2008年8月31日

奈良県 十津川村 親の谷 

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

少し雨が降った。渇水ぎみの山はどうなっているだろうか…

 

 

天候が良くないかもしれないが、前から行きたかった中ノ又大滝を目指し車を走らせた。旧道から林道に入り、親の谷方面に進んでいくと立派な取水施設らしきものがあり、そこから未舗装となった道が上に続いている。車止めがあるらしいが見あたらないので、ダート道をさらに上って行くと一台のKトラが止まって道を塞いでいる。

 

二人の方が下の川から上がってこられ、「ここは入ったらあかんで、どこ行くんや」と聞くので、「滝を見に」と答えると親切にもいろいろ教えてくれる。「ここらで大きいのは中の滝や、そこの先から右に入っていったら行ける。」「一時間半はかかるなあ、いや一時間半ではよう行かんやろ。」「 蛭やアブが一杯や、そんな格好で行ったら大変やで」とのこと。「ん、中の滝?この格好で行くんやけど」と心の中で答え、戻って取水施設手前のスペースに止めさしてもらう。

 

ここから、親の谷右岸の水際を行くと直ぐに中の又谷の出合、そこから中ノ又谷に入っていく。中ノ又谷は、ちょろちょろ流れる小川といった感じで、この先に大滝があるとはとても思えない渓相だ。伐採の木で歩きにくい植林の中をどんどん進んでいくと、沢らしくなってきた。ジャブジャブと気持ちよく歩いていると滝が現れ、ネジ滝かと思うがよく分からない。左側が登れそうな感じがするが、落ちると大変なので、少し戻って巻いて越えた。そして滝の出現を予感させるように前方が明るく開けてきて、右に曲がると、どど~んと大滝が登場、出合から40分で中の又大滝に達した。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

上段と下段の落ちる方向の違いが何となく違和感がある独特の姿で、左から正面、そして右へと回り込むと、見せる表情が変わり面白い。ゆっくりと豊かな水を満喫した。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

出合に戻って、さらに親の谷上流を目指した。林道に上がり歩いていくが、これが結構きつい。右に橋を越えてアメドマリ滝へと続くと思われる道があるが、そのまま左俣の北又谷へと入っていく。

 

中ノ又大滝は、思ったより近かったが、北又の滝は直ぐと思っていたので以外と遠く感じる。谷が暗く狭くなってきて、左岸壁に落ちる北又の滝が見えてきた。30m程の落差のなかなか立派な滝で、上部に光りが注ぎ輝いていた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

親の谷と北又谷の出合まで戻り、親の谷右岸沿いの踏み跡を辿るとひっそりと落ちるアメドマリの滝、穏やかで美しい渓相の親の谷だが、植林等の影響か何となく人臭さを感じるところだった。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

帰りに下流の雌滝、雄滝にも寄ってみようと旧道の橋のところの左岸から入っていくが、なかなか険しく傾斜も強くてびっくり。岩を越え、抜けた斜面を木を掴んで際どく進んでいくと、岩の詰まったチョックストーン滝が登場、小さいながらも迫力があり、午後の光りを受けて輝いていた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

さて、この滝は何滝、写真で見た雌滝、雄滝と似ているような違うような、記憶があいまいでよく分からない。左岸の岩を登ると、ここも際どく、帰りに降りれるか心配になってくる。この上も大岩が詰まっているが、よく見ると太い鎖が懸けられ、岩に打ち付けられた足場が続いている。これを利用して登って行くと枝谷が右岸に滝となって注いでいるのが見え、その上にも小滝、この小滝は記憶の雌滝っぽいが、またまた分からない。

 

PENTAX Optio W60

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

しかし、この連瀑帯は見事で急傾斜の谷に美しく迫力の景観を作っている。この小滝の上には、急な左岸を巻いて行けそうで、雄滝があるのかもと思うが、やはり分からないので戻ることにした。心配した降りは、この小滝の下から左岸沿いに巻き道が続いていて簡単に戻れた。親の谷は、沢登りでも情報がなく無視されている。しかし、この谷を下から本格的に遡行すれば面白いかもしれない。