2009年6月13日
和歌山県 北山村 四ノ川 下谷
PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II
大滝…
13~14日は、S君とK君と沢予定、前回の古川岩屋谷が厳しかったので、今回は、K君と危険度の少ない谷に行くと約束していて、場所的には青水と戯れるあそこしかないだろう。しかし、二日かけて稜線まで登るのは行程的に長く、上流部はロープ等も必要みたいなので却下。
そこで、思いついたのが、一日目に下谷の大滝を見に行くこと。下谷は、SawaNaviさんのサイトに紹介されていて、100m級二本をはじめ圧巻の大滝が懸かる豪渓らしいが、「難易度が高く安易な入渓はお勧めできない。」とある。しかし、最初の大滝までは問題となるところもなさそうなので、たぶん行けるだろう。ダメなら帰ってこようということになった。
四ノ川林道と下谷の出合に駐車して出発、下谷沿いに林道をしばらく行き、明瞭な踏み跡があったので、これを辿って川床に降りた。堰堤を二つ越えて進んでいくと土砂の堆積が多いのか伏流が続く。そして流れが戻ってくると小滝が連続してそれらしい雰囲気。小滝を越え谷が左へ曲がると、思わず「おおー」と歓声をあげる。
PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]
前方遥か高みから弧を描きながら落ちる圧巻の大滝が出現。右の本谷にも綺麗な滝が落ちていて、スケール観のある素晴らしい眺め。
PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II
岩と流木を越えて大滝に近付いていくと前衛に小滝、これを右岸の隅から登って大滝直下の広い台地に出た。
PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II
下から見上げる大滝は、目測60m程、しかし、上部のアーチ状の流れは圧縮されてよく見えないので、やはり100mあるのかもしれない。
PENTAX K20D smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]
この台地から見下ろす本谷の滝は、下から見るよりも落差があるように見え、その整った姿がより印象的だ。
PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II
戻って本谷の滝の左岸を観察すると、傾斜もそれほどでもなく立木も多いので、なんとなく簡単に巻けそうに見える。しかし、これが簡単ではないらしい。今日は、装備も持ってきてないし、ここまでで十分満足だが、この滝を越えると、上には四段100mが控えるらしく、いつの日か挑戦してみたい。
車に戻って移動、今宵の泊地を探してうろうろするが、明日の入渓地近くでなんとか見つけて小宴会の準備、新たに用意した焚き火缶をセットして「これで俺らも沢屋や〜」と悦に入るが、結果は大失敗。焦げ焦げのご飯が炊き上がった。
不思議に焦げてもうまく、固い物が好きな私とK君は、ガリガリと平らげた。S君とK君の間では、ビールやシャンパンやウィスキーが飛び交い、早くもヘロヘロ。明日の美渓を夢に眠りについた。