2013年6月16日
古川 岩屋谷
紀伊の沢へ行きたい・・・
雨の降らない紀伊山地。14日時点の予報では、15日は雨になっていたが、降水量的には0mmで、あまり期待できないと思っていた。ところが、15日になってみると、結構な雨が降っていてびっくり、急遽予定を変更して奈良奥地へと車を走らせた。
今回は、渓游会の遡行に参加させていただいたのだが、もともと大所帯らしかったところにキンゴさんに無理をお願いして、私と嫁さんがドタ参になったので、総勢14名。不動橋から不動滝を見ると、落口近くを二名のパーティが歩いていて、そのパーティは、「俺は沢ヤだ!」な人らしくてびっくり。
右岸から入って行くと、不動滝右岸壁の裏に不動滝から別れて落ちる滝、下段を登ってから左の樹林帯に入って巻くと不動滝の落口。
斜滝を越えていくと、美しい滝が二つかかる二又。
過去二回、右の滝の左岸から巻いたが、今回は二つの滝の間を登って左の滝の落口へと乗るルート。キンゴさんが、トップで突破してロープを張ってくれるが、なかなかデンジャーで痺れる。
滝上にも直ぐに滝があって、これは秘瀑かも。
この滝の左岸斜面を登ると大きな壁に当たるが、壁の下には「歩いてください」と言わんばかりのバンドがあり、岩屋谷右岸壁上へとうまく続いていた。
壁と壁の隙間に見えてきた銚子滝は大迫力。滝はもちろん、舞い上がる水煙が逆光線に輝いて凄い眺め。
懸垂で谷へ降りると、さらに凄い。事前にキンゴさんとルートの話をしているときに、このルートはいいと言っていたが、本当に素晴らしい。
左岸壁を巻き上がると、覚えのあるルートに合流。そして銚子滝が目前にドドーンと登場。
前に左岸から巻いた銚子滝は右岸巻き、こっちの方がずっと安全で素直かもしれない。銚子滝の上も素晴らしいところ、ゴルジュった中を躍動する水が眩しい。
上の大滝も水量豊かで迫力の滝姿。滝下で全身シャワーを浴びてから巻きにかかる。
この左岸ルンゼの巻きが長くて嫌なところ。浮石が多く落石に注意しながら慎重に通過。
斜面を降ると最後の難所のY字滝。ここもキンゴさんが突破してくれるが、ロープがあっても人数が多いと、それなりに時間がかかる。最後尾あたりで自分の番になるが、もうロープ頼りでガンガンと登った。
石垣が出てきた穏やかなところで飯タイムの後、杣道を辿って下山。この杣道は、ガレに埋まっている部分が増えたかもしれない。
久しぶりの紀伊の沢は、最後まで良い天気で、何より豊かな溢れるような水が素晴らしかった。
渓游会(O浦さん、えのっきーさん、キンゴさん、スマイルさん、ミンミンさん、めぐわんこさん、yama2さん、ワクさん)の皆さん、そして、pamuさん、ひこさん、まいさん、もとなかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-GH3
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
Panasonic Lumix DMC-FT3
Panasonic Lumix DMC-FT4