2016年6月11日
南アルプス 安倍川 黒沢


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釜と苔…



紀伊半島から離れると、どうしても壺に飢えてくる。この日は、そんな綺麗な壺を探して黒沢に入った。黒沢か黒ん沢か、本当のところは良く分からないが、くろんさわと読むらしい。

林道終点から適当に斜面を降りると、いきなりゴルジュった地形のお出迎え。


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側壁が立っているが、渓相は至って穏やか。


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淡々と進むと二俣になり左へ。


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山葵田?


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前方に何やら格好いい滝が見えてくる。ここからが本番か。


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壁に囲まれた上段から岩を割るように下段が滑り落ちる。


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ここも丁度二俣で、右俣にも滝が見える。


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右俣に入ってみると、見えていた滝は右岸壁から優雅な軌跡を描いて落ちている。かなり上の方から続いているようだが、良く見えない。


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また戻って黒沢本流の滝。岩溝に弾ける水が素晴らしい。


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右岸から巻き登って行くと上段の全貌が見えてくる。垂壁に囲まれていて、とても近付けない。


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さらに近付けない滝がゴルジュの中に連弾となってかかり、右岸をそのまま巻き進む。


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巻き進めなくなったところで沢床も近付いてきて、そこでゴルジュも終わりと思い、20m程の滝上へと懸垂下降。


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上流方向は穏やかに見えたが。


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中間で膨らんで下ですぼまる美しい滝で通せんぼ。困った状態かもしれないが、探していたような壺を見ることができ嬉しい。


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両岸とも越えるのは難儀そうだが、左岸の水が滴る壁に活路を求める。壁を登るまでは、まだ良かったが、そこからのトラバースが斜めった岩盤にザレが堆積していて、手がかり足がかりが無く悪い。最後は懸垂で復帰。

ここからは小滝が三つ続き、何れも美しい水を湛えた壺を持っていて癒されながらの遡行。


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そして、いよいよ七ツ釜と呼ばれる見事な滝の前に立つ。

その釜は少し浅いかもしれないが、流れゆく水は清冽そのもので、何より岩にびっしりとついた苔が見事。それは、これまで見たことがないような穏やかで美しい佇まい。


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最初の滝は左岸、その後は右岸を越えて進んだような気がする。


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滝毎に違う水の軌跡や色が面白いが、この滝壺に湛えられる水は一際透明感が高く感じる。底の岩盤の影響だろうか。


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さらに巻き進むと、下から見えてなかった滝も姿を現す。


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上から見下ろしても苔が綺麗。


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上流は、倒木で荒れている。美しい黒沢も、ここだけでなく、このような荒れが結構目立ったかもしれない。


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帰りは、仕事道を拾い黒沢右岸尾根に乗る。そこから登山道?を降り、標高520mラインから南西への尾根に方向を変え、林道終点近くに降り立った。

黒沢には、狙い通りの綺麗な壺を持つ滝がかかっていたが、中でも七ツ釜の美しさには驚いた。それは慣れ親しんだ紀伊半島の滝壺ともまた違う新たな発見だったように思う…



撮影機材

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

RICOH WG-5 GPS


撮影機材データ

撮影機材データ