2007年11月24日

奈良県 旧大塔村 舟の川 大谷

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II 

 

さあ何処へ行こうか、計画性がないのでいつも直前まで決まらない。大滝、紅葉、あまり遠く無いという条件で、行ったことないが大谷滝に決定。

大谷は、舟の川に北向きに注いでいて一寸向きが悪そうだが、太陽が高くなれば大丈夫だろうと甘い考えで車を走らせる。R168猿谷トンネルを越えて迂回路に入り、少し行ったところで、右より入る支谷奥にそこそこ立派な滝を発見。車を停めて近付くと滝まで踏み跡がある。時間があれば帰りにでも寄ろうと思いながら先を急ぐ。

 

そして篠原宇井線に入り、沼田原から小さな橋を越えて細い林道を走る。集落の中の集会所を探すが、発見出来ずに終点まで行ってしまう。車を転回させるスペースもなく、少しバックで戻り来た道を下る。下にあった集落の中かと探すがやはり発見出来ない。

行ったり来たりを繰り返し篠原宇井線まで戻ってしまう。再度地図を確認すると林道沼田原線は奥に行く程大谷に近付いている。やはり上の方に違いないとまた登って行く。最初の集落を越えしばらく走って道が右に曲がるとまた小さな集落に着く、すると直ぐに道沿い左手にそれらしき建物を発見。建物裏を確認すると階段があり一安心。

 

コンビニのおにぎりを2つザックに忍ばせ出発、階段をどんどん下っていく。この階段は樹脂のようなプラスティックのような材質で見たことがない変わったもので、この先のルートにも結構使われていた。

 

階段を下りきると小さな谷があり小橋を越える。他に道もなさそうなのでそのまま進む。殆ど高低差の無い良く整備された道が続いていて快調だ。赤く染まりきらなかった黄色の葉が無数に落ちていて、ここも今一かと思わせる。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II 

 

突然、前方の草木が大きな音とともに揺れた。ひょっとして奴かと落ちていた太い木を持ち、大きな声でゴジラの泣き真似をして応対する。これが効いたのかどうか、ガサガサと右上方に消えていった。昔、北海道の山に入ったときも何故かよくゴジラになった。しかし幸いにもまだ奴と遭遇したことは無い。

空は好天が続いているが、ここには全く日が届かず暗い、小滝のある支谷をいくつか越え進んでいくと赤く染まった落ち葉が増えてきて期待感が高まってくる。そしてまた階段を下ると大谷に到着。少し奥に雌滝が見えたので近付いてみたが、一寸しょぼい。戻って谷沿いの道を少し行くと道がなくなるので谷に降りて遡行する。悪いところは無いが岩の上の落ち葉に乗ると滑りやすく慎重に進んでいく。

 

大谷沿いはさらに暗く気が滅入ってくるが、前方に大谷滝が見えてきた。渓谷の流れの奥に見えるその姿は、似ている訳ではないが、上多古の洞門の滝や黒石谷の明神滝を思い出させる。しかし、何かおかしい、色が無い。赤や黄色は何処かへ行ってしまったようだ。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II  

 

滝下まで近付くとその姿が全貌を表す。やや水量が少ない為か落ち口で2条に別れた水が再度交わり一直線に落ちている。素晴らしい大滝だ。期待した前衛の木は全く色づいてなく残念。ここは秋よりも夏が似あうと思いながらも滝前でゆっくりと景観を楽しむ。しかし本当に暗くて寒く、冬がそこまで来ているのを感じさせる。1時間近くいると手も冷たくこわばってきた。引きあげるとしようか、心の中で別れを告げる。いつの日か綺麗に染まった姿を見せて欲しい。帰りに宮の滝が少し色づきを見せてくれた。

 

Nikon D40X  AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4.5-5.6G