2008年11月15日

奈良県 川上村 中奥川 鳥渡谷 井光川 ナカネ谷 笹の谷  

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

紅葉を求めて…

 

 

雨の降る中、中奥川から鳥渡谷方面へ入り、取水施設のとことからさらに林道を上がっていく。ところが、直ぐに谷側が抜けて極端に道が細くなっている部分があり、やばいと思った時には、右後輪が谷側に落ちていた。どろどろになりながら大きな岩を運んだり、伐採された木を運んで、一時間以上かけてなんとか脱出。しかたがないので、少し広い場所に駐車し歩いて先を目指した。この林道を登って行くと大鯛滝が見えるポイントがあり、紅葉を伴う眺めが最高らしい。いつの間にか雨も止み、時折、日まで差してくる中、落ち葉の堆積する林道を進んでいく。やがて木々の間から山肌が見えてきた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

思った以上に綺麗で、登尾からの岩壁は美しい紅葉で彩られ、右の谷に続いている。そして水音が近くなり、大きく開けたところから見下ろせば、紅葉で包まれた谷に落ちる大鯛滝、もう終わってしまった木々もあるが、十分見応えがあり、素晴らしい景観が大きく広がっている。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

滝下には行かないつもりだったが、やはり下からの眺めが気になってきた。取水施設前の広いところまで戻り、谷を遡行して行く。ここは、前に来た時にヘビだらけだった印象があり注意して進んでいくが、今日は全くいないようだ。滝の少し前で左岸に涸れた枝谷が合わさっている。上の遠望地点から直ぐ右に見えていた枝谷かもしれない。傾斜も緩く、これを登れば遠望地点に行けそうな気もする。谷が急になり左に曲がると大鯛滝の登場、滝下からの眺めは、ちょっと色づきが悪く残念だが、静かな秋の渓谷感が漂う。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

左岸の上部に石積みらしき物が見えたので、斜面を登ってみると、なかなか立派な道がある。そして張り出した岩をくり貫いた手彫りのトンネルがあり、これを通ると大鯛滝の落ち口だった。滝を巻くのにトンネルを抜けるのは初めてで、ちょっとびっくり。帰りは、この道を辿ると取水施設近くに戻れた。

 

この後、御船の滝に寄ってみると、盛りを過ぎた紅葉が寂しげな雰囲気。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

もうちょい下の笹の滝では、上部に残った紅葉が太陽に照らされ輝きを見せるが、やはりちょっと遅かった感じ。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

滝下に近付けば、下部の岩で弾けた飛沫が飛んできて、ゴツゴツ感とともにまた違った表情を見せてくれた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 


R169沿いの紅葉は、例年以上に綺麗に染まっているが、滝近くは早くも晩秋を思わせ、秋が足早に通り過ぎてしまったようだ。

2 コメント

  1. デジマン

    バンダさん 川上村の滝拝見しました。
    大鯛滝の遠望は流石に紅葉は綺麗ですね。
    今年は行けませんでしたが来年はチャレンジしてみます。
    大鯛滝への道も見つかった様ですが、私は全く気が付かなかったですね。

    昨日は東吉野に行って来ましたが、紅葉の方はもう一つでしたね。
    メインの和佐羅滝は、紅葉はピーク間近でまずまずでした。
    ただ、新緑の時の方が水量が多いし、苔も綺麗だし良かったです。
    今年の滝めぐりももう行く所が無くなりました。(笑)

  2. パンダ

    デジマンさん
    大鯛滝への道は、取水施設から細くなった林道をほんの少し上がったところに鉄階段があり、そこから続いていました。滝前の左岸にトラロープが懸っているもう少し上です。
    東吉野方面ももう一つでしたか。
    滝めぐりも終りでなんか寂しいですね。

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