駒ヶ岳を彩る秋

2017年9月30日
中央アルプス

限られた休日…

バスに揺られてロープウェイに乗って雄大なカール地形に降り立つ。ひこさんにとっては、初めての高山かも。

千畳敷の紅葉は、ちょっと冴えない感じで、そそくさと乗越浄土へと登る。そして、駒ヶ岳東面を見ると、なかなか良い感じ。

ここから殆どの人が駒ヶ岳山頂へと登って行くが、我々は狙っていたとおりに駒飼ノ池から濃ヶ池方面へと降ってゆく。

う〜ん、前に来た時も感じたが、何故か千畳敷よりもこっち側の方が遥かに美しい。地形の問題かもしれないし、それとも少し時期に差があるのかもしれないが、移り変わりを見ている訳ではないので、本当のところは良く分からない。

ベストではないかもしれないが、散りばめられた色が描く、橙から紅へのグラデーションが美しい。

天気的には、雲に覆われている感じだが、その穏やかな光を味方にして、ゆっくりと楽しむ。

そして、濃ヶ池。

風が吹いて寒さを感じるが、岩の上に腰を下ろしてまったりと寛ぐ。宝剣をバックに美しく広がる紅葉を眺めるのは最高の贅沢。

この後は、将棊頭山から駒ヶ岳へと続く稜線に出て、駒ヶ岳山頂へと方向転回。山頂に立つと、南北でクッキリと分かれた空が遠くまで続いていた。

千畳敷に戻る頃には、さらに空の水蒸気が遠ざかったのか、秋ならではの澄んだ空に変身。

週末限定の活動家にとって、高山帯の紅葉を目指すのは、なかなかに大変かもしれない。ここは、幸か不幸か、そんな悩みを解消してくれるだけでなく、そこでの体験も極上だと思う…

ひこさん、どうもありがとうございました。