2012年1月8-9日
大峰山脈




がんばったけど・・・


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今シーズンは、坪の内林道が通れないので、どこからアプローチするか。川合からのルートとかなり迷ったが、カナビキ尾根を選択。この時点では、大川口からは頭になかった。

熊渡からの林道は、双門滝への道だが、雪を踏みしめて歩くのは初めて。植林帯をジグザグと登っていくと、しだいに雪が増えてきてしんどい。



やがて、西側に白く輝く稜線が見えてきて青空も覗いている。



途中からスノーシューで登ってきたが、カナビキ最後の急登では、さすがに滑って苦しい。



栃尾辻からの道に合流して大休憩。少し薄いけど、綺麗な霧氷と雪面を照らす木漏れ日が綺麗で、やっぱり来て良かったと思えてくる。







ここから尾根伝いに直登すれば、綺麗なのは分かってるが、かなり疲れていたので雪帽子を見ながら巻き道を行く。稲村もクッキリ。







そして、巻き道を登り切ると、待っているのは、最高に美しいあの森。先へ進まなければならないが、この眺めを前にそそくさと通り過ぎることが出来るはずがない。









目映いばかりの白だけの世界とそこから見上げる碧のコントラストは、何度訪れてもため息ものの素晴らしさ。霧氷がサラサラとゆっくり落ちてきて、差し込んだ光が透過し、キラキラと輝く。嫁さんは、その様子を動画で撮影して大喜び。









頂仙岳の巻きに入ってもまだまだ綺麗だが、霧氷もしだいに薄くなって着雪が目立つようになってくる。








高崎横手出合の手前で昨日から来ているという単独の方とすれ違う。弥山まで行くことを告げると「トレースつけときましたから」と言われるが、まさかそんなことはないだろうと思う。

高崎横手出合に着いて明星ヶ岳へと続く森の中を見ると、やっぱりトレースはなく、ふかふかの雪面だけが見える。時間は、お昼過ぎ。狼平経由で行けば、間違いなく弥山に到達できるだろう。でも、わが家にその選択肢は全くなく、休憩の後、なんの協議もためらいもなく森に入っていく。





目標の山が見えてきて、空が大きく広がり開放的。霧氷やエビの尻尾は、昨シーズンほどの厚みはなく、ちょっと残念。それでも、冬場は殆ど人の入らないここは、極上の静かさと美しさ。









がんばって歩いているつもりだが、思ったより距離が稼げない。雪が柔らかくて一歩一歩が重いし、スノーシューでさえ何回も股までズボってしまう。





やがて、森が黄色く低い光に照らされだし、だんだんとドラマティックになっていくが、それは同時に弥山まで到達できないことを意味する。なんとか弥山辻まで来たが、諦めるときがきたようだ。







テントを張ろうと雪を一生懸命固めて整地。やわらかい雪は、なかなか手強くしんどい。

気がつくと、一段と低くなった光が森を見事な色に染めていき、ほんの一時の至福の時間が訪れる。慌ててズボってずっこけながらも斜面を降りると、八経の後ろにお月様が浮かんでいた。





やけに暖かいというか暑い夜が明けるとガスに覆われていた。



テントでゆっくりと朝飯を食いながら様子を見るが、状況は良くならない。これでは、12月の時と変わらないだろうと、八経を越えて弥山に行くのは止めて引き返すことに。



降っていくとガスが少し晴れてきて頂仙岳が。



さらに降ると弥山の上にも少し青空が見えてきた。



カナビキの急降下は、スノーシューでずり落ちていたが、邪魔くさくなってきたので尻セード。





二日目の天気に恵まれず、登頂せずに下山したが、「明星周りで弥山へ行く」、その意志と計画に悔いはない。でも、明星から八経へ続くあの素晴らしい尾根を歩けなかったのは残念でならない・・・



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GX1
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.

Canon PowerShot S95