2018年5月26日
台高 東ノ川 ツキ谷

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巨大…


月谷は有名な千尋滝がかかる谷。そればかりではなく、千尋滝の上には美しい壺に注ぐいくつかの滝がかかるらしく、今回は、それらの滝と千尋滝に迫ることを目的に下降ルートで計画。

月谷に降り立つために、出合からR425をもう少し北上し、地形図で確認できる谷の北側にある破線道の取り付きを目指す。実際に歩いてみると、道型は破線道が記載されている谷沿いではなく、少し北の尾根上に続いていた。途中からP653を目印に南西へと方向を変えP653から南へと下降すると、着地点として考えていた吊り橋にうまく到着。

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降り立った月谷は穏やかな渓相。ちょっとショボいかも。

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最初の顕著な落ち込み。

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天気悪いしそれほど暑くないしで、懸垂からポチャンとする気になれず、左岸から巻き降る。

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15m程だろうか、水が美しい軌跡を描いて大きな壺に注ぎ込む。天気のせいかもしれないが、湛えられた水に、この地特有の美しさがなく期待していた感じとは違うのが残念。

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次の滝の落口から覗き込み、ここも巻き降ることを選択。

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さっきの滝よりも少しいけてる地形をしているが、やはり何時もの美しさとは違う。空が広く幽玄さにもかける。

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次は傾斜が緩く、水を浴びなから懸垂すれば面白そうな滝。しかしながら、全員が最後の壺ポチャに首を振り、右岸を木につかまりながらズリズリと下降。

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下流側に立って滝を眺める。美しい軌跡を描いて淀みなく水が流れゆくが、やはり壺の透明感が低い。ひょっとして、底に土成分が溜まっていて、まだ梅雨前で流されていないのかも。

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もう少し谷を降ると、その先が何やら狭まっていて、ひこさんが覗いている。

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近付いてみると、おぉ〜ってな感じで凄い。側壁立った底に深き淵を形成し、見事にゴルジュっている。

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またまた、下降からの泳ぎを嫌って左岸上を進んだところから懸垂し、淵の下流に着地。そして、飛沫を上げる素晴らしき滝とご対面。こんなところにこんな滝が落ちていたのかと思わせる秘瀑。

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またここは、千尋滝を下から見た時の上段30mの落口で、落差100mの素晴らしい高度感。実際にここに来てみれば、100m級とされる千尋滝は直ぐ上に続いているゴルジュ滝25mを加えて、125m級であることを実感するだろ。

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そのまま左岸から上段30mをスルスルと懸垂。降り立った棚の上は、迫力の落水が岩で砕け飛沫舞い散る荒涼とした雰囲気。ゆっくりとしたいところだが、あまり居心地が良いとも言えず、そそくさと次の下降に入る。

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下段の下降ルートは流身から少し離れてしまったので、振子の要領で滝に近づく。決して水量が多くはなかったと思うが、間近で感じる水の力が、やはり素晴らしい。

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そして、左岸下の少し高い位置にうまく着地。続いて敬語さんとひこさんも問題なく下降。

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何回か来ている千尋滝。何故か左岸側から眺めた記憶がなく、とても新鮮でかっこ良い姿だと感じた。

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ツキ谷の渓相は思っていた程には美しく感じなかった。ちょっと期待値が高すぎたのかもしれない。しかしながら、千尋滝は秘められた最上段を含め圧巻。その巨大な何かに少しだけ触れることができたかもしれない…

敬語さん、ひこさん、どうもありがとうございました。

撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
RICOH WG-4 GPS
撮影機材データ

撮影機材データ


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