し合っていたが、天気もいまいちなんで、ぐうたらを決め込む。時折覗く晴れ間にも、外に出ることなく窓から撮影したりして、ぐうたらを重ねる。


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そして夕暮れ。山が眠る前に夢見るほんの一時。


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空木から三ノ沢辺りに漂う雲は少し下方に落ち着き、絶景を予感させる。

薄い酸素に中岳へと急ぐ足取りのためか、これから起こることへの期待感のためか、最高にドキドキ。


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変わりゆく様を目で見てファインダーで見て、夢中でシャッターを切る。


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霞か雲か、光の拡散が山々の隙間さえ、えもいわれぬ色へと染め上げてゆく。


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そしてそして、お日様が雲の彼方へと消える頃、大いなる力を持って最高の光を届けてくれる。


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美しい。ただ一言、美しい。

荘厳極まる佇まいが、夢色で満たされる。


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静かな静かな幕切れ。


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ことが終わっても高ぶる気持ちは簡単には冷めず、呆然と立ち尽くす。

まあ、そんな感動の余韻も嘘では無いが、見つめる先は宝剣の基部。ヘッドライトらしきものが斜面のあちこちを照らして何やら探っている様子。トラブっているのか、今頃、何故あんなところに人がいるのか。

一つと思った光は二つあり、しばらくの間をおいて、一つの光が上へと動き出す。下から上を照らす光の元は微動だにしない。おやおや、これは明らかにロープを結んで宝剣へと登っている。一つの光が頂へと達すると、下の光も上へと動きだし、やがて合体。

鋭い宝剣に揺らめく光は、ちょっと見ることができない幻想的なものだった。


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はんぺんさんがミニ三脚を持ってきていて星景を撮るというので、私も借りてワンショット撮ってみた。月が明るく、あまり星が写らなかったが、山は写ったかもしれない。

夜は前回と違い暑いくらい。気が付くと寝袋の中の足は裸足になっていた。


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静かなる朝。雲の上に広がる微妙すぎる色が、何とも美しい。


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伊那前岳方面へと続く尾根を少し進み、その時を待つ。


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力漲るお日様が昇ってくる。


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白き雪面に降り注ぐ光。昨日に続いて訪れた素晴らしき時に感謝。


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宝剣が、また違う色に染まる素晴らしきクライマックス。


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お日様が高くなってくる頃、早くも二人の登山者が登ってくる。ホテルに泊まっていたのだろうか。


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テントに戻って飯を食った後、伊那前岳へ。


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やや不安定な天候で雲が湧いているが、気にしない。


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伊那前岳への稜線。

まるで雲の上を歩いているような浮遊感たっぷりの空中散歩。それが思ったより素晴らしい。


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昨日、伊那前岳まで行った人は居なかったよう。細い棒のような物が立っているところが山頂か。


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伊那前岳。三人だけで、その素晴らしい眺めを満喫。


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今回のお山は、とても微笑んでくれた。基本的に週末しか動けない者にとっては、ワンシーズンに一回あるかないか程度のチャンス。そんな数少ない素晴らしき出会いを求めて、また来るのかもしれない…

はんぺんさん、ゆかさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II