2012年10月8日
只見川



大失敗・・・


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秋田から爆走してミニ尾瀬公園に着いときには、もう朝の4時を過ぎていた。そして、秋田が思ったより暖かかったのもあって、ここは、やけに寒く感じる。気温は、限りなく0度に近いのではないか。殆ど寝る時間がないが、少しでも横になろうと、テントを張ってシュラフに潜り込んだ。

寝たのか寝てないのか、すっきりしない頭で外に出ると、あっきーさんがいて、ご挨拶。そして、ピカピカのあっきーさん号に乗せてもらって、御池に移動。

さあ行こうと歩き始めるが、連夜の寝不足でフラフラ。あっきーさんは、もちろん、がぶんたきさんとmatsuさんも元気そう。若いもんには、着いていけないといった感じ。



日が当たっているところは良いが、日陰になっているところの木道が凍りついていて、ちょっと大変。半身になったりしながら慎重に進むが、「ワァー」とか「アー」とか朝から大騒ぎ。



三条の滝へと続く燧裏林道と呼ばれる道は、時折湿原が広がるが、概ね樹林帯の中。「もっと広大な湿原風景は、どこや」と聞くと、それは、尾瀬ヶ原でここには無いらしい。下調べもせずに期待していたが、ちょっと残念。

最後は、どんどん降って、三条の滝の観瀑台に到着。



観瀑台から滝を撮影できるのは、噂どおりに角っちょの一カ所のみ。とりあえずFTでパヒョ〜ンと撮影するが、天気が良すぎて、逆光線と明暗差で撮りにくい。



光線状態も良くないしで、観光客で溢れる観瀑台の端っこで大休憩。座り込むともう起き上がれないような気がしてくる。

日差しがだんだんと滝下へと下がってきているのを見て、「行くか」と、重い腰を上げ、装備を調えて西へ張り出した尾根を降って行く。手がかり足がかりは、しっかりしているが、それなりに高度感があり、慎重に下降。







狭いが平坦な開けたポイントまで降りると、観瀑台よりも滝の全貌が良く見えて、壮大な眺めが目の前に展開。



馬蹄形に抉られ、立ち塞がった壁に落ちる大きな瀑水は、我が目を疑う素晴らしさ。

圧倒的な壁は、豊かな木々に取り囲まれ、威圧感のみならず、自然感満点。落差はもちろんだが、その幅の広さも随一。さらに、その水は、満々と水を湛えた大きな壺へと吸い込まれていく。

大瀑にありがちな、植生に乏しい岩ばかりの壁、滝壺がない大岩ごろごろの荒れた滝下。三条の滝は、そんな滝達とは、対局の素晴らしい姿をしている。



ここから滝壺へと下降する訳だが、間違ってとんでもないところを降りてしまった。普通なら良く確認してから下降するが、あまりに疲れていたのもあって、適当に降りていったのが失敗。

ブッシュをかき分けながら降りて行った南側斜面は、聞いていたのとは違い、相当壁が立っていて、簡単に着地できそうにない。頼り無い支点にもう一本ロープを結んでさらに降りて行き、下へと伸びる細いルンゼに入って下降を継続するも、最後は、スパっと切れていて、やはり無理。右へ左へウロウロしながら弱点を探すが、見つからない。

唯一、西へと延びる歩いて降りてきた尾根の延長線だけが、傾斜が緩そうで、そこまでトラバースすれば大丈夫そうだったが、確保なしでそれを実行するのは、自殺行為以外の何ものでも無い。


下降途中から


一本目のロープの下まで登り返し、笛を鳴らしてmatsuさんに降りてきてもらうが、やはり違うだろうとの意見。

疲れた体に鞭打って上まで登り返し、灌木が茂っていてよく見えない尾根の延長線を確認すると、そこには、はっきりとルートが延びていて、なんとトラロープまで付いていた。

仕切り直しと言いたいところだが、それぞれ帰るための時間があり、残念ながら、またの挑戦ということになった。



滝壺への下降は失敗に終わったが、その滝姿は、とても素晴らしく、三日間の内で一番の衝撃だったかもしれない。

何回か訪れたことのある三人が、口を揃えて「今日は水量が少ない」と言っていたが、それとともに「今までで一番美しい三条だ」とも言っていた。

あっきーさん、がぶんたきさん、matsuさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

Panasonic Lumix DMC-FT4