2009年6月14日

奈良県 下北山村 前鬼川 滝谷


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


ブルーな世界へ…



終点駐車地から林道を本流出合付近まで戻り、斜面を降ってスタート。中途半端な天候と朝の為か、今日の前鬼ブルーは、ちょっと冴えない感じ。水量も少なく、意識している訳ではないが、岩伝いに濡れないように歩いてしまう。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


冴えないといっても、そこに流れるのは、これ以上ない極上の水、もったいないのでジャブジャブといくとやはり気持ちが良い。大岩を越えたりして進んでいくと、沸き返る白とその下の青が見えてくる。コバルトブルーの水を湛える二段10m滝の登場だ。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


やはり青が少し輝きに欠けるが、それより、以前と較べると釜の感じがずいぶん変わってしまったように感じる。底の縁から黒っぽくなってきていて、白く輝く部分が小さくなっているかもしれない。


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CONTAX Aria Vario-SonnarT* 28-70/3.5-4.5 RVP

2001年9月


それでもファインダーを覗き、PLフィルターを回すと青色がググッと浮かび上がってくる。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED


左岸から越え、滝上の渡渉ポイントも難なく通過。さあ、川幅いっぱいのナメのはじまりだ。好きな所を自由に歩き、さらに上流へと快適な遡行が続く。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


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Panasonic Lumix DMC-FT1


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Panasonic Lumix DMC-FT1


この辺からK君も絶好調、水に飛び込んだりしながらいつの間にか先頭に立っている。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


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Panasonic Lumix DMC-FT1


そして、大岩が詰まり、行く手を遮るところを左岸から巻き越えていくと長大な不動滝の流れが見えてくる。つまり不動滝は、本流に直接注ぐのではなく、本流左岸の少し上の小さな釜に落ち、そこからさらに本流に水が落ちていくという感じだ。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


水量が少ないながらも左に張り出した大岩壁に守られた姿は圧倒的、上には千手滝、馬頭滝が離れることなく続き、もし遠望にて三滝が望めたら200m級の一つの大滝としてその名を轟かせたに違いない。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


不動滝を過ぎ、パンツ一丁になって水泳大会をしていると、なんと珍しいことに女性三人のパーティが軽快に通りすぎていった。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


この後は、箱状廊下に注ぐ斜滝からはじまる湧水群、あちこちから吹き出す水また水、眺めもさることながら、その水音が体の奥まで響いてくる。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


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Panasonic Lumix DMC-FT1


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


垢離取場手前で千手滝への道を拾って裏行場巡りへ、登って登って整備された階段を降ると千手滝の前、太陽の光を受け輝く姿と岩盤を伝う下部の流れは、いつ見ても秀逸。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


左岸を少し登って左に行くと両界窟のある中段のテラス、行場らしい雰囲気が漂い、滝の流れにも手が届きそうだ。


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Panasonic Lumix DMC-FT1

胎蔵界窟(両界窟左側)


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Panasonic Lumix DMC-FT1


ここから大岩壁の際を水平移動し鎖場を直上、岩のへつり越えと続くが、K君も好調で問題なく通過。それでもさすがに裏行場、S君は、「剣岳のカニのタテバイなんかよりはるかに厳しい」と言って喜んでいる。


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Panasonic Lumix DMC-FT1


水量の少ない馬頭滝は穏やかで静かなたたずまい、秘瀑の趣満点の姿を見せてくれた。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


帰りは、右岸を少し登り、急斜面を立ち木頼りにどんどん降ると千手滝への道に飛び出した。垢離取場で休憩していると、またまた先の女性パーティと遭遇、間違って上流に入り、ちょっと大変だったとのこと。


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PENTAX K20D smc PENTAX DA18-55mmF3.5-5.6AL II


透明極まりない前鬼の水は、梅雨明け頃から最も輝き、暑ければ暑いほど、その冷たさが際立っていく。これからの夏にかけ、いちだんと鮮やかになった青が、前鬼ならではの美しい渓を見せてくれるだろう。


4 コメント

  1. ヒロ

    前鬼川は大峰でも特筆すべき水の美しさを誇っていますね。なつかしい光景に感動しながら拝見しました。
    クルマ止めから黒谷を下って本流との合流地点から垢離取場までのコースは変化に富んで美しいですね。何度でも通いたくなるコースです。垢離取場から上流、稜線までは途中から水が極端に減ってしまい最上流は荒れていますね。でも結構距離があって達成感はあると思います。谷から見上げる柱状節理の岩峰が素晴らしいと思いますが、水の美しさを撮るならやはり垢離取場より下流でしょうか・・・
    しかし精力的に山行を続けておられますね。素晴らしいです。

  2. K2

    こんばんは。
    「待ってました!! パンダ大統領!!」 って、
    思わず叫んでしまうようなエントリーです。
    私、同じコース今年既に5回つりに行きました(笑)。
    貴殿のK20Dで写して頂くと、さらに格別です。
    やっぱり、夏場の水色が最高ですね。
    沢ノボラーの方々の盛期は・・・・・
    我々釣り人には辛いシーズンです。あと、名物のヒルも。
    しかし、ここにアマゴがいなかったら、
    私も絶対ジャブジャブしてパンツ一丁になりますよ(爆)。

    垢離取場より少し上流まで5月末に行きましたが
    玉砂利の床が続いてて水色は凄く鮮やかでしたよ。

    釣りが目的なので裏行場には行った事がないのですが
    馬頭滝の釜はデカいそうなので、
    手付かずの老獪なモンスターが棲んでそうで
    目下興味津々です。

  3. パンダ

    ヒロさん

    前鬼もすでに完全遡行されてましたか。
    狭まった渓相や上部岩峰群等が魅力みたいですね。
    稜線まで詰める案もかなり悩みました。
    今回は苦しい山行を避ける観光遡行ということでパスしましたが、チャンスがあれば挑戦してみたいですね。

  4. パンダ

    K2さん

    今シーズン、もう5回ですか。
    当日は、釣りの方はいなかったので、ジャブジャブしほうだいでした。
    さらに上流の方が玉砂利が多いのであれば、水色の鮮やかさも格別かもしれませんね。以前は、下流にももっと小岩や玉砂利があって、底の白さが印象的だったように思うのですが、流されてしまったのかもしれません。

    馬頭滝の釜、どうでしょうか。
    千手滝落ち口まではほんの僅か、魚が昇ってくるのは難しいので、手付かずで残っているとよいですが・・・

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