2007年11月3日 

奈良県 旧大塔村 舟の川 日裏山谷

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II

 

前日の夜、今年は紅葉も悪いという情報で気合いも入らず、今週も休養かと思っていたが、何となく前から行きたかった迷滝が気になってきた。ひょっとして上の方は紅葉があるかもと思い意を決して出撃。

 

R168から宮谷川に沿って殿野篠原林道に入る。やはり紅葉は今一の感じ、高野辻を越え舟の川を奥へ進むとだんだん紅葉が良くなってきて期待感十分になってきた。

 


やがて舟の川右岸にゲートで止められた林道とそれに沿った谷が出合う。これが日裏山谷かと地図を確認すると、そうではなくどうも入谷らしい。先へ進むと車道が右岸に渡ったところでまた谷があり数台の車がすでに停まっている。間違いなさそうなのでスペースに駐車する。

 

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4.5-5.6G

 

最後の詰めを考えフェルト靴にて出発、林道に続く道をいきなり川の水が流れていて越えるときに少し濡れてしまう。一台その流れを越えて駐車している車があり、近くで一家族が朝食?を楽しんでいる。小学生低学年程の女の子が2人「こんにちは」と元気に挨拶してくれる。これから始まる崩落等で荒れているらしい長い林道歩きに少し気が滅入るが、空は本当に雲一つない快晴でまことに気持ちが良い。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4.5-5.6G 

 

最初は以外と普通に歩けるちょっと広い登山道と言った感じで快調に進む。しかし直ぐに倒木と崩落が道を塞ぐ。その後も次々と道が崩落しているが、結構訪れる人があるのか踏み跡があり、それをたどって慎重に通過していく。 不思議なことに歩いているとバッタが無数に飛び跳ねていく。 やがて前方の斜面の紅葉が見えだしなかなか綺麗だ。そして遥か遠望にて迷滝が見えてきた。その姿に感動と言いたいところだが、あまりに遠くまた完全に日陰でパッとしない。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II

 

そのまま林道を進み見えてくるという雄滝を探すが、結局発見出来ずに林道終点手前の視界が開けているポイントに到着。

 

ここから見る迷滝はさすがに圧巻、まだ日陰だが紅葉に彩られ、V字型の大岩壁から二条に別れて落ちる姿は圧倒的であり、またまれに見る奇景だ。後少し進むと直ぐに林道の終点。さて迷滝に近づけるかどうか、最初から滝下を目指すのは決めていた。

 

想像では、林道から谷に降りるルートを探すのが問題と思っていたが、遥か下にあった谷は林道終点付近で林道近くまで高度を上げていて以外と簡単に谷に降りることができた。左岸を遡行してくと5m程度の小滝が現れ、これを右から巻いていく、そして谷が狭まった向こうに迷滝が見えてきた。狭い左岸の岩壁を慎重に登るが、落ちたら帰れそうになく相当怖い。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II 

 

やっとの思いで登りきると少し広い場所があり腰を下ろす。気がつけばそこには迷滝が立ちふさがり、周囲の大岩壁と紅葉で素晴らしい絶景が広がる。今日は本当に来て良かった。一人感動に浸る。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II

 

そしてさらに段上の滝直下に向け登っていく、段上は2条に落ちた水が溢れ足下を濡らし、上からは大水量のシャワーが降り注ぐ。ようやく高くなった太陽が落ち口に差し込み、きらきらと輝きだしてくる。光は上から下へとその範囲を広げ、光と影が大岩壁に大きなコントラストを作り出す。空は相変わらず青く、光に照らされた紅葉が一段と輝きを増してくる。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II

 

大自然に感謝し、去りがたい思いで滝を後にした。帰りは登った岩壁がとても下れそうにないので左岸の藪の中を強引に進むと5m小滝のところまで降りれたので、行きもこの小滝手前の左岸からそのまま藪の中を巻くと比較的安全と思う。

 

谷を林道付近まで戻ると、なんと先に挨拶してくれた2人の女の子のいる家族が谷に降りて遊んでいた。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4.5-5.6G