2018年3月11日
大峰
冬尽く…
あまり期待できないのは分かっていたが、あそこなら少しは霧氷が楽しめるかもと大峰に向かった。
目指すところは、レンゲ坂谷が山上ヶ岳と稲村ヶ岳を結ぶ稜線に突き上がる辺り。
誰もいない静かな道を黙々と歩く。雪が少なく、進むのに何の苦労もない。かつてここで雪に負けそうになったことが嘘のようだ。
レンゲ辻に出る少し手前、ブルーアイスを霧氷が覆う眺めが迎えてくれる。この悪条件でも、なんとか白を残しているのは、やはりここは霧氷的な条件が揃っているのだろうか。
稜線に出ると良い天気。ここから山上ヶ岳方面は、結界と呼ばれるものに遮られていて、それは今の時代になっても健在かもしれない。冬期は、ここからどっちに行っても条件次第で少し厳しいルートになるように思うが、結界が無い方がより厳しいように感じる。
まだ北西面には冬っぽいところも残っていたが、全体的に春の訪れを感じる。
山上さんは予想通りに静かで穏やかだった。ただここでは、抜けるような碧と輝く白の組み合わせに巡り会えていない。そんな時にまた訪れてみたい…
撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6
LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6