2010年8月26-29日
北海道




思い出の地へ・・・

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今回の滝オフは、遠〜い遠〜い旅。
日程の確保等いろいろ問題があったが、なんとか都合をつけて25日の夕方、関空から千歳へと飛び立った。千歳でレンタカーを借り、26日の集合場所の道の駅「しかおい」まで走ったが、思ったより距離があって疲れた。さすがにでかい。


8月26日

朝になり、はんぺんさんとユカリちゃんと眠たそうな顔で挨拶。二人も同じく眠たそう。今日の目的地は、トムラウシ山の麓。とりあえず移動して、途中から一台で走り秘奥の滝の入り口に到着。




ルートが崩落しているとの情報からロープ、ハーネス等を準備してスタート。



遊歩道を歩いて、なんなく到着。特に問題となるような箇所はなかった。滝前へ降りると水量が多く、たちまちびしょ濡れ。初っぱなから水と青空と大きな虹に迎えられた。









次は、霧吹きの滝。こっちもルート崩壊の情報のために万全の態勢で臨むが、倒木があるくらいで、大きな崩壊はない。ただ、笹藪がものすごく、それは背丈よりも高かったりして不気味。一人では突入を躊躇するかもしれない。



多くの水を集める霧吹きの滝は、さらなる豪瀑。立つ場所も限られるほどで、撮影もままならない。とにかく凄い迫力の一言。





帰りにズルズルの斜面を移動して滝を見下ろせるポイントに出てみると、滑り台を滑ってきた水が飛び出すのがよく見えた。



この後、羽衣の滝へ行って、その滝壺を目指す予定だったが、豪雨のため天人峡への道が崩落し、残念ながら行けそうにない。協議の結果、この水量なら層雲峡も面白いかもと大移動することに。

走って走って層雲峡に到着。銀河・流星の滝とは30年ぶり、観光地ながら、その姿はやはり立派でなかなか素晴らしい。





流れを渡って滝下へも行きたかったが、濁っているし底の状態がよく分からないので断念。双瀑台まで上がると人も少なくゆっくりと楽しめる。

食べたかったとうもろこしが売っていたので、三人で食べながら雲井の滝や大絶壁を見てお散歩。ぷりぷりして実にうまいとうもろこしだった。



層雲峡も随分変わったようだ。昔は、今歩いているここをバイクで走っていたのを思い出す。学生時代の貧乏旅行、テントなんて贅沢なものはなく、食パンとさんまの缶詰で腹を満たし、銀マットと寝袋で野宿旅をした。今とは違うどこまでも続くダート、ロードバイクはうまく走れず、抜き去っていく四輪車の砂埃をかぶりまくった。

開陽台の絶景、原始的礼文島、オンネトーの水色、Tシャツとジーパン一丁で水も持たずに登ってふらふらになり、雪渓から流れ出す水に助けられた旭岳等々。標高の高いところで寝て凍えたり、夏でも風呂屋に行くとストーブが焚いてあるほど寒かった。暮れゆく層雲峡を歩いていると、そんな楽しかったことが蘇ってくる。あぁ〜、ピースサインがなつかしい。



層雲峡温泉で汗を流し、昔とは違う豪勢なめしで腹一杯。眠たくなってくるが、明日は、今回のメインイベント石狩白老滝、またまた大移動で白老町近くの樽前SAに日付が変わってからようやく着いた。


8月27日

夜が明けるとすぐに出発。今日は、くろぴそさん、ひこさんも合流して総勢5名と賑やかに。ポンベツ川沿いの林道は、巨大なゲートが閉まっていて車で入れないので、近くの公園に駐車して歩くことに。






林道を歩き、適当なところで笹藪を越えて川に降り遡行開始。穏やかな平流歩きの後、二股をポンベツ川から 別れ石狩白老川に入っていく。







次第に渓相がよくなってきて、前方に高い壁が見えてきた。事前情報では、大岩の乗越しが一苦労とのことだったが、紀伊半島の谷に較べると、その岩はまるでミニチュアで全く問題ない。






そして大岩壁に閉じられたところに石狩白老滝が登場、その特異な姿に全員が歓声を上げる。



高い壁の下の方に滝が落ちていて、ちょっと拍子抜けだが、それもそのはず、全ての水が壁から噴き出している。



ワイドに広がる水と独特の形が面白く、特に下から見上げる姿は、その高い壁と相まって圧倒的。壁に囲まれたそこにいると、遠くへ来た感が強く、なんとも不思議な感覚に満たされていく。





















結局、滝前で三時間程ゆっくりして引き上げた。温泉に入り、またまた大移動。小樽まで走って、晩飯は地元の海鮮もん。運河を散歩してくつろぐが、やっぱり眠たい。









そして、さらにさらに大移動で、またまた日付が変わって着いたのは、道の駅「よってけ!島牧」。おやすみなさい。


8月28日

今日は、賀老の滝。ここも林道崩壊で通交できないので、宮内まわりで迂回して到達。




しかししかし、滝への道も落石等で危ないと工事の人に止められてしまう。ここは、はんぺんさんの優しい人柄で「滝見にいくだけ」と交渉成立。助かった。滝見台からは遠いので、もちろん左岸を伝って滝前へ、滝見に行くだけです。



滝前に行くと期待以上の凄さにびっくり、スパッと切れた岩と大迫力の水が素晴らしく、それを大きな虹が彩っている。睡眠不足で眠たいのもいっぺんにふっとんだ。












この後、はんぺんさんは、仕事で札幌へ。さて、どうするか悩んだが、明日の社台滝とインクラが時間の関係でインクラは無理かもしれないと、今日のうちに社台の偵察もかねてインクラに行くことに。

そんな訳でまたまた大移動。インクラの滝は、新しくできた展望台までは遊歩道があるが、その先は川沿いに滝下まで進む。あいにく陰になっていて水量もちょっと少ない感じで残念。それでも滝下は、かなりの飛沫が降り注ぎ、体が濡れて寒くなってくる。







車に戻って社台滝への偵察に行く。幸いにもゲートは開いていたが、林道の地割れが酷く、トロトロ走ってなんとかアプローチポイントに到着。それでも、ここまで来ることができることが分かったので、明日の悪魔との面会に期待して温泉に向かった。

今日は早く寝られると思ったが、晩飯に地元の名物を食いたいやらなんやらで放浪。結局、寝るのはまたしても午前様になってしまった。明日も5時出発、目が痛い。



8月29日

最終日は、ぴなさんが加わって6名でますます賑やかに。インクラの滝の先の社台滝のアプローチポイントへ2台で移動して、そこから直ぐに入渓。




石狩白老川と同じで基本平流でジャブジャブと楽しい沢歩き。



少し岩が大きくなってくるが、皆さんヒョイヒョイと軽快に越えていく。それにしても苔が綺麗だ。






そして、目の前に社台滝の顔が「ウォー」という感じで立ち塞がる。


前衛の滝を越えて近付けば、これは何かの間違いか。





こんな滝には、全くお目にかかったことがない。穴と岩が作る奇形は、社台大地の作る奇跡の芸術、それとも化け物。あいにくの曇り空のせいで一層その不気味さを増している。




何故か変な人が、まだ仕事終わりませんか。


ゆっくりしていると、雲が流れて青空がのぞき日が差してきた。太陽に照らされた滝は、その姿を輝かしく一変させ、悪魔の顔からひょうきんな顔になっていた。










社台滝、この顔を決して忘れることはないだろう。






滝ヤとはなんだろうか。それは、ただただ滝との出会いに心ときめかす変わった人間かもしれない。しかし、その滝への情熱は、ステータス性を重んじる訳でもなく純粋極まりない。

若いメンバーとの滝行きは、乗りや体力にギャップを感じる時もあるが、目指すところは同じで、あっという間に時間が過ぎていく。北の大地で過ごした四日間は、かけがえのない宝物。それは、夏の終わりの素敵な素敵な思い出になるだろう。

ご一緒いただいた皆さん、どうもありがとうございました。



撮影機材


Panasonic Lumix DMC-GH1
LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT1
iPhone 3GS