2014年3月15日
八ヶ岳
儚き夢・・・
山は、確実に春へと向かっているのだろうが、この時期になっても八ヶ岳は、白さを保っているよう。
渋ノ湯から徐々に標高を上げ、黒百合平が近付くと、白く眩しい眺めが広がる。それでも、期待の白の半分くらいか。
黒百合ヒュッテは、つららでお化粧。
中山峠に出ると、透明感のある尻尾が歓迎してくれる。
にゅう分岐手前では、天狗と硫黄が素晴らしい佇まい。澄んだ青空も最高。
幹が露出した木々は、絶美なる白とはいかないが、その美しさに変わりない。喧騒の北八らしくなく、誰もいない山は、静かそのもの。
中山展望台辺りまで来ると、トレースさえ消え、汚れ無き雪面が眩しく光る。
厚みを増した尻尾は、何時成長したのだろうか。今日の好天からは、とても信じられない。
初めて来る高見石小屋。
もちろん、高見石まで登ってみる。
丸山へも登ったが、あまり印象がない。賽ノ河原へと続く広い斜面に出ると、とても素晴らしい眺め。さすがに、団体さんをはじめとする登山者に出会う。
何もかもが白くなり、白以外ないような夢の世界。そんな異次元空間に身を置くことは、今シーズンは、もうできないだろう。そう思いながらも足を運んでしまうのは、なぜだろうか・・・
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-GX7
LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.