2015年2月7日
北アルプス
Blue droop・・・
北アルプス某所。この日は、WATAさんの滝見物に乗らせてもらう。
発電所がある為か、その手前まで林道が除雪されていて、施設までもトレースがあった。しかしながら、その先は当然のように新しい雪があるのみ。
早いWATAさんを一生懸命に追いかけて遡行開始点に到着。
あまり下を歩いてハマってはたまらないので、斜面を頑張ってトラバース。
WATAさんによると、以前は最後の方を高く巻いたらしかったが、雪が多く水線近くをカニ歩きを交えて突破。
見えてきた。青く光る氷が素晴らしい。
強固で厚い氷が圧倒的。完全な逆光線で影の中だが、その分、より青く見えているのかもしれない。
ゆっくりと楽しんだので、隣の滝へ。ピッケルを出して七枚目の写真の右上の壁を登る。
WATAさんが履いているスノーシューには、本当に驚いた。この壁は、簡単に登れるような傾斜ではないが、この可愛らしい形をしたスノーシューは、ある仕組みにより、ガシガシとキックステップを決め、力強く登っていく。
そして、隣の滝の開けた前へと乗り上げる。
さっきのも凄かったが、こっちはさらに凄く、あり得ないような美しさ。鋭く延びる氷と透明感際立つ青に口あんぐり。
私は、それ程には凍った滝を見ていないが、数多く見ているWATAさんも「こんなに青く綺麗なのは無い」と満足そう。あまりに美し過ぎて、首が痛くなるほど見あげても飽きることがない。
帰りは、どうするか。今度は、WATAさん、滝前から真っ直ぐに延びる急斜面を走って急降下。私のLightning Ascentでは、ずっこけそうなので、登って来たトレースを慎重に降りた。
滝の素晴らしさはもちろん、そのどこまでも青く透明な色を忘れることができない。そんな美は、純な水が凍りついてから、決して壊される事無くそこにあったからかもしれない・・・
WATAさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M10
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.
LUMIX G VARIO 45-150mm / F4.0-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.