2008年11月2日

三重県 松阪市 飯高町 蓮川 ヌタハラ谷  

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

合わせて100mの夫婦滝、紅葉映える50mの不動滝、蓮川奥地の秘瀑を訪ねた…

 

 

ヌタハラ林道に入って入山地点であるカーブを過ぎ、さらに上に車を走らせる。今日は、無理をしないで不動滝までの遡行予定。夫婦滝を遠望できるという林道の下山場所を確認しに行く。まだかまだかと起伏のあるダートを登って行くと二股の先の広いところから夫婦滝らしきものが見える。

 

帰りはこんなに林道を歩くのかと思いながらカーブの入山点に戻って出発。左岸の杣道を行き、しばらくで谷に降りて入渓。綺麗な淵や小滝が次々に現れるが、特に悪場もなく滝近くを快調に登って行く。

 

PENTAX Optio W60

 

PENTAX Optio W60

 

やがて夫婦滝下段と思われる滝に到着、折れ曲がった先に続いているらしい上部は全く見えない。下段だけだとあまり見応えがないかもしれない。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

ここからの巻きが結構微妙という噂、見えないので巻きのイメージが全く掴めないし、うまく巻かないと上段の滝も見れないらしい。左岸の大きな枝谷に入り弱点を探すが、立った壁にそれらしき目立ったポイントは無い。しかたがないので適当なところを木の根を頼りにモンキークライムで登っていく。本谷方向に戻る感じで登り、出てきた踏み跡を拾ってトラバース気味に行くと、上段の滝が見えてきた。ここからもう少し降りて滝に近付き、壁の途中に立った。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

これ以上は降りれないが、ここからの眺めは、なんとも素晴らしい。70~80mとも言われるが、ぱっと見、100mはあると感じる大滝、水量が少ないものの壁を伝う水が、小さな壺に吸い込まれていく。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

ここからさらに登り、高度感の増す中、最後はまたまた際どい登りで落ち口すぐ上に出た。夫婦滝から上も小滝の連続する美しい渓相が続いている。

 

PENTAX Optio W60

 

PENTAX Optio W60

 

秋の低い光りがようやく差し込んでくる頃、上部の色づきが見えてきた。そして不動滝の登場、明暗が強いが、青空と紅葉をバックに水が拡散し、下部の岩で砕けて広がっていく。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

不動滝も珍しい裏見の出来る滝、ズルズルの斜面を登って裏からカーテン越しの紅葉を狙ったが、水量が少なくちょっと残念。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II

 

ゆっくりと過ごした後、下山を開始、左岸を適当に登ると杣道に出合うので、そのまま降って行くと、どんどん明瞭となり、とても杣道とは思えない程の良い道が続いている。折り返しを繰り返しながら最後はちょっとした伐採地を降って、最初に確認していた夫婦滝の遠望地点に飛び出した。

 

午後の暖かい日差しを受けて林道を降って行く。林道沿いにも時折現れる赤く染まった木々が、深まる秋を感じさせた。

 

7 コメント

  1. ふぇるめーる

    パンダさん

    こんばんは!
    沢登のスキルもだいぶUPされたご様子ですね。
    高所ビビリ症の私にはとてもそんなモンキークライムする場所には行けないと思います。
    夫婦滝の全貌写真は余りUPが無く、今回初めて全体が拝見できました。大変高度間があり、吸い込まれそうな滝壺が神秘的です。
    不動滝も水量があり、綺麗な紅葉と空とマッチして素晴らしいと思います。
    いつか有志で紀伊半島滝の写真展など出来れば嬉しいですね。(まあ私がやると企画倒れですが^^)

  2. パンダ

    ふぇるめーるさん
    夫婦滝の巻きルートは、もう少し高度感がありますが、白傘滝への最後のアプローチに似た感じです。木の根っこ等がしっかりしているので、慎重にいけば大丈夫とは思います。
    沢登り、やはり難しいです。安全を考えると装備が重くなり、体力に響いてきます。以前はもっと軽装で今から思えば無謀でしたが、行動は軽快だったかもしれません。
    有志での写真展、実現できれば最高ですね。

  3. 三重の汚点

    こんばんは~
    ヌタハラ谷にいかれたんですね~
    やっぱり夫婦滝の上段は滝壺にはいけないんですね
    やはり巻きは厳しいみたいですね

    ちなみに林道の荒れ具合は乗用車でも可能なレベルでしたか?

  4. パンダ

    三重の汚点さん
    夫婦滝の上段の滝壷に行くには、下段の滝を小さく巻くか、私の行ったあたりから懸垂で降りるかになると思います。
    下段の滝を小さく巻いて落口上に出るのは、なんとなく可能なようにも思えますが、ルート的には上段の滝上まで巻くよりも厳しいかもしれません。
    しかし、途中から見た限りでは、もし滝壷に行っても全貌(上部)は見えないような感じでした。
    林道は、ヌタハラ谷へのアプローチ地点である急カーブの所までなら特に問題ありません。そこから夫婦滝が遠望できる地点までは、荒れ具合はそこそこなんですが、何故か道を横切る形で土を高く盛上げて固めてあり、何ヶ所も出てきます。乗用車ではこの部分が越えにくいと思いますし、無理に進むと底を乗上げて止ってしまうかもしれません。
    私は、いろいろ考え、夏過ぎに安くて小さな車高のある車に乗換えました。

  5. 三重の汚点

    情報ありがとうございます
    以前に分岐に車をとめて少し林道を歩いたんですが
    情報が無かった上に結構歩いてもつかなかったので
    諦めてかえってきたことがあります(笑)

    途中までだったんで先はもっと荒れてるのかな?とか
    思いましたがやはりあれてるんですね~

    ちなみに分岐から不動滝遠望まで歩くとどれくらいかかりそうですか?
    目分量でいいので教えていただけたら幸いです


    車高の高い車羨ましいです!

  6. パンダ

    三重の汚点さん
    不動滝じゃなくて夫婦滝の遠望地点ですよね。私が歩いたのは降りだったのと正確に計ったわけではないので、だいたいの感じですが、ゆっくり歩いて30分程度だったと思います。登りでも1時間はかからないと思います。
    だだ、ここから見える夫婦滝は、ほんの一部分だけであまりぱっとしないのが正直な感想です。撮影すらしませんでした。
    遠望地点から山道を歩けば、夫婦滝は見れませんが、1時間程度で不動滝まで行けます。最後は斜面を降りる必要がありますが、そんなに急ではありません。

  7. 三重の汚点

    重ね重ねありがとうございます

    夫婦のほうは自信ないけど
    不動のほうは行ってみたいですね~

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