2014年5月11日
玄倉川 小川谷
シーズン前に・・・
この日は、西丹沢の小川谷。いい天気にピチピチの緑が眩い。
ヤブ沢の連続した堰堤の階段をどんどん降ると、小川谷。左から滝となって中ノ沢が合流し、入渓直ぐに本格的な渓相。
最初の滝で、もうカメラ出して頑張ってる。
この滝は、右の岩を登って越えて行く。
わざわざ小川谷廊下と廊下付きで呼ばれることが多く、ちょっとミニだが、なるほどという感じ。
大きな岩が通せんぼし、最初の難関。上と下との明暗差が大きく、これ程までになると、さすがに撮影も難しい。
右の壁と岩との隙間を登るが、なかなかにテクニカル。
滝々〜っと越えて行くが、カメラを出してばかりで、あまり進まない。まあこれが、滝屋のペース。
ここもちょいとテクニカル。
無色透明な極上の水。これが、玄倉川周辺の特徴らしい。
ゴルジュっぽくて格好いい。少し下がって低い位置からパショ〜ン。
簡単には、登れそうになく、左岸から巻き越える。
深い釜を持った滝が登場。滝下を潜って左岸から巻き登る。
この谷は、とても人気があり、シーズン中は、渋滞するほどらしい。そんな訳で、ゆっくりと楽しめるだろうと、シーズン前を狙っての遡行は、完全な貸し切り状態だったが、ここで、二名のパーティが追いついてきて、ちょっとびっくり。
そして、噂の大岩。ロープが無いと思っていたが、極太のロープが、かかっていた。
サービス精神旺盛な、はんぺんさんのパフォーマンス。
この小さな滝を越えると、さらに谷が狭くなってくるが、威圧感は無く、陽光降り注ぐ谷は、美しいばかり。
約二名、右岸上へと脱走するが、水線通しも特に難しくはない。
巻き登って行くゆかちゃんを目で追うと、頭上の豊かな緑が本当に美しく、それに酔いしれてしまう。
そして、ゴルジュの上を追い越していくように緑が続き、次の滝との間で最高の眺めを形成する。
まだ水が冷たく、できるだけ濡れないように突破。
せま〜い谷間に右岸から滝。大コバ沢だろうか。
奥に、いよいよ石棚が見えてきた。滝のことを棚と呼ぶのが、おもしろい。
石棚は、倒木が多く荒れ気味で、ちょっと残念。
最下段の右の壁を微妙なバランスで登る。
近付くと、なかなかの迫力。
石棚は、右岸に張り出した岩の裏から巻き登っていく。遠目には、相当立っているように見えたし、残置ハーケンも多数あったが、それほど難しくはない。
少しの平流の後、最後の滝が見えてくる。撮影しすぎで遅くなってしまったので、右岸に入る大デッチ沢と小デッチ沢の間を登り、山道を拾って下山。
スケールは、やや小さいものの、小川谷は、とても美しかった。特に石棚のゴルジュと呼ばれる後半には、魅了されてしまった。
輝く魅惑の渓も、撮影的には、これ以上ないような明暗差で、カメラの限界を遙かに超えていたように思うが、なんとかなんとかといった感じで撮影。これもまた楽しく、滝屋ならではの沢との接し方かもしれない。
あっきーさん、はんぺんさん、matsuさん、ゆかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
Panasonic Lumix DMC-FT4
ありがとうございました!
大変な落し物をしてしまい、時間ロス申し訳なかったですm(__)m
ぱしょーんの滝、壺の色は綺麗に出ませんでしたか・・・?
その次の裏くぐりの滝壺の深遠な感じは見事です!
はんぺんさん
いえいえ、誰にでも失敗はありますし、解決できたのが、本当に良かったです。
壺の色が出てる写真は、もちろんありましたが、フワフワ感で、こっちを採用しました。