2013年10月27日
旭ノ川 クボ谷右俣 不動小屋谷



最高の瞬間・・・


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林道を歩いて行くと見えてくる滝は、まだ陽が当たらない中でも、その長大な姿をはっきりと現していた。

あまり水量に恵まれない白滝だが、昨日一昨日と二日続けて雨が降り、紅葉に彩られた白滝に会うまたとないチャンス。紅葉には、やや早いかもと思ったが、滝周りに散りばめられた色々が、その心配を吹き飛ばしてくれる。



今回は、紅葉目的なので、下流部を飛ばして途中から遡行しようと林道を歩いて行く。大きな白滝が近付いてくるが、逆にその全貌は見えなくなってくる。





まだ影の中で冴えないが、滝を彩る美しい紅葉を見て、思わず嫁さんと「きれ〜」とハモっていた。



沢に入り、少しで滝が見えてくる。乱雑な感じの倒木を越えるのが煩わしく思ったので、左岸少し手前から巻き出すが、大きく張り出した壁をなかなか越えることができずに大失敗。前回は、こんな巻は無かったはずと思いながらも、どんどん登って行き、気がつくと尾根まで出る大巻になっていた。



ようやく巻き越えると白滝は近い。前衛の滝の先に輝く白布が見えてくる。





白滝に近付くと、滝上部がよく見えないのが残念だが、大きな壁を落ちてくる姿が爽快。同じく遠望で見えていた紅葉は、奥まった所にあるのか、随分と減ってしまったようだ。



滝全体には、まだ陽が差さず撮影が難しい。それでも、大岩壁を移動してゆく光と影が、ダイナミックで彫りの深い景観を生みだし、滝を一層輝かせている。



















帰りは、大巻した滝をもっと小さく巻くことができるはずと探ると、ちょっと急なルートがあり、おそらく前回は、ここから巻いたんだろう。懸垂した方が安全そうだったので、2ピッチで降りた。







林道に戻ると、光を浴びた滝と紅葉が最高の美しさ。



この後、もう一丁行っとくかと、不動小屋谷へ突入。水量が多くて足を洗う水が冷たい。





沢が左へ曲がるところでは、直進する枝沢の水量が多く、間違えて入ってしまいそう







不動滝は、水量多く大迫力。あの美しく大きな釜も波立って小さく感じてしまう。飛沫が凄く寒くなってくるが、とても満足。







120mとされる白滝は、大滝登攀家には有名であっても、滝屋の間ではあまり話題になることはない。それは、普段の水量が少ないことが大きな理由だろう。

そんな白滝を紅葉が彩り、豊かな水が流れ降る様は、とても美しかった。紅葉のピークは、後一週間先のような感じもあったが、最高の瞬間だったと信じたい・・・



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-G6
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT3
Panasonic Lumix DMC-FT4

2 コメント

  1. 臆崖道

    奥さんがカメラマンをやってくれるだけでも大したもんです。
    Panda’s Wife とかいうクレジットの絵が掲載されることを望んでおります。

    山ノ神にもk-xとかいう一眼を与えたことがありましたが、全く興味がないようでトホホなおくが家であります。

  2. パンダ

    臆崖道さん

    それについては、前から気になってるんですが、ちょっと邪魔くさいので、今のところ手がついてません。

    山ノ神さんに防水コンデジを持ってもらえば、完璧なんじゃないですか。

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