落書き

遅れに遅れていますが、残してゆきたいと思っています。

池郷川 ゴルジュ下部

池郷川 ゴルジュ下部

2018年7月14日 大峰 池郷川 魂を揺さぶられて… 池郷川は、かつて「その魅力のすべてを兼ねそなえている数少ない渓谷の一つ」と讃えられたところ。そんな池郷川にまたやってきた。 この日のお題目は、昨年に訪れた池郷川ゴルジュの上中部に続く下部。もちろん、今回も下降作戦な訳だが、下部のそのまた最下部には不動滝をかけるゴルジュがあり、簡単ではないことが予想される。不動滝といえば、2013年7月13日の夜、「俺は沢ヤだ!」の成瀬さんにお会いした時、成瀬さんが酔っ払いながらも、その日登攀された不動滝について熱く語られていたことが思い出される。...

大黒構谷(オングロコ谷)

大黒構谷(オングロコ谷)

2018年6月18日 大峰 白川又川 大黒構谷 らしい滝景色… この日、目指したのは、漢字で大黒構谷とも大黒河谷とも書かれる谷、どちらが正しいのか本当のところは良くわからないが、読み方はオングロコ谷らしい。 オングロコ谷は大峰を代表する白川又川右岸に入る支流。そこへのアプローチは白川又川沿いに延びる林道を進むのが簡単だが、今はもう車で入ることができないので、長〜い林道歩きが待っている。 出発してしばらくで十郎谷出合。 そして、壁の下に穴を開けたような手掘りのトンネルが現れる。 トンネルを抜けた向こうは明るく、何か素敵な世界につながっているよう。...

橋の谷

橋の谷

2018年6月3日 南紀 十津川 橋の谷 静かな巨瀑… 橋の谷は、十二滝がかかる谷の一本南の谷。70mとされる布引滝とそこから下流に続いているゴルジュに入ることを目的に、今回も下降作戦。 橋の谷出合から少し南西に金属階段があり、そこから橋の谷右岸尾根を辿って布引滝より上流と思われるところに降り立つ。 ふ〜っと三息くらいした後、連続する滝の下降を開始。 そして、大きな滝から直ぐ上に続く滝を降って高度感のある落口に立つ。 先を覗き込むと、10mくらい下に一旦止まることができそうな棚があり、まずはそこまで下降。...

ツキ谷

ツキ谷

2018年5月26日 台高 東ノ川 ツキ谷 巨大… 月谷は有名な千尋滝がかかる谷。そればかりではなく、千尋滝の上には美しい壺に注ぐいくつかの滝がかかるらしく、今回は、それらの滝と千尋滝に迫ることを目的に下降ルートで計画。 月谷に降り立つために、出合からR425をもう少し北上し、地形図で確認できる谷の北側にある破線道の取り付きを目指す。実際に歩いてみると、道型は破線道が記載されている谷沿いではなく、少し北の尾根上に続いていた。途中からP653を目印に南西へと方向を変えP653から南へと下降すると、着地点として考えていた吊り橋にうまく到着。 降り立った月谷は穏やかな渓相。ちょっとショボいかも。...

竹原谷

竹原谷

2018年5月3日 大峰 北山川 竹原谷 雨の後に… 最終日は江戸切子さんと私の二人。降り続いた雨が上がって、チャンス到来といった感じの爽やかな朝を迎える。 この日の狙いは、80m以上あるような大滝がかかっているらしい竹原谷の左股。竹原谷に入って二俣から左俣を見ると、連瀑を流れ降る水量が良い感じ。 小滝を越えて次の滝も巻きこえるとまた滝。下の滝はやり過ごした(帰りに撮影)が、ここでは二条の美しいたたずまいに惹かれてカメラを出す。 この滝の突破は、左岸小さ目の巻きルートを模索。ところが、これが意外と難儀で、ちょっと苦労して滝上ヘと降り立つ。すると、先に見えるのは壮大と言えるような見事な眺め。...

アナギの滝、デンガラ滝

アナギの滝、デンガラ滝

2018年5月2日 台高 又口川本流支流 矢ノ川支流 雨の前に… 今にも雨が降り出しそうな天気のため、この日の計画も変更し、向かったのは又口川。目指す滝は、高峰山の北西面、又口川の右岸支流にかかっていた。 緑に包まれた特徴のある岩盤上をサラサラと水が流れ、浅いながらも湛えられた美しき水が支える。みんな、魅惑的な姿に引き込まれるように、きれいきれいを連発。 アナギの滝という素敵な滝名は、どこから来たのだろうか。それを知りたいところだが、ヒントとなるようなものすら見つけることができない。...

清五郎滝の上

清五郎滝の上

2018年5月1日 台高 銚子川 不動谷 ゆっくりと… 朝の目覚めが、何時頃だったかを思い出すことはできない。前日に嘉茂助谷からの帰還が遅くなった我々は、計画通りに動けるはずもなく、お昼近くまでウダウダと過ごす。 そんなことで、向かったのは銚子川不動谷の清五郎滝よりも上流にかかっている滝。着いた直後はまだ良かったが、直ぐに光が差し込まなくなってしまう。 右岸から巻いて、さらに上流の滝へ。巻き途中から見ていた限りは光がある感じだったが、着いた頃には完全に陰の中。先にこっちへ来ていればと悔やんだ。 まあ、ちょっと残念な1日になってしまったが、こんなゆっくりとした日もあるだろう…...

千尋谷〜嘉茂助谷

千尋谷〜嘉茂助谷

2018年4月29-30日 台高 宮川 大杉谷 千尋谷 嘉茂助谷 知られざるニコニコ滝… 2018年GWのメイン計画は、嘉茂助谷にあるらしいゴルジュの下降。昨日からの3名に、あっきーさんと江戸切子さんが加わり総勢5名。下降のために用意した大そうな道具を手分けして担ぐ。なぜか、さらに瑠璃さんもいて、途中までご一緒することに。 大杉谷は新緑な時、その綺麗な眺めを楽しんでと言いたいところだが、重い荷物にヒーヒー。 ようやくという感じで千尋滝が望める東屋に到達し、大休憩。逆光線のために霞む千尋滝は、それなりに水量がありそう。...

不動谷 F1

不動谷 F1

2018年4月28日 台高 銚子川 不動谷 思ったより大変… 2018年のGW、6日間続く予定の初日は、ゆっくり目に集合して銚子川へ。白倉林道が不動谷を跨ぐ少し手前、トンネル横から延びる巡視路らしき道を辿る。 不動谷F1の落口近くには簡単に到達。先ず小さ目の滝が落ちていて、それに続いて大きな落ち込みが見える。一つの滝と見なすか連瀑と考えるかは難しいところ。直ぐ上と遥か下には人工物がある。 そして、右岸上の木々の隙間から滝の流れを確認し、適当なところから下降開始。...

清五郎滝について

清五郎滝について

滝名、そして谷名… 台高銚子川支流にかかる清五郎滝は、どのような滝でしょうか。清五郎滝は、この谷にかかる滝の中でもっとも落差がある滝のことを指し、ひとつだけしか存在しません。その他にも巨瀑がかかっていますが、それらの滝は清五郎滝ではありません。これはもう大阪わらじの会の記録を初めとして、明らかであると考えられます。 そして、この谷の名称は不動谷、小谷小屋谷、清五郎滝川と諸説あり、本当のところは良く分かりません。以下に谷名についての私の考察を記します。興味のある方は読み進めてください。 小谷小屋谷...

爺ヶ岳

爺ヶ岳

2018年3月24-25日 北アルプス 苦しき先に… かつて、大峰の岩屋谷を一緒に遡行したS君とひさ〜しぶりの山行。岩屋谷へ行ったのは2008年の夏、苦労に苦労したことが思い出される。あれからもう10年近く経ったのか。 今回は、冬期限定ルートとされる東尾根から爺ヶ岳山頂を目指す。登山口は鹿島山荘裏からということで、ウロウロと探して適当に進み、どこから取り付こうかと、またウロウロ。のっけからズルズルと滑りやすい急登にヒーヒーするが、穏やかな尾根に出て一息。 しばらくすると爺ヶ岳を見上げる絶景が続く。...

大日ヶ岳〜天狗山

大日ヶ岳〜天狗山

2018年3月17日 両白山地 ガリガリ… 比較的近くて雪がありそうなところ、そして何より安直路線で考えて高鷲スノーパークから大日ヶ岳、天狗山に登ってみた。 この時期に1700mの標高では、ガリガリの雪質だった。もう2500m程度まで上ないと冬感は味わえないのかもしれない。しかしながら、圧倒的な白山をはじめ、スケール感のある眺めを楽しみながら歩くことができる良いところだった。厳冬期であれば、さぞかし素晴らしのではないだろうか… 撮影機材 OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II LUMIX G VARIO 14-140mm /...