2017年9月3日
大峰 前鬼川 沢登り

01_9035439

夏を惜しんで…


一週間前にも来た不動七重の滝にまたやって来た。
これで今シーズン三度目。
前回、ロープを残置してしまったので、なんとしても回収しなければならない。

道路から遠望でロープを確認しようとするが、あれれ〜という感じで、あるはずのロープがない。
望遠レンズを付けたカメラで探すと、たしかにロープの存在が確認できるが、そう言われればあるような気がする程度であり、あまり目立ってなかったことに、少し救われた気がした。

さて、この日の朝はとても寒く、なんかもう晩秋かと思える程に空気が冷たく感じる。
過去天気の概況では、「この秋になって一番気温の下がった所が多かった。最低気温が10度を下回った所もあった」と伝えている。

02RIMG4929

こんなに寒いのに、水がとびきり冷たい前鬼で泳ぐのかと躊躇するのが本音だが、そうも言ってられないので、意を決して三回目の入水。

前回、ともに下降した敬語さん、応援に来てくれたひこさんの三人で、流されるというより必死で泳ぐ。
何時ものように前鬼を楽しむなんて余裕はなく、気がついたら不動七重の滝F7の落口。
天気が悪くお日さまのパワーが欲しいところ。

私は何時になく着込んで泳いでみたが、それほど冷たさを感じなかったし、水から上がっても大丈夫だった。
比較的薄着の敬語さんとひこさんは、ちょっとブルブルしているように見える。

「寒い」と聞くと、もちろん「寒い」と言っていたが、「前鬼でこの感じやったら、普通の沢で10月一杯くらいまで泳いでも大丈夫ちゃう」と聞くと、「いけるんちゃいますか」との答え。

まあ大丈夫であろうが、我々にとって、それが面白いかどうかはまた別の問題なように思う。

03RIMG4925

今回も不動七重の滝F7の左岸を下流方向に進み、そこからF6下へと60mを一気に懸垂。
ロープ回収を考えて、ルートを見極めながら慎重に下降。
そして、勝手が分かっている事もあり、懸垂しながらメインカメラで撮影。

04_9035445

F7~F6、強固極まる壁と美しすぎる水が織りなす素晴らしき世界。
もう少し光が欲しかったが、美しく圧倒的な景観に酔いしれる。

05_9035481 06_9035469

F6が釜に注ぐ際のジャンプ。

07_9035493

全員が無事下降し、ロープ回収も問題なく終了。
一旦乾いた体で大きな壺を泳ぎ渡るのは辛いところ。
曇っているので、前回のようなきらめきはなく、寂しい雰囲気が漂う。

08RIMG4963

F5落口、ここでゆっくりしていると、時たま林道の遠望ポイントに人が現れる。
あっちからも見えているのかとか色々と考えていると面白い。
それでも、それは本当にまれなことであり、これほどの滝でも見に来る人は少ない。

09RIMG5000 10_9035543

前回にロープをかけた支点付近を三人で探り、抜けなかった原因を特定。
なるほど、そういうことかと納得するが、それを事前に排除できなかったのが問題。
そして、考え得る最良の方法でロープをかけ直し、引っかからないように下降することを確認。

11_9035544

そうこうしていると、日が射してきて辺りの雰囲気が一変。
水、緑、岩、空、あらゆるものが一斉に輝き出す。

らしくなった不動七重の滝は、まるで眠りから覚めたよう。
やはりここは晴れが似合うと感じる。

12_9035559 13_9035577

さあ行こう。
眼下に見える連続する壺が、とても美しい。

14RIMG5028 15RIMG5016 16RIMG5085

不動七重の輝く瀑水が、我が身を飛び越えてゆく。
普通では体験できないような圧巻の眺め。

17RIMG5088 18RIMG5118

激しく拡散する水粒は、分厚く白きベールとなり、極限的な表情を描く。
ベールの向こうに見える抜けるような青空と相まって、最高に爽快。

19RIMG5110

そして、虹というご褒美が浮かび上がる。

20RIMG5163

滝水に滝風、それをビショビショになって感じる。

21RIMG5154 22RIMG5169

ひこさん、敬語さんと続いて下降。
二人とも、この時が終わるのがもったいないかのように、ゆっくりゆっくりと降りてくる。

23RIMG5180 24RIMG5187 25RIMG5211

ロープは難なく抜けて、回収作戦が完了。

26RIMG5195

展望台に上がって、ゆっくりと休憩。
続けてF4から下も下降しようかなんて話も出るが、もう光が届かないことを考えて、またの機会に譲ることに。
それでも、何か物足りない感が残ってたのか、夏を惜しむように前鬼川で飛び込み泳ぎまくった。

27RIMG5227

この夏だけで三回も訪れた不動七重の滝。
多くの点で、うまく事が運ばなかったからだが、振り返ってみても後悔は全くない。
前鬼川と不動七重の滝、そんな苦労を重ねても、対峙するに相応しい素晴らしき地であると思う…

敬語さん、ひこさん、どうもありがとうございました。

撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
RICOH WG-4 GPS
撮影機材データ

撮影機材データ


コメントを送信

メールアドレスが公開されることはありません。