2010年6月6日
奈良県 五條市 舟ノ川 ヒウラ谷


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奇瀑・・・

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舟ノ川の奥深くに落ちる迷滝、この名瀑の下にも素晴らしい滝が懸かっている。一度下から遡ってみたいと思っていた。今回は、八町滝にともに挑戦した瑠璃さんとご一緒だ。

湯の又から川を歩いて行くと、6月というのに気温が低くて結構寒い。できるだけ濡れないように飛び石伝いで行くが、瑠璃さんはジャブジャブと元気そのもの。堰堤を左岸から越えて、しばらくは変化の無い川歩き。谷がそれらしくなってくると大きな淵が現れる。ニュウジャ淵だろうか。


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ニュウジャ淵?


左岸から巻いていくと踏み跡もあり容易。そして大きな岩を越えていくと前方に壁が迫ってきて、谷が直角に曲がりアメドマリの滝が落ちていた。


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巨大な釜に水を湛え、写真で見ていたこの滝のイメージと違いなかなか立派だ。


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瑠璃さん、たたずんで何かを想う。
実は、ポーズをとってもらったのだ。


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ゆっくりしてからアメドマリ滝の左側を登っていく。上から釜を見下ろすとこれまた綺麗な眺め。


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登ってみると目の前にまだ滝があり、左側を岩を掴んで濡れながら越えた。瑠璃さんがちょっと苦労しているようなので、上からスリングでお助け。


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アメドマリ上の滝、この上にさらに滝が。


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滑るとやばい。


ところが、深い釜があってさらに滝が懸かっている。さあどうしようか。私は右岸の岩を越えて巻こうと思ったが、瑠璃さんはそのままへつって行き水流の中へ突入。しばらく動きにくそうにしていたが、カエルのように張り付いて突破、お見事。それではと後に続くが、上から張り出した岩にザックが引っかかって動けない。もがいていると、スリングが飛んできた。瑠璃さん、ありがとう。


二人とも濡れまくったので、テンション急上昇で先に進んでいく。次に現れたのは、まるでバスクリンを撒いたような綺麗な淵、木漏れ日が差し込み、その美しい眺めにうっとり。


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そして、いよいよ三ツクラ谷との出合、正面に雌滝と上にも雄滝がちらりと見える。そこは、何とも素晴らしい眺め。輝く新緑と美しい水、雌滝両サイドの壁が、まるで翼を広げたように伸びていき、抜け出せないように感じる威圧感で迫ってくる。


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大きな岩に阻まれて雌滝の下部が見えないので、その大岩によじ登ってみると、浅いながらも綺麗な釜に水を落としていた。


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雌滝の巻きは、右岸の壁が切れる辺りまで戻って急斜面に取り付く。岩壁の上まで登ってから上流に向けトラバース、雌滝の上の川底が見えてくるが、瑠璃さん高いところを行ってしまっていて、ロープを出して降りてきた。


そして、巨大な雄滝が目の前に。いやいや、これまた迷滝に負けないほどの奇形、一直線に落ちた水が二つに分かれて広がり、下で合わさって滑り台のような溝を駆け下りてくる。最後は、水が解き放たれ裏見の滝を形成する。


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右へ行ったり左へ行ったり、下段を登って上段に近付いたりとゆっくりと楽しんだ。


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ここからは、上の林道を目指して右岸のルンゼを登っていく。先に出発した瑠璃さんを追いかけるが、ザレザレでなかなか前に進まない。こんなにザレたルンゼなのに瑠璃さんの進んだ形跡が全くなく途中から心配になってくる。


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ふと下を見ると、何故かオレンジのヘルメットの別の人が登ってきていて、頭に中は??状態(瑠璃さんのヘルメットは白と思い込んでいた)。最後は、急に壁が立ってきて岩が張り出している。ここは落ちたらただでは済まなさそう。慎重に登って林道に出た。


ところが、やはり瑠璃さんはいない。登ってきた張り出しに戻って下向きに呼ぶと、瑠璃さんの返事。あれ~、やっぱりさっきのは瑠璃さんなのか、どこで抜かしたんだろう。最後の際どい登りで苦労してそうなので上からロープを下ろした。


二人で林道に座り込んで大休憩、聞くとルンゼを少し上がったところで撮影していたらしく、それに気づかずに登っていったみたいで、ヘルメットはもちろんオレンジ。


最後は、谷へ戻って迷滝へ。今日もその巨大で素晴らしい姿を見せてくれた。


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日裏山本谷、ヒウラ谷、どっちが正しいのかよく分からないが、そこには素晴らしくも特異な形の滝が落ちている。アメドマリ、雌、雄、迷滝とどれもが特徴的な魅せる滝達だ。沢屋にとってはやや物足りないかもしれないが、滝好きには、たまらなく良いところかもしれない。


同行いただいた瑠璃さん、どもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH1
LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT1