2017年9月10日
大峰 四ノ川 沢登り
また行きたい…
この日は沢屋さんのgENさんとMさん、そして臆崖道さんと四ノ川。
gENさん達は水と戯れて直進する先鋭的沢屋さん。どうせ登れないから滝前には行かないなどということは決してなく、滝や渓と触れ合うことを信条とする。
前回と同じように林道の終点から下降して遡行開始、最初の顕著な滝前で小休止。水量的にちょっと少ないような気がするが、流れる水が相変わらず美しい。
右岸の通路から巻き上がる。
ここは左岸から簡単に巻けるが、泳いで直登。この間の前鬼のような冷たさは全くなく、気持ちが良い。
どんどん泳ぐ。釜に刺さっている木を使って這い上がるが、ちょっとフリクションが悪い。
印象的な箱淵。
そして、前回にあまりの美しさに度肝を抜かれた滝。乱れのない空間は健在だが、残念なことに滝壺に砂利が堆積してしまっている。
それでも、磨かれた岩を伝う流れは優雅極まりなく、バックに広がる緑と青空が最高の滝空間を演出。
お揃いのジャケットのチームグリーンなお二人は、ここでも滝に近付いて可能性を追求。
ゆっくりと楽しんだ後は左岸を巻いて、この滝を越えて行く。前回はピタリと決まったが、今回は小さく巻きすぎて仕切り直したような気がする。
釜があれば、もちろん泳ぐ。
さてさて、四ノ川上流部で、ひときわ見事なゴルジュの入り口。
前回は左岸の壁を登ったが、gENさんが水線を行くのを見て、それを真似して登ってみると、こっちの方がずっと登りやすい。
そして、沢が左に屈曲した先は、幻想的な神秘なる空間。ある意味、極限的な美しき沢風景のひとつであると言っても過言ではないと思う。
しかししか〜し、登攀ラインに前回は無かったロープが垂れ下がっていて驚く。これは景観的に困ったと思っていたら、Mさんが先に登って、ロープを引きずり上げて隠してくれる。
そんなことで、メインカメラを出して、この美しきゴルジュを撮影。
泳いで左岸の溝をよじ登り、側壁続く中を進んでチョックストーンを越えれば大滝の登場。
水量が少ないのが残念だが、素晴らしき佇まい。側壁高く秘境感極まる中を複雑な軌跡を描いて流れ下る。
撮影の後は、gENさんとMさんが滝を楽しむ。私には縁のない世界かもしれないが、また違う滝との触れ合い方をゆっくりと観させてもらった。いや〜、格好いい。
昨夏に続いて訪れた四ノ川、そこは何度でも訪れたい魅惑の地。侵食された地形の中を流れくだる水の美しさを、どう表現すればいいだろうか。今回も、その異空間に身を委ねることができ幸せな一日になった…
臆崖道さん、gENさん、Mさん、どうもありがとうございました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.