2013年11月23-24日
唐子川大平谷 往古川狸谷 相野谷川中ノ谷 楊枝川
終わらない滝旅・・・
紅葉滝も終盤。もとなかさんと目指すのは、紀伊半島南東部。
大内山グリーンパーク奥へと車で入っていくと、ちょうど小滝と呼ばれる滝前で道が終わっていた。まだ日が差さない小滝を見送り、30分程の歩きで、先ずは大滝へ。
下から見上げる大滝は、高さを感じるが、ちょっと水量が少なく、予想したとはいえ残念。それに対して、紅葉の鮮やかさは申し分なく、バックの秋空も青く澄み切っている。
小滝へ戻れば、こちらも見事な紅葉。
大滝、小滝の後に狙うのは、ケン淵滝。往古川の林道は、以前に較べるとかなり荒れていて、ゆっくりゆっくり上がって行く。
下降ポイントから尾根を降りて行くが、尾根通しには壁があり、やや右へとルートをとる。すると、出てくるのは、いかにも良さそうなルンゼ。このルンゼは、滝前まで続いているが、傾斜が緩いのは最初だけで、直ぐに立ってくる。したがって、ルンゼを避けて左寄りに進んで行く。
やがて、見えてきたケン淵滝は、素晴らしい秋の装い。
滝は、影の中に入ってしまっているが、光を受けた紅は、今が盛り。
ゆったりとした時が過ぎ、気がつくと柔らかくなった光が、辺りをしっとりとした雰囲気に変え、なんとも切ない。秋の終わりの寂しさと美しさが、ケン淵滝の木霊の中に吸い込まれていく。
帰路は、尾根の直上ルートで登り返す。林道の遠望ポイントから見る小木森滝も秋の色に包まれていた。
翌日は、さらに南下して相野谷川の落打滝。期待した程の鮮やかさはなく、新緑時の方が映えるかもしれない。
そろそろいい時間かもと、次は楊枝川荒滝。久しぶりの荒滝は、相変わらず鮮やかな姿で迎えてくれた。
雲が出てきて、やや霞んだ空になってくるが、それでも虹を架けた流れが、とても見事。
滝左の紅葉は、早くも葉を落としてしまっているようで、ベストな状態ではなかったかもしれないが、こんな素晴らしい滝空間は、そうあるものではない。
今シーズン最後になるだろうと、練りに練った計画は、美しき艶姿になった滝達が、その想いを叶えてくれた。素晴らしい出会いに満足し、来シーズンへの期待を胸に山梨へと戻った。
もとなかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Canon EOS 7D
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
Panasonic Lumix DMC-G6
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
滝シーズンの最終戦。
天気にも恵まれ感動のフィナーレでした。
紀伊半島の紅葉滝探しは本当に難しいです。
関東遠征は大変ですが、その分価値もあるので今年の秋も頑張りたいです。
そしてやはりカメラマンとはファインダーを覗く姿が一番かっこいいですね。
春までにはアングルファインダーを買おうと思います。
あと三脚ですね。ちょっと考えます。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
もとなかさん
いいショットを撮ってくれてありがとうございます。二枚の写真は、とても気に入りました。
中部から東北にかけては、紅葉に恵まれた素晴らしい滝が多いですね。ただ、有名どころの滝は撮られ尽くしているとも言え、紀伊半島で見つけた紅葉滝は、そういう意味では貴重なものと思っています。
うまくいく事もいかない事もありますが、また一緒にがんばれれば幸せです。