2016年11月12日
台高 又口川 柳ノ谷
二人で見上げて…
11月も中旬に入り、紀伊半島の滝紅葉は、どうなっているだろうか。
台高南部、又口川の柳ノ谷は、ほとんど知られることが無いが、有名な不動滝と銚子滝をかける古川岩屋谷の北東、ほんの近い所に位置する。
そして、駒ノ滝と呼ばれる大瀑が絶壁を滑り落ち、その白き落水は遠望でもはっきりと見えるらしい。
今回は嫁さんと二人でまったり。
序盤は林道歩きを強いられるが、頭上に広がる澄んだ碧は、この秋一番を思わせる。
駒ノ滝の紅葉的な条件を考えると、かなり期待できそうだし、この天気なら気持ちよく楽しめそう。
林道から山道に入り、少し行くと最初の滝。
沢を辿ったり道を拾ったりしながら適当に進む。
良い天気ならではの水色や紅色は、爽やかな秋そのもの。
前回、ここを訪れたのは、2011年のGW。駒ノ滝までは直ぐだったような記憶しかなかったが、意外と長く感じる。
そんなことで、駒ノ滝に近いこの滝を見た時は、ホッとした。
そして、目に飛び込んでくるのは、見事すぎる紅葉と駒ノ滝。
そのピチピチの色は、まさに今染まりましたと言わんばかりの鮮やかさ。
覆い被さるような色々を見上げながら進めば、大きな眺めが展開。何より澄み切った碧と紅の対比が見事。
水量は随分と少ないが、サラサラと流れ落ちる水は、これまた秋らしくて悪くないとさえ感じる。
慌てることは何もない。二人だけで、この素晴らしい世界を心ゆくまで満喫。
嫁さんは、どこに行っても、こんな姿をあまり見せたことがないが、すやすやとお休み中。
もともと体調が良くないので疲れたのか、それとも気持ちが良いのか、何れにしてもそっとしておこう。
それでも、しばらくしてから滝近くに行くことを告げると、元気に起きてきて、一緒に滝前へと付き合ってくれる。
これが、二人で見上げた秋の駒ノ滝。
2016年秋、二人で辿った柳ノ谷は、秋らしさに包まれていた。
その何気ない、ごく普通の出来事こそが、かけがえのないものなのかもしれない…
Panasonic Lumix DMC-GM1
LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
ご夫婦での山行、気遣いというよりお互いが思いやるという感じじゃないでしょうか?
一番幸せを感じられる時間だと思います。
「Pandaさん、本当に幸せ者だな」って!
奥様にも宜しくお伝え下さいませ。
すぎちゃんさん
はい、つくづく幸せ者ですね。
こんな休日だけでなく、何気ない日常の全てが、かけがえのないものだと思います。
あらゆる点で嫁さんには感謝するしかありません。
ありがとうございます。