2013年9月22日
中奥川 赤倉谷 ジョウカケ谷
優美・・・
下多古の翌日は、中奥。目指すは、美しい大滝が懸かるジョウカケ谷。
土砂が流れて車が通れない林道を歩いて降り立ったのは、赤倉谷。いきなりの淵で始まるが、ひこさんともとなかさんは、さっそく深く浸かって通過。私と嫁さんは、往生際悪く左岸の岩を乗り越えた。
穏やかな渓相の沢を歩いて行くと、岩が張り出している間を小滝が落ちていて、少し楽しませてくれる。
その上にも滝が続いていて、エイヤ〜。
谷底に光りが届きだし、とても美しい。朝からの遡行では、何時もながらほっとする瞬間。
ミニへっついさんを越えると、前方に高い壁が出てきて、何かありそう。
現れた丈屋滝は、小さい滝ながら写真で見る以上に格好いい。両岸狭まり抉り取られたような真っ暗な空間に落ちる端正な流身。落口に被さる岩の造形も素晴らしい。
写真を撮りながらファインダーを覗いていて、何やら変と思っていると、光の装飾が暗い壁を飾りだし、なんともいい瞬間。
沢屋さん的には、右岸を小さく巻くらしいが、結構際どそうに見えたので、少し戻って左岸から大きく巻いた。
ジョウカケ谷に入って、二段滝下段を適当に登ると、上段が丸い壺に注ぎ込み、いい雰囲気で落ち着ける。
もとなかさんは、ここが気に入ったらしく、精力的に撮影していた。
右岸の滝横を登ると、期待の大滝が見えてくる。
この滝も期待以上の素晴らしさ。落口からジャンプした水が、左側へと広がりながら描く幾本もの筋は、とてもとても美しい。滝前の岩の間に立てば、その優しく美しい姿とは裏腹に冷たい爆風が駆け抜けていく。
めしタイムにしたり、撮影したりとゆっくりと過ごす。気がつけば、ひこさんが辺りに同化していた。どこにいるか分かるだろうか。
帰りに丈屋滝の落口を見に行くと、なるほどなるほどという感じ。
中奥の林道に出て、今後のためにモノレールの軌道を探しながら歩いたが、それは、とても分かりにくいところにあった。こっちもなるほどなるほど。
久しぶりに紀伊の滝達に会って、とても充実した二日間になった。山が植林に覆われていても、深い谷底に立てば、そこは、固い岩盤の上を美しい水が流れる別天地。
ひこさん、もとなかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-G5
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
Panasonic Lumix DMC-FT3
Panasonic Lumix DMC-FT4
大じゃなくて丈が正しかったのですか!
エアリアが誤植ってことも多いみたいですね。
臆崖道さん
正しいかどうかは分かりませんが、古い資料では丈になってたんで、そっちにしました。
エアリアは、いろいろとあるみたいですね。
ひこさんは完全に保護色で素晴らしいですね。
自然への溶け込み具合、見習いたいです。
パンダさんの写真はいつもながら素敵ですが、奥さんの撮る写真もセンスが光っていて惚れ惚れします。
奥さんの雪山用にGX7をお買い上げください。
美瀑の連続にテンションが上がりまくりの素晴らしい一日でした。
ありがとうございました。
もとなかさん
綺麗な滝に癒されて、とても楽しい一日でしたね。
嫁さんもいいシーンを撮ってくれるので、写真に幅が広がってます。
7は、ちょっと持てあますかもなんで、GMを狙ってます。