2016年5月2日
南紀 高田川 内鹿野谷


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必見の一本…



大杉谷不動谷を終えると、例によって体はフラフラ。それでも、我々は南紀へと車を走らせる。この日は、親方さん、ひこさんと別れ、おでんさんが加わり5名。

水車小屋跡から重い体に鞭打って歩いて行くと、ズリ岩。どうぞと声をかけるが、もちろん誰も潜ろうとはしない。


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そして、出合の滝かナマズ口の滝か、よく分からない滝前で最初の撮影会。

美しい軌跡を描く落水と揺らぎながら大きく広がる壺。
2014年のGWに来たときと、どこも変わってない美しい佇まいが嬉しい。滝に影がかかっていて、撮影的には、ちょいと困った状態なのも同じ。


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左岸から巻いて落口へ。

前回、男性陣はロープを出して落口を越えたが、女性陣は上から巻いたはず。そんなことで簡単と思い巻いてみたが、思ったより登らされたので、これなら下から行った方が良かったかも。


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またまた足が止まって撮影タイム。


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お次は、南紀らしいナメが続く。木々をすり抜けた光が沢を明るく煌めかせ、これを見ていると疲れもどこへやら。


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さてさて、上に見えてきたのは、この谷の白眉であろう一ツ落滝。前衛滝を左岸から巻き上がり近付いて行く。


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一ツ落の滝も変わらぬ美しさ。

今回のGW滝旅では、内鹿野谷にリクエストが集まった。巨大であったり、圧倒的であったり、そんな滝ではなく、この美しさに包まれたような滝に人気が出たのが嬉しい。


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この強固な岩盤に支えられた乱れの無い姿こそ、他では中々見ることができない紀伊を代表する滝姿。おでんさんが、前回のレポを良く読んでくれていて、「正に必見の一本ですね」と言ってくれる。


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左岸からヒーヒーと巻き登るが、足が重い。これでは登り返せるかと心配になりながら、栂ノ戸滝へと懸垂で降りる。

撮影もそこそこに、ゆっくりと寛いだ。


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下山は、前回が藪と倒木に苦労したので、今回は、口高田から西へと延びる林道奥に車をデポする作戦で、楽々下山。

この素晴らしき谷の滝達を皆にも見て欲しいと思っていたが、内鹿野谷は変わらぬ美しさで魅せてくれた。また来て良かったと思える楽しい一日であったし、再び訪れることがあれば、同じように感じるに違いない…

あっきーさん、おでんさん、はんぺんさん、WATAさん、どうもありがとうございました。

2014年5月3日 内鹿野谷



撮影機材

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

RICOH WG-5 GPS


撮影機材データ

撮影機材データ


2 コメント

  1. もとなか

    ブログのコメントでは久しぶりの登場です。
    お邪魔いたします。

    澄んだ水と爽やかな緑が共にある風景を見ると心が躍ります。
    最近は自分の目では見る事が少なくなったせいもあってパンダさんをはじめ、先輩方の記事の更新を日々楽しみにしています。

    この谷もいつか自分もこの目で見てみたいとは思いつつも美しくも儚い自然美は、いつ姿を変えてしまうか分からないのも理。
    美しい姿のままで僕を待ってて欲しいものです。

    まだしばらくは山から遠ざかってると思いますが、帰ってきたらまたご一緒させてください。

    よくわからない滝前の写真ですが明暗差が激しく苦労されたと思います。
    僕が帰ってくる頃にはカメラのダイナミックレンジが飛躍的に広くなってくれている事を願うばかりです。

  2. パンダ

    もとなかさん

    ご無沙汰しております。ってこの間会いましたね。
    お元気そうで何よりでした。

    晴天時の滝周辺の明暗差は、カメラの性能向上で簡単に吸収するのは難しいかもしれませんが、そんな夢のようなカメラが登場して欲しいものです。
    最近思うのは、デジタル写真においてはカメラやレンズも大切ですが、それを見る環境の方が、より大切なのではと感じています。

    まだまだ忙しい日々が続きますね。
    落ち着きましたら、またご一緒しましょう。
    きっと美しい自然が待っていてくれると思います。

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