2016年11月6日
大峰 舟ノ川 日裏山谷本谷
11月3日…
紀伊半島の秋四日間の最終日。
はんぺんさんが、まだ迷滝の紅葉を未体験というので、昨日の旭ノ川に続いて十津川舟ノ川。
林道を歩いて、適当なところから沢へ降りる。
おぉ〜っと、大きく深い淵が通せんぼ。
もう四日目で疲れていて、ゆっくりと出てきたし、早い目に切り上げなければならないしで、あまり時間が無いのだが、これは降りたところが失敗。
2012年の秋は、うまく降りたのだが。
両岸見上げて右岸巻きを選択するが、ちょいと際どいところもある。
これまた、2010年の夏は、一見厳しそうな左岸巻きで、楽に通過している。
そんなことで、ようやく前方に高い壁が見えてくる。
そして、アメドマリの滝。紅葉彩る深き谷間に、ひっそりと落ちる静かなる流れ。
天気は冴えないが、この美しき空間は、いつもと変わらない。
はんぺんさんは、ここがかなり気に入ったみたいで、精力的に撮影していた。
そんなこんなで、またまた時間を食ったので、上部の遡行は諦めて、アメドマリの滝右岸の尾根をそのまま登って林道に出る。下部は結構急な斜面で、上から降りるならロープが要るだろうと感じる。
そのまま林道を歩いて行くと、迷滝の登場。
遠望地には、いかにもな三人組が。
その中のお一人の機材は、特徴的なダブルカメラ。「ひょっとして瀑やん」と聞くと、大当たり。後のお二人は、Wind Rippleさんと東さん。
こちらも自己紹介して、しばし滝談義。
何回か来ている秋の迷だが、天候のためか霞んでいるのか、これまでで最も冴えない感じ。
それでも、よく見ると、滝周りは美しい紅葉に彩られている。このような見事な滝紅葉は、そうはお目にかかれないのではないだろうか。
時折、冴えない空気を切り裂いて降り注ぐ光が、大岩壁に明と暗を描いてゆき、四日間の最後を飾ってくれた。
初めて迷滝に訪れたのは、まだほとんど情報が無かった2007年の11月3日。それはそれは見事な紅葉滝に驚いた。
その後に訪れてた秋の迷は、2010年、2012年、何れも11月3日で、2007年に負けない晴天と紅葉を楽しんだ。
秋の迷滝を狙うなら11月3日なのかもしれない…
はんぺんさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
曇天且つ晩秋近しと感じるシーンですが、この雰囲気がとても素敵ですね!
これほど素晴らしい迷滝を拝見させていただけるのは貴殿の作品だからこそと思います。
すぎちゃんさん
いつもコメントとお褒めの言葉をくださりありがとうございます。
秋の迷滝は、ほんとうに素晴らしいです。
紀伊半島を代表するに相応しい紅葉滝ではないでしょうか。
こんにちは。あの時の迷滝の画なんですよね。
ほんとに素晴らしい!ぱんださんの画作り本当に感動します。
私も人に感動を与える画を撮りたいです。
それと文章も素晴らしいです。そんなお仕事されてるのかな?
あの時は束の間でしたがお話できて楽しかったです。
またお会いできることを楽しみにしています。
Wind Rippleさん
ありがとうございます。
もう随分前のことになってしまいましたね。
天気が悪いだけでなく、なんとなくもやっていてのっぺりした感じでしたが、僅かな時間ながら動きが見られてよかったです。
まさかまさかで、残念ながら物を書く仕事とは全く縁がありませんが、きちんと読んでくださり嬉しいかぎりです。
こちらこそ、またお会いできることを楽しみにしております。
お会いできて嬉しかったです。
下流のアメドマリの斜瀑に行きたいと思いながら、そのままです。
また素晴らしい写真を楽しみにしています。
瀑やん
コメントをいただいていたのに、何故かまたスパムフィルタに引っかかっていたようです。
申し訳ありません。
アメドマリの滝もなかなか良いところだと思います。是非訪れてみてください。
一度ご一緒して、ゆっくりお話できればなんて思ってますので、機会があればよろしくお願いします。