2008年11月23日

和歌山県 古座川町 古座川 弓矢谷 張尾谷 柳小谷 平井川 栃谷  

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

大塔山を源とする柔らかな音と穏やかな表情の清流が流れるという…

 

 

田辺市からルート36、225、38と山の中を走り、ようやく古座川町の七川貯水池、ここから古座川沿いを北上し、先ずは弓矢谷と張尾谷に向かう。期待した紅葉は、色付く木々そのものが少なく、残念ながら盛りも過ぎている感じ。まぼろしの滝への道標を見送り、さらにさらに進んで大塔山の登山口に到着。この上流に植魚の滝、ハリオの滝という二つの特徴のある滝があるらしい。

 

左岸にある道を降り、何度かの渡渉を繰り返しながら進んでいくと弓矢谷出合、滝を示す案内板のところから左の谷へ入っていく。すると、穏やかな渓相から岩に囲まれた狭い洞窟状のゴルジュへと急変化、そのゴルジュが右へ曲がりさらに狭まったところを割って落ちる滝が出現、伝説の残る植魚の滝だ。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

暗く幽玄な雰囲気の中、上に被さった岩からも水が滴り落ちてくる。何ともいえない自然が作り上げた特異な造形で、もう少し水量が多ければさらに迫力を増すだろう。

 

出合に向けて戻ると張尾谷が三条の美しい流れとなって合わさっている。

 

PENTAX Optio W60

 

ここから張尾谷に入ると直ぐに右前方に壁が見えてくる。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

近付くと、かろうじて水が流れるハリオの滝、こちらは明るく上部には赤く染まった紅葉もある。岩に付いた苔が美しく、お椀のような壷に湛えたブルーグリーンの水の透明感が際立っている。晩秋にもかかわらず何となく春を思わせる雰囲気に包まれていた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

車に戻り、次はまぼろしの滝を目指す。細いながらも舗装された林道を行き止まりまで走り、10分程歩くと岩の堆積の向こうにまぼろしの滝が見えてきた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

左には紅葉を伴い、大岩壁に太陽が降り注ぎ、風景がきらきらと輝いている。水量が少ないながらも落ち口からジャンプした水が一直線に宙を落ちてきて、時折風に揺られて右左、手前から奥へとコースを変える。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]

 

よく見ると、その水は、一度上に飛んで放物線を描くように吹き出している。そして遥か下で弾けて虹を浮かび上がらせた。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED

 

次に大桑谷方面へ行き大滝を探すがよく分からず通過、滝の拝を見送り南下していく。中津谷の滝も見つけられず、最後に神水瀑と呼ばれる意味深な滝名の滝に寄った。柳小谷の林道を上って行くと下にそれらしい滝がある。上から見るとちょっと手強そうにも見えるが、踏み跡を辿って簡単に下に降りることができる。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

日の差さない暗い谷間に落ちる秘瀑だが、林道が近い為か神水と呼ぶにはやや人臭い。

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

PENTAX K20D smc PENTAX DA16-45mmF4ED AL

 

しかし、その滝壷から溢れた水を求めて岩盤に強引に根を張る木の生命観をみると、やはり神水なのかと思えてくる。

 

4 コメント

  1. K2

    植魚の滝・・・・・
    いつも美しい紀伊の幽谷と滝の画像、文章をありがとうございます。
    植魚の滝・・・・、勿論、先人たちが様々な目的で立ち入り命名した場所ですから、名前はすべからく人為的ですが、いい名前ですね。人が魚を植えているのか、悠久の自然が魚を植え育み続けているのか・・・・。
    当方ブログ削除、ご挨拶もなしで失礼しました。

  2. ヒロ

    このあたりの沢には行ったことがありませんが
    独特な雰囲気があって良いですね~
    1枚目のお写真が非常に印象的です。
    やや暗そうな谷ですが、それだけに雰囲気がありますね。
    それと釜の色も素晴らしいですね。
    悠久の時を感じるお写真、ありがとうございました!

  3. パンダ

    K2さん
    ブログにアクセスできないので、どうしたのかなと思っていました。
    意味深であったり、どこか素敵な名前だったりする滝には、どうしても引かれてしまいます。
    シオカラ谷の西、中、東の三滝もかつては、絶勝、獅子吼、飛龍滝と呼ばれていたらしいです。こっちの方が、それぞれの特徴を見事にとらえた良い滝名だと思うのですが…
    地池谷にも思い出の滝という訪れてみたくなる名前の滝があるようです。

  4. パンダ

    ヒロさん
    南紀も独特の雰囲気や素晴しい清流があり良い所ですね。
    だだ、今回訪れた滝は、近くまで舗装された林道が通っている為か、残念ながらやや人臭い感じがありました。
    黒蔵谷のカンタロウ滝、鳴谷の大滝等、簡単には近寄れない多くの素晴しい滝や沢があるようで日々想いをはせています。

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