2012年7月8日
本沢川 黒石谷




美渓に酔って・・・


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黒石の霞滝、もちろん上から眺めても素晴らしいが、まだ行ったことのない直下から見上げてみたい。それを叶えるべく、暑〜い夏に谷に入った。

ゲートを越えて林道を行き、続く杣道を歩いて行く。





そして、沢に入って遡行を開始、今日は、ドンドコ沢でご一緒した驚異の新人敬語さんの沢デビュー。これが、その決定的瞬間。



でも、水に入ったのは一瞬で、左岸を大きく巻いて、末広がりな美瀑へと降りる。



豊かで美しい水を湛えた壺が素晴らしく、スイスイポーズをしてみるが、みんな泳がずに左岸から越えて行った。



滝上へ出ると、狭い谷間に白泡が躍動し、滝となって突き上がっていくのが見える。その素晴らしい渓相に心癒される想いは、何度来ても同じだ。





左岸を少し高く越えてもいいが、水量多い流れを念のためロープを出して対岸へ渡ると、これまた大きな釜を持った滝の前。







その水は、鮮やかで濃い緑でありながら、その際立つ透明感は、底石までスコーンと見えている。



右岸から巻き越えると、男女滝。う〜ん、水量多いかも。





右岸から越えて、明神滝下の大きな淵を前に一瞬止まるが、もとなかさんが先陣を切ると、次々と泳いで突破。





そして、大岩をよじ登ると、いよいよ明神滝。



まさに爆裂、飛び散る水飛沫が、その美しい滝壺を覆い隠し、見る場所によって違う虹を幾本も架ける。みんな有頂天になってあっちへウロウロ、こっちへウロウロと忙しい。







落ち着ける場所すらなく、体はビショビショだが、降り注ぐ光を浴びて、なんともいえない心地よさ。







巻きは、もちろん簡単な右岸から、明神滝を越えると谷は穏やかな表情になり、相変わらずの良い天気に明るくキラキラと輝いている。







扇滝も豊かな水が大きなカーテンを作り、滝好き達は裏へ廻ったりして、ここでも大暴れ。中でも最も元気なのは、敬語さん。













右岸から安直に巻いて杣道に出るが、ちょっと際どいところを降りて、直ぐに谷に戻った。



ここからは、次々に現れる淵に溜息が出るばかり、今更ながらその美しい営みに驚嘆せずにはいられない。













左岸に入る深切谷を過ぎると、さらに両岸高く狭くなってきて、その先には、またまた素晴らしい淵が待っていた。





その輝きは、まるで川底で何かが光っているのではないかとさえ感じるほど神秘的。深いゴルジュに光りが届く、ほんの一瞬に出会えたのかもしれない。



美しさとは裏腹に思ったより流れが速く、一生懸命泳いでこの淵を突破。





さあ、霞滝が見えてきた。あと少し、大きな岩が転がる中をパズルを解くように抜け、霞滝に到達した。





ゴルジュの行く手を塞ぐように立ちはだかる姿は、圧倒的。豊かでワイドな白布の前に立つと、息遣いまで聞こえてくるようで、その途切れることの無い脈動は、まるで生きているかのようだ。





これまでとは違い、光の届かないゴルジュの底は、濡れた体には厳しく、直ぐに寒くなってくる。輝く滝頭に陰りが見えた瞬間を狙い心を込めてシャッターを切った。





黒石谷は、いつ来ても豊かな水が流れ降る魅惑の美渓。そんな美しい水に飢えた時、また訪れていることだろう。

敬語さん、ひこさん、まいさん、もとなかさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.

Panasonic Lumix DMC-FT3