2013年7月14日
北山川 立合川



夢の殿堂・・・


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西谷の翌日は、もとなかさんも加わって、目指すは立合川の大滝。天気を心配したが、爽やかな朝に皆とても嬉しそう。



「たっちゃご」とか「たちあごう」と呼ばれる川の上にかかる大きな橋が「たちあいがわばし」となっているのはなんでだろう。





橋の上から立合川を見下ろせば、蛇行する深く見えない谷間がいかにも険悪そう。



川床へ降りるには、右岸の梯子を下降、旧道の吊り橋の袂から、左岸の旧木馬道からなどなど何通りか考えられるが、「はままつ滝まで踏み跡あり」の情報を頼りに木馬道を上流へと歩いて行く。

やがて、はま松滝の看板とそこから明瞭に続く踏み跡を見て、第一関門突破と大喜び。



踏み跡は、途中から不明瞭になるが、うまく立合川へと降り立つことができた。そこには滝など無く、思ったより穏やかな渓相。



少し進めば、どんどん深くなり、大きな淵に泳ぎを強いられる。





大岩を越えれば、深く大きな釜に滝が落ち、滝と釜のアンバランスな感じを見ていると、なんとなく南紀を感じさせる。

沢屋さんの間では、この滝をよりきや淵滝としていることが多いようだが、本当のところはよく分からない。



右岸から巻いて支流の流れを越えて戻ると、またまた穏やかな流れ。





ナメと淵が美しく、心まで緑に染まりそう。





谷が急激に狭まるのが見えてくるが、その手前の淵がまた一段と美しく、しばし見とれてしまう。







そして、谷が右へ曲がると渓相一変、いよいよゴルジュの始まり。両岸立った逃げ場のない奥に大きなチョックストーンが被さる滝が見える。はままつ滝だろうか。



立合川の大滝へ行くには、正面からゴルジュを突破、滝上から懸垂下降、左岸の巻きルートを下降などが考えられる。

巻きルートの下降は、大滝を巻くのに普通で2~3時間、6時間かかったというレポもあり、それを上からルーファイしながら下降するのは、とても困難そう。

滝上(滝上へは比較的簡単に行くことができるらしい)から懸垂で降りるのが最も簡単そうだが、登り返しが辛そうだし、何よりロープ残置状態では撮影に支障がある。ロープを抜いてしまえば、ゴルジュを降渓して帰ることが出来るかは全くもって未知数。

そんな訳で正面から遡行ということになったのだが、おそらく、はままつ滝の突破が最大の難関。



ひこさんが空身で泳いで行き様子をうかがうが、簡単ではなさそう。事前予習では、ここの越え方は三通り、滝を直登、左岸を登って懸垂下降、右岸CSの裏から這い上がる。

ひこさんに「CSの奥から~」と身振り手振りで伝えると、滝を越えて奥の淵へと飛び込み這い上がっていく。もとなかさんが追いかけ、しばらくして、ひこさんが見事に上に飛び出し、どうやら突破できそうな感じに一安心。





ゆかちゃんもここぞと泳ぎだし、私もひこさんのザックを自分のザックに重ねて泳いで行くが、上がるときに濡れた二つのザックが重たくて、とても苦しかった。





後続が泳いでくるのをスリングで次々と引っ張り上げ、奥へと送っていく。







穴へと入っていくと、真っ暗な上に明るい光りが見えるが、ツルツルの立った壁は、なかなか厳しい登り、ひこさんが、ザックを引っ張り上げてくれているが、邪魔くさいので担いだまま登ると、これまたとても苦しかった。



最後にあっきーさんが穴から出てきて全員無事通過。これで大滝まで行けると自然に笑みがこぼれてくる。





それでも、まだまだゴルジュの真っ只中で、そう簡単には通してくれない。





両岸とも大きな壁が立ち上がり、門のような隙間から見える光景にこの先何が出てくるのかと期待感が高まる一方で、抜け出せない閉塞感がさらに大きくなってくる。





この世から隔絶されたような険悪極まりないような深いゴルジュ。そこを滝となって淵となって美しい水が流れていく。僅かに差し込む光が、そんな厳しい地形に降り注ぎ、見たこともないほど幻想的。





一段と狭まる奥に落ちる滝は、幸いにして支流の滝が落ちるツルツルの右岸壁を登ることができる。





ふり返って見るゴルジュの眺めも美しい。





滝を越えると、またまた見事な淵が現れる。狭い門の奥に少し恐さを感じるが、とても落ち着ける所。ここで小休止して寛ぐが、結果としてとても有意義な休憩になった。





淵をスイスイと泳ぎ、門の奥へと次々に吸い込まれていく。





続く淵もどんどん泳いで、みんな楽しそう。



右岸に上陸するも直ぐに銚子滝下の左岸へと泳いで渡る。







二段の銚子滝は、左岸をトラバース気味に越えていくが、念のためロープを出して慎重に通過。







銚子滝の上の狭い奥には、ドームらしき壁が見えてきていよいよ来たかと皆の視線が一点に集まる。



もう難所は無い。最後の淵を泳げば、いよいよ大滝とご対面だ。誰が最初に行くかと輪になってじゃんけん大会。勝者となったひこさんを先頭にゆっくりとゆっくりと泳いで行く。







大滝は右に急角度で曲がった壁に白く輝く瀑水を踊らせていた。巨大な滝壺に湛えた水に光りが透過し、あまりの美しさに今すぐ飛び込みたくなる。





と思っていたら、嫁さんは、いきなり滝目がけてまっしぐら。







もとなかさんも追従して大暴れ。



大滝には、本当に度肝を抜かれた。巨大なドームに落ちる美しくも迫力の滝は、凄いとしか言いようがない。こんなに大きなドームなのに、それを満たして広がる壺も圧巻。









ここは一体どこだろうか。あまりにも壮大で美しい自然を前にそんな思いを抱かずにいられない。 ここに立たちたい。この大きな釜で泳ぎたい。「やっと来たぞ」と全身で表してみても、大滝の白い瀑水は揺るぎなく、透明な水は絶えることなく流れていく。









最後は、もちろん釜で泳ぐ。横着こいてハーネスを着けたままだったのでギアの重みで何回も沈みかけるが、思い残すことがないように泳ぎまくった。



名残惜しいが帰るときがやってくる。銚子滝の左岸は、往き同様にロープを出して慎重に下降。



流されて流されて、帰りは楽々。





沢屋さんは、銚子滝のあたりから木馬道へと巻き登っているようだが、我々は、もう少しだけ下流まで戻る。



往きに休憩した淵まで戻ってくると、スポットライトのように光りが差し込み、またまた美しい光景が待っていた。







当初の予定では、最後まで降渓して戻るつもりだったが、往きに休憩した時に、もとなかさんが脱出ルートを見つけてくれていて、それを辿っていとも簡単に木馬道へと登り出た。それに要した時間は、大滝の巻きに苦労した沢屋さんが聞けば、卒倒するような短さ。

木馬道を帰っていくと、聞いたことがない滝名の案内板があった。位置関係からしてそれらの滝を見てきたはずだが、一体どの滝のことかは分からない。





立合川沿いの木馬道は、 崩壊が少なく昔の姿が残っていると言われているようだが、足場を組んだような補修箇所もあり、自然歩道としての補修だろうか。





大滝までの遡行は、立合川のほんのさわりの部分に触れただけかもしれない。それでもそれは、これまでの記憶に無いようなめくるめく官能的な沢体験。

さらなる上流部を覗いてみたいのはもちろん、また直ぐにでも訪れてみたい素晴らしき渓だった。

あっきーさん、はんぺんさん、ひこさん、まいさん、もとなかさん、ゆかさん、WATAさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH3
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT3
Panasonic Lumix DMC-FT4

34 コメント

  1. 臆崖道

    もしかしたら成瀬さんたちと行けGO!してたのかと思ってましたが、今回のメインがここだとは、想像だにできていませんでした。
    いやはや圧倒的な空間に、言葉さえありませんです。
    ちなみに当会のパーティ(2名)が、前日から入渓しており、無事笠捨まで抜けたらしいのですが、この3連休は不安定極まりない天気でして、立合川周辺でも真っ赤な色のレーダーが観察されたので心配していましたが、大丈夫だったようですね。

    PS:行けGO林道は通れるようになったのでしょうか?

  2. パンダ

    臆崖道さん

    それはないでしょう。ラベルが違いすぎます。
    池も魅力的ですが、こっちも大満足でした。

    おくとろ温泉から出てきたら、急にもの凄い雨が降ってきたんで、会の方達はちょっと難儀されたかもです。でも無事抜けられたとのことなので、特に問題はなかったんでしょうね。

    池の林道は後日歩きましたが、復旧は不可能に見えました。

  3. もとなか

    やっぱり赤のヘルメットは目立つしかっこいいですね。
    赤にして良かったです笑

    この日は会心の滝行でしたね。
    沢山の達人たちに囲まれ、充実した一日でした。

    安全の為にもライフジャケット導入してください。

    ありがとうございました。またよろしくお願いします。

  4. パンダ

    もとなかさん

    本当に会心の滝行でしたね。もとなかさんが見つけてくれたルートは、滝屋に受け継がれていくことでしょう。

    膨らますタイプのライフジャケットがあればいいんですが、滝壺で遊ぶだけなんで浮き輪でも可かもです。

    赤ヘルは、がんばって塗ったかいがありましたね。水の緑色との対比がとても鮮やかでした。

  5. 手嶋寛之

    はじめまして。
    私はアマチュアの写真家です。
    主に渓流や滝の写真を撮っています。

    パンダさん編集による立合川の大滝、他のすばらしい写真を拝見しました。
    昨年の夏、山岳ガイドを伴って挑戦しましたが残念ながら行けませんでした。
    今月、6月18日に再挑戦を予定しています。
    沢登のフル装備で行きます。
    前回、旧木馬道を通り、道がなくなった辺りから谷に下りたり上がったりしながら遡行。

  6. パンダ

    手嶋寛之さん

    はじめまして。
    立合川大滝、残念でしたね。
    ガイドさん同伴なら問題ないようにも思いますが、何かあったんでしょうか。
    旧木馬道がなくなった辺りから下降したのなら、ひょっとして大滝を過ぎてしまっていたのかもしれません。
    再挑戦、どうぞお気をつけて。

  7. いずみ写人:手嶋寛之

    パンダ様

    こんにちは。
    早々にコメントいただいておきながら今日まで気がつきませんでした。
    大変失礼しました。

    6/18、ガイドを伴って「幻の滝」に再調しましたが、またもや、
    発見出来ませんでした。

    おっしゃるように大滝を通り越していたような気がします。

    木馬道の途中に「幻の滝」の看板がありました。
    看板のさしている方に少し下りてみましたが滝は見えませんでした。

    看板から元来た木馬道を戻りました。滝の壺に落ちる大きな音が聞こえていました。
    看板は大滝の上を指していたように思います。

    結局はあきらめてそのまま帰りました。

    どなたか案内をしていただける方はいないでしょうか。
    どうしても、動ける間に「幻の滝」に行って、写真に納めたいと願っています。

    よろしくお願いします。

  8. パンダ

    いずみ写人:手嶋寛之さん

    そうですか。またまた到達できませんでしたか。

    木馬道からの滝近くへの下降は困難を極めることが予想されます。
    下流から遡行される方が難易度は低いと思いますので、ガイドさんとよく相談してください。

    案内人の件ですが、このような所に入るには、案内される方にも一定レベル以上の技術と経験が必要です。
    残念ながら、手嶋さんのレベルが全く分からないので、「どなたか案内をしていただける方はいないでしょうか。」に答えを出すのは難しいかと思います。
    沢慣れしたプロのガイドさんに相談されるのが一番ではないでしょうか。

  9. いずみ写人:手嶋寛之

    パンダさん、こんにちは。

    ご意見有り難うございました。

    また、作戦を考えてみます。

    今後ともよろしくお願いいたします。

  10. powtton

    木馬道って左岸側で、車道とおなじぐらいの高さをトラバースする、金属製の橋もあるような道のことですよね。多分、この記事にも写真が出てるやつの?
    私が行ったのは約十年前なんすけど、諸事情で三回いってるんですが、その時の状況からすれば、木場道からも銚子滝にアプローチできます。標高差百mぐらい、道の無い斜面を移動するので、懸垂下降をしたり、ロープを使った確保しながらの斜面の登り返しが必要になる可能性があります。それが問題ないなら、下から遡行するよりは短時間で辿り着けますよ。

  11. いずみ写人:手嶋寛之

    Powttonさん、はじめまして。
    ご意見有り難うございます。
    ロープを使っての移動をしています。

    >「...木場道からも銚子滝にアプローチできます。」
    谷へのとりつきは「まぼろしの滝」の看板より少し下手、石垣を積んだ谷よりさらに下手(滝壺に落ちる大きな滝の音が聞こえる辺り)でしょうか。 谷に下りる取り付を間違えないようにしたいと思います。

    よろしくお願いします。 pho_hiroyuki@yahoo.co.jp

  12. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、

    >木馬道って左岸側で、車道とおなじぐらいの高さをトラバースする、
    >金属製の橋もあるような道のことですよね。多分、この記事にも写真が出てるやつの?
    そのとおりです。

  13. powtton

    「まぼろしの滝」ってのが何かは知りません。

    「木場道から銚子滝へ降り始めるポイントはどこか?」という話を書いておられると仮定します。

    最近のGPS受信機は、樹林帯や谷中でも、それなりに位置を把握できるので、ある程度の誤差ある前提で利用するのがいいでしょう。
    ワケの分からない看板をアテにするのはヤメましょう。看板をアテにしたいのなら以下は読まないで下さい。

    で、木場道を辿ってると、駐車地の赤い鉄橋がよく見える見晴らしのいいポイントまで来るはずです。但し、約十年前の状況の記憶を辿って書いてることなので、現況が異なるなら悪しからず。
    そこから降りたら、銚子滝の落ち口付近か、滝壺付近に出れるハズです。
    これらのことをアテにして、怪我したりしても、私は責任は取れません。これまた、悪しからず。

  14. powtton

    パンダさんが、「下から遡行するのが難易度が低い」って書いたはりますよね。それは、「たとえ時間が かかったとしても、下から遡行すれば、銚子滝を飛ばしてしまうわけがない」という風に言い換えることが出来ます。つまり、先ほど書いたポイントから懸垂下降まじえて降りてったとしても、落ち口や滝壺からズレた谷底に降りてしまう可能性もあります。
    ですんで、確実性を重視するなら、私もパンダさん同様、下から遡行するのをオススメします。
    あと、もし、今迄の木場道の行き帰りで、見晴らしのいいポイントなんか、絶対なかったと言えるなら、それは銚子滝より下流の可能性が高いです。ですんで、今迄で降りてったとこから遡行を開始すれば、確実性もあがり、また、時間も短縮できるのではと予想します。折衷案ってやつです。
    Good luck!

  15. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、こんばんは。

    ご意見有り難うございます。

    >「まぼろしの滝」ってのが何かは知りません。
    これは「35mの大滝」のことです。 銚子滝の上に架かる洞窟状の岩の向こうに見える。

    そのうち又挑戦します。

    有り難うございました。

  16. powtton

    「意見」ではありません。
    「個人の感想」です。

    どっちでもいいんすけどw

    たまたま、図書館で吉岡さんの関西起点沢登りルート100という本を借りてたので
    この本の立合川の遡行図を見て、銚子滝と「35m滝」の相対的な位置関係を把握しました。

    ワタシは、銚子滝が この吉岡さんの本で言うところの35m滝のことかと思ってました。これまた どっちでもいいんすけどw

    あと、
    パンダさんも
    暗に示唆されてますけど
    ガイド、、、
    ガイド選びにあたり、
    ワタシは、ガイド山行なんてしたことないんですけども
    もし、初めて同行するガイドで
    「35m滝に連れてってください」と頼んで
    「分かりました。じゃー、いついつ いきましょうか?」と
    しょっぱなから行こうとするガイドは避けたほうがいいと思います。
    まともなガイドなら、まず別のところで お客の力量を把握してから行くだろうと思います。
    ある程度以上の回数、一緒に行かれてるガイドなら、まぁいいんですけど、、、
    ご武運をお祈り致します。

  17. パンダ

    powttonchaanさん

    powttonchaanさんほどの技術と経験のある方なら、上から滝近くへと降りるのは簡単でしょうけど、普通に考えると難しいと思います。
    powttonchaanさんの記録を見ても、ここを巻き上がるのが簡単ではないことが読み取れますし、荷揚げを交えたりしながら、それなりの時間がかかっていますね。また、もっと苦労している記録も散見されます。
    上から滝下が見えているなら話しは違うと思いますが、こんなところを弱点をついてうまく降りて行くのは、相当に経験が必要だと思います。
    もちろん、滝前に立てるように応援はしたいところですが、看板に頼ったり、どこから降りて良いのかを聞いているような状態では、そのような技術と経験があるようには判断することができないですし、とても勧められるものではないと思います。
    おっしゃるように、うまく降り立てたとしても相当ずれてしまう可能性もあり、下から遡行するのが間違ないですね。

  18. パンダ

    いずみ写人:手嶋寛之さん

    経験のある沢屋さんですら、この滝を巻き上がるのに相当苦労していることが少なくありません。
    ですから、逆ルートで下降するには、かなりリスクがあるものと思われます。

    「谷に下りる取り付を間違えないようにしたい」とのことですが、取り付きポイントが間違いなかったとしても、そのまま真っ直ぐに降りていくことができる可能性は低いと思います。下まで良く見えないところを降りていく訳ですから、下降途中で何カ所も間違ってはならないポイントに出くわすことが想定されます。powttonchaanさんの「ロープを使った確保しながらの斜面の登り返しが必要になる」このことの意味が分かりますか。上から垂れ下がっているロープを登るのとは違います。手嶋さんは、登攀におけるビレイができますか。もしできないなら、ガイドさんが登るにしても、さらにもう一人ビレイヤーとしてのガイドさんが必要になります。

    下降するとして、ロープの長さはどれくらい用意されてますか。帰りはどうされるのでしょうか。登り返すのであれば、全てのロープを残置するのが安心です。最後の方で足りなくなってもあれですから、150mは持っていった方が良いでしょう。また、ロープが残置されていたとしても簡単に登り返すことができるかどうかは、やってみないと分からないところです。

    下流からの遡行では何か問題があるのでしょうか。保証の限りではありませんが、増水時はともかく平水時であれば大きな難所はないと思いますし、技術のあるガイドさんなら、あっさりと滝まで導いてくれるでしょう。もし無理があったとしても引きかすことができます。下降に失敗して登り返すよりも、ずっとリスクが低いと思います。

    おそらく、我々が登り返したルートが最も簡単であり、下降においても同様だと思います。但し、ここも真っ直ぐに降りていく訳ではありません。また、降り立つところも想定されているであろう銚子滝よりは少し下流になりますが、さしたる違いはありません。ただ、そのポイントやルートは文章では説明しにくいですし、上から見て探し当てるのも難しいと思います。

  19. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、おはようございます。

    コメント有り難うございます。
    私のガイドには10回以上同行してもらっています。
    彼は山岳ガイドのベテランです。

    私は沢登り初心者ですが、ビレイを使っての沢移動はよくやっています。

    下流からの遡行で検討したいと思います。

  20. いずみ写人:手嶋寛之

    パンダさん、おはようございます。

    6/23のコメントありがとうございます。
    powttonにもお話ししましたように、私は沢登り初心者ですが、
    ビレイの使用は何度も経験しています。経験豊富とまではいえませんが。
    ロープは40メートルを2本用意しています。(8mm,12mm)


    >おそらく、我々が登り返したルートが最も簡単であり、
    >下降においても同様だと思います。
    私もこのご意見に賛成です。

    そのうち又挑戦しようと思います。

    有り難うございました。

  21. powtton

    パンダさんへ

    書いてはること、全くもって、その通りですね。
    ほろ酔い加減で、テキトーなコト入力→送信してまして大変申し訳ありません。アレでしたら、私のコメントは消しちゃってください。

    以下はパンダさんへの反論でもなんでもないんですが、
    この、「いずみ写人:手嶋寛之」さんてかた、
    私からすると、とてつもない金額の銭と、時間を この滝探索に費やしてるように思えました。このかたにとっては、大した金額などではないかもしれないし、その「ガイド」と書かれてるのが、有償かどうかも分からないんですが。。。
    まぁ、そうゆう風に想像して、スゴイな、と。

    自分も沢登りをヤリだす前は、
    道から行けるようなところにある
    滝を見に行って、写真を撮ったりするのが
    好きな人やったんですけど、
    その頃の自分を思い出したり、
    その頃の自分と比べて、やっぱり、この執念(?!)は凄いと思ったり。

    今回のコメント欄から色々思うところがあったり、
    まぁ、するわけですけど、
    やっぱり、このかたが ご自分の納得する方法で
    アプローチされるのがいいんじゃないかなと
    思ってます。
    最後のコメントからすると、遡行することにされたようですけど
    まぁ、納得して、そうゆう風にして、やってみて、
    また、現場で色々フィードバックがあって
    修正しつつ、目的を達する、と。

    「山岳ガイドのベテラン」さんは、もし、二回行って二回とも辿り着けなかったのなら
    少なくとも、立合川流域には あまり詳しくないんだろうなぁと推察されますが、
    やたらと詳しい人と行って、すんなり辿り着いてしまうのも どうなんかなと思ったり。

    このブログ記事へのコメント読み書き含め、全てのプロセスで
    納得いくヤリ方で、進める
    といったらいいんでしょうか。

    上記のようなことを考えつつ、
    自分の過去を振り返ったりしながら
    お邪魔してしまってました。
    すみません。

    また話ズレますけど、
    近畿自然歩道ってんですかね。
    この左岸道が いったい どこまで続いてるのか
    というのは前に関心を持ってたことが ありまして
    実際に、遡行時とは別で、そこだけ辿るために行って、大雨で引き返したり
    したこともあるんですけど、
    また、暇みつけて行ってみようかな、と、今回、思いました。

    それと、私は、技術も体力も、パンダさんの行っておられるようなトコロには
    とても行けないレベルです。
    十年前とかなら、体力だのみで突っ込んでた部分があるのですが。。。

    こちらのブログはfeedlyってゆうRSSリーダで巡回さしてもろてます。すみません。
    今回、「立合川」のキーワードに懐かしくなり、ついつい お邪魔してしまいました。

    それでわ。

  22. powtton

    いずみ写人:手嶋寛之さんへ

    Good luck!

  23. パンダ

    いずみ写人:手嶋寛之さん

    ここまで来てしまったので、もう少し書きますが、ビレイができますかとお聞きしたのは、確保器を使っての懸垂下降ができますかというような意味ではありません。
    簡単に登ることが出来ない壁を登ることを想定してみてください。もちろん上からロープが垂れているなんてことがない状況です。この場合、支点を構築しながらロープを上に引っ張って登ります。この登っていく登攀者の確保(ビレイ)ができますか。したことがありますか。もっと言うなら、落ちる人を止めたことがありますか。というような意味です。
    上から降りて行く場合は、このようなことがあるかもしれないのです。また、滝音が聞こえても、ガイドさんが下降をしなかったのは、これらのことを考え、降りていくには急峻すぎると判断されたのかもしれません。

    でもよく考えると、powttonchaanさんがおっしゃるように、ご自分で納得された方法でアプローチされるのが一番かもしれないですね。
    ちょっと言い過ぎた点があるかもしれませんが、ご容赦ください。安全を願ってのことです。

    良い結果報告をお待ちしております。

  24. パンダ

    powttonchaanさん

    いえいえ、体力だのみで突っ込んでたと言っても、その痛快な記録文からは、私もこんな遡行がしてみたいと思わせるものです。

    手嶋さんが納得した方法で行ってみるのが良いというのはその通りですね。ちょっと考えが及びませんでしたが、その方が得るものも多いだろうし、成功したときの感動も大きいでしょうね。

    立合川左岸上の道の果ても気になりますが、いろいろなレポを読んでいると途中の滝の右岸巻きでよく登場する右岸にもあるらしい道や朽ちた吊り橋のことも気になります。できれば、上流部にも入ってみたいと思ってますので。

    feedlyの登録ありがとうございます。私もfeedlyは愛用していて一応自分のブログも登録したりしていますが、何故か最近の更新が反映されません。

  25. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、こんばんは。

    私のことについて少し書かせていただきます。
    年齢は75歳。 泳ぎは得意。ダイビングもやっていました。
    重い荷物を担いで坂を登ったり歩いたりは苦手。体力があまりないと言うことです。
    下りは得意。 足の引っかかりのないところを腕の力だけで上がるのは厳しい。
    沢や淵、滝壺を泳いだり移動するのは全く問題ありません。
    私のガイドは元々はヒマラヤの山岳ガイドです。年齢は40過ぎ。
    10数年前来日して日本人女性と結婚。3人の子持ち。
    ワイルド・ウインドのガイドの経験があります。北股川や前鬼川、上多古川...
    余り谷筋のことは分からない。
    私が吉岡章さんの「関西起点 沢登りルート100」の地図を頼りに何カ所か行っています。
    彼はロッククライミングや沢移動の技術と体力、記憶力は抜群です。
    日本語が読めないと言うこともありますが。
    私の写真機材や荷物をほとんど持ってくれます。
    一日のガイド費用は職人の日当程度です。私は金持ちではありませんので。

    ところで、powttonさん、私のガイドを引き受けてもらうわけにはいきませんか。
    もし、引き受けていただけるのでしたら、私のガイドも同伴していただきます。
    ただ、私は現役の仕事人(機械設計)ですので、週末の土日か祭日でないと行けません。
    お盆休みは1週間足らずありますのでその期間を利用するのもいいと思いますが...

    誠に唐突で厚かましいお願いとは思いますが、私の「幻の滝」撮影にお力添えください。
    前々回のコメントにメールアドレスを記しておきました。

  26. powtton

    手嶋さんへ

    私は、◎阪わらじの会という沢登り好きな人が集う山岳会に入ってます。毎月第一水曜19時半頃〜21時、都島区民センターで集会をしていて、入会検討中のかたは、集会に同席していただけます。私は、仕事が早めに終わった時しか寄りませんが、この集会に出て、手嶋さんのチャレンジについて話してみられてはどうですか?「ガイド募集」と言うと、ちょっとアレですんで、まぁ、「たちあごの洞窟状の35m滝を撮影にトライしてるが、二回、辿り着けなかった。」ということで。きっと、色んなキッカケが生まれるんやないかと思います。
    それと、私は基本的に、「ガイド」とかはする気はありません。
    既知事項かもしれませんが、関西には、あと、飄逸沢遊会と溪游会という沢登りの山岳会があります。

  27. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、おはようございます。

    コメントありがとうございます。

    >私は、◎阪わらじの会という沢登り好きな人が集う山岳会に入ってます。
    >毎月第一水曜19時半頃〜21時、都島区民センターで集会をしていて、
    >入会検討中のかたは、集会に同席していただけます。
    有り難うございます。 一度、考えてみたいと思います。

    いろいろ有り難うございました。

  28. powtton

    手嶋さんへ

    一点、追記します。
    毎回、集会に来られる人の中に、次のような人が居ます。
    ・中判カメラと三脚もって滝撮影
    ・個展開催歴あり

    私なんかより、登り等のスキル、体力、段違いで上のレベルのかたです。

    例えば、そんな人と話されたら、得るところがあるのでは と考えました。

    が、あくまでも、「ガイドを探してるんです」ということなら、面識は無いんですが、志水哲也さんに連絡とってみられては、どうですか?ググれば、連絡先わかると思います。イキナリすぐには連れてってくれないでしょうけど。

  29. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、こんにちは。

    >志水哲也さんに連絡とってみられては、どうですか?
    「志水哲也」のホームページが見つかりました。

    一度問い合わせてみます。

    有り難うございます。

  30. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、
    こんにちは。

    >志水哲也さんに連絡とってみられては、どうですか?
    さっそく、連絡が取れました。

    いろいろお話ししている中で、下調べをしたり、前もって必要なところにロープを張ったり、
    交通費など費用が相当かかると言うことでした。
    結局、依頼するのはお断りしました。

    7/4(水)「大阪わらじの会」の集会に参加させていただくことにしました。
    その日、貴兄にお会い出来ればいいのですが...

    ご報告まで。

    いずみ写人:手嶋寛之

  31. powtton

    手嶋さんへ

    もしも「志水さんより安くて済むガイドを探すため」なら、集会に見学に来られるのはヤメたほうがいいでしょう。
    そうではなく、ガイドには拘らずに、「どうすれば、ご自分の希望する場所に辿り着き、その後、無事に帰ってこられるか」のヒントを得たり、相談したりする、ということなら、得るものがあるかもしれません。
    その会では、私はカマちゃん等と呼ばれてますが、私より、スキル、体力、知識すべて上のかたが、ゴロゴロしてますので、私の居る居ないに関係なく、覗いてみて下さい。私は、仕事の都合がついた場合のみ、行きます。当日夜にならないと、行けるかどうかは分かりません。
    「手嶋さんというかたが見学に来るかもしれない」旨は伝えておきます。何かの事情で来られなくなっても、別に問題はありません。

  32. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、こんにちは。

    ご意見有り難うございます。

    いずれにしても一度お伺いしようと思っています。

    よろしくお願いします。

    いずみ写人:手嶋寛之

  33. powtton(かまだ)

    手嶋さんへ


    会のブログには、「集会19時〜」と書いてますが
    19時きっちりには誰も居らず、19時まわって、しばらくしてからポツポツと人が来ることのほうが多く、
    過去、複数回、「19時に見学に行ったけど、誰も居なかった」ということもありましたので
    19時半と こちらには書きました。

    それでわ。

  34. いずみ写人:手嶋寛之

    powttonさん、こんにちは。

    >過去、複数回、「19時に見学に行ったけど、誰も居なかった」ということもありましたので
    >19時半と こちらには書きました。
    了解しました。
    有り難うございます。

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