2013年4月29日
小口川 滝本北谷



求めるものは美・・・


PHOTO GALLERY


本谷の次の日は、北谷。まいちゃんが帰ってもとなかさんが来て、またまた五人で崩壊した林道を歩いて行く。

本谷と同じで北谷も初っぱなから滝が迎えてくれる。静かに落ちる筆藪滝を藤の花が彩っていた。



猿手滝と部屋滝では、二班に分かれて大撮影会。



私は、寝不足がピークに達したのか、どうにもしんどい。それでも前回とは違う写真を撮ろうと、がんばって数カット撮影。



部屋滝の右岸を大きく巻き上がっていくと、木々の間に部屋滝の壺が見えてくる。



岩から身を乗り出して覗き込むと、美しい水を湛えた空間に光と影が織りなし、なんとも神秘的。



爆裂して落ちていく水の勢いも何時もながらに素晴らしい。



溜湾殿滝では、大きな壺に光りが差し込み、透明感を際立たせている。その美しい水のゆらぎに疲れた体がとても癒される。







水が走るナメ床を歩いてケヤキ原滝に着くが、明暗差が強いため飛ばして次ぎに向かう。今日は、比丘尼滝まで行かずに亀壺滝から引き返して、いい状態の時に撮影しようという作戦。



屏風滝では、みんなエンジン全開。前へ後ろへ、右へ左へと大忙し。







亀壺の壺は、もちろん美しく、独特の模様を作って落ちてくる流れも面白い。







WATAさんが、壺に手を突っ込んで何やらしているので、はんぺんさんと私も加わり、三人でFTを突っ込んで一生懸命撮るが、なかなかうまくいかない。そお〜っと水に沈ませ、シャッターを切ること数十枚。なんとか一枚写ったかな。



ケヤキ原滝まで戻ると、期待通りにフラットな光線状態。優雅で美しい姿が浮かび上がり素晴らしいが、2011年5月に強い光線下で撮影した写真も躍動感においては、勝っているかもしれない。





撮影時は、少し元気になるが、歩き出すと、やはりふらふら。難所の無い北谷の全てが難所のようにさえ思えてくる。計画では後二日あり、最終日には今回のメインイベントが控えているが、体力的にどうにもこうにも難しそう。こんな状態で厳しいところに行っても遭難に繋がりかねないので、非常に残念ながら離脱することを決めた。

豪瀑こそ無けれど、これぞ滝本と呼びたくなるのが北谷。水、緑、岩、それらが調和する美しき渓は、とても大切な宝物。

あっきーさん、はんぺんさん、もとなかさん、WATAさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-G5
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT4

8 コメント

  1. まい

    屏風滝の写りこみがすごく綺麗で、
    写真に見とれてしまいました!
    映画とかゲームの世界みたいです^^*

  2. もとなか

    「揺蕩う」はこの日のパンダさんの状態の事なのでしょうか。
    亀壺の撮影時のパンダさんの笑い声は谷中に響き渡るほど大きくて元気そうな印象でしたが。

    個人的には北谷の方が好みなんですが燈明滝は再訪せねばならないのでまた滝本には行かねばなりません。
    ガマ谷も未訪なのでセットで。

    ケヤキ原・屏風は南紀でも屈指の美瀑だと思っています。

    南紀のもうひとつの屏風も泊で行きたい所です。
    機会があれば是非よろしくお願いします。

  3. パンダ

    まいさん

    屏風滝は、なんとも不思議で魅力的です。
    ちょっと見る位置を変えるだけで映り込みもかなり変わります。
    今回は残念でしたが、機会があればまた行きましょう。

  4. パンダ

    もとなかさん

    はい、この日の私の状態です。
    気持ちは落ちてないので、滝前では元気になりますね。
    南紀には、ケヤキ、屏風のみならず、まだ会ったことのない美瀑が、いっぱい残ってると思います。
    またよろしくお願いします。

  5. 臆崖道

    ケヤキ原滝は、同じ晴れの日に撮影されたのに、確かに全く別物のように変わりますね(私も躍動感を感じた絵を撮れたと自負していたので、目からウロコでした)。光線の位置、角度でまるっきり変わることが、今更ながらわかりました。

    しかし全ての滝(釜も含む)において、私は負けています。まるでレベルが違いますわ。まあ勝ち負けなどはないのですがw

  6. パンダ

    臆崖道さん

    そうですね。一瞬たりとも同じでないのが滝の魅力かもしれませんし、眺めるだけでなく被写体としても面白いのだと思います。

    この日は、ピストンの計画だったので、当初からケヤキ原滝を帰りに回すことになってました。帰りには、やや雲が湧いてきて、さらに柔らかい光になってたように思います。

    光線の状態のみならず、水量、風などなど、変わる要素が多くて、なかなかベストな状態を拝むのは難しいですが、おっしゃるように勝ち負けなどではなく、いろいろと楽しめればいいんではないでしょうか。

  7. ぶら

    パンダさん、お久しぶりです。
    また来ましたが、なんとなんと、すばらしい滝を、すばらしい腕で
    切り取っていますね。
    あこがれますね。
    少し徘徊して帰ります。(笑)

  8. パンダ

    ぶらさん

    ありがとうございます。
    滝を撮るということ自体が面白く、時間が経つのも忘れてしまいます。

コメントを送信