2013年6月30日
大武川 一ノ沢
静かなる大瀑・・・
今回は、はんぺんさんとゆかちゃんと三ツ瀑へ行こうかと相談していたが、試験運転かと思えるような時間にしかバスが無く、計画変更で一ノ沢を目指すことに。
ゲートを越えて歩いて行くと、林道は新しくなっているのか地形図とはかなり違うようだ。
一ノ沢出合の少し先で大武川を徒渉し、左岸尾根の基部へと回り込んで取り付くが、出だしはかなり急で、ちょっと失敗。P1393までの尾根を歩きは、暑くてしんどい道程。
P1393から東へと方向転換し、一ノ沢へと尾根を下降して行くが、途中から尾根が立ってきてルンゼに吸い込まれながら川床に達した。
ここから川を遡行していくと、直ぐにちょっとした滝があり、巻き越えると50mと言われる大滝。う〜ん、そんなに落差は無く、25m程度に感じる。
この滝の巻きで悪いトラバースがあるらしかったが、辿ったルートには特に無かった。
この後も次々に現れる滝を越えて進んで行く。岩盤に砂利が乗っていて非常に歩きにくく、体験したことの無いスリップ感に無駄な力が入ってしまう。
やがて樹林の隙間から大滝が見えてきて、次第に近付いて来る姿が格好いい。
ようやくという感じで大滝の前に立ったときには、6時間近く経っていた。
何故かガスが湧いてきてトホホだったが、次第に晴れてきて巨大な全貌が見えてくる。大きな壁を滑り落ちる滝は、もちろん圧倒的。
しかし、水量が少ないのが残念で、下の大滝と同様に150mと言われる落差はとても無く、せいぜい100mくらいだろうか。
下の大滝。帰りに撮影。
一ノ沢の大滝は、ちょっと残念な姿だったかもしれない。それでも、苦労して辿り着いて出会った滝は、何よりのご褒美。静かな秘境感と美しい水の流れを十分に楽しんだ。
はんぺんさん、ゆかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-GH3
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
Panasonic Lumix DMC-FT4