2010年2月7日
奈良県 川上村 中奥川 半左衛門谷
透明・・・
ふぇるめーるさんのレポを見て、その氷結した滝にびっくり。
寒が戻った週末、完全氷結は望めないかもしれないが、期待して谷に入った・・・
伏流の谷を進み、水が出てきた頃から氷の饗宴のはじまり。
表面が溶け出した氷が、その透明感を際立たせる。
やがて右岸支流から凍った滝が出合う。
滝壷もがっちり凍っている。
この滝の上流にもなにやら大きな氷のカーテンがちらっと見えた。
美しい氷が谷を彩る中、さらに奥に進んでいく。
そして、ちょっとした滝の登場。
滝に近い右岸を登ったが、沢の歩きやすさを考えてチェーンアイゼンで来たので、グリップが効かずに一苦労。冬は、少し下流から大きめに巻いたほうが良いようだ。
二股を右にとると、奥に大きな氷柱が見えてきた。
氷の張った谷を詰めていく。
前衛の滝下から見る大滝。
この小滝も夏ならなんてことないと思うが、岩と氷に前進を阻まれる。
際どい登りで滝前に到達し、そのままGF1でパシャリ。
期待を裏切らない画質で、これ以上必要ないとさえ思う。
かなり溶けてしまっているが、それでもなかなかの姿。
K-7で滝下からワイドに広がる氷を狙ってみた。
右岸側に回って決死の覚悟で撮影。
大きな氷柱がけたたましい音をたてて落下、弾けた氷がぶっ飛んでくる。
重なった氷の中のブルーが美しい。
どこまでも美しいブルー。
谷を戻りながら撮影。
流れる水と氷が美しい。
厚い氷、巨漢の私が乗ってもびくともしない。
支流の滝を越え、上に見えたカーテンを探索。
上流はさらに二股に別れ、二つの滝となっていたが、どちらも氷結状態。
特に右股の滝は、やや薄いながらも氷がワイドに広がっている。
林道に戻ってふり返ると稜線に輝く白、明神平、前山方面だろうか。
林道から見える大きく厚い氷柱。
元気がないので近付かなかったが、下迄いけば凄いかも。
中奥川を奥に行けば、驚きの連続。
林道沿いだけでも巨大な氷柱がいっぱいで、素晴らしい冬の風景が続いている。
さらにさらに探索すればもっと面白いだろう。
ふぇるめーるさんの開拓力に感謝。
撮影機材
PENTAX K-7
smc PENTAX DA12-24mmF4ED AL[IF]
smc PENTAX DA50-200mmF4-5.6ED
Panasonic Lumix DMC-GF1
Panasonic G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
あれまぁ、人は同じことを考えるもんですね。この日は氷瀑めぐりには最適の日だったようですね。
(もっともワタクシのところは写真撮影ではなく、スポーツとしての例会でしたが)
この谷は南東向いているので凍結はしにくいと思っていましたが、見事に氷瀑になっていますね。入渓もそんなに困難ではなさそうなので、私も機会(もう融けちゃったので来季以降でしょうな)をみて訪れてみたいと思います。
ところでペンタから離れられる可能性もあるとか。ワタクシはこれから交換レンズを揃えようと思っているのですが(笑)。
氷の世界
この言葉がピッタリでしょうか(^_-)-☆
自然が織り成す造形美と神秘的なブルーが素晴らしいです。
それにも増して素晴らしいのがPandaさんの行動力ですね!
さっそくミラーアップの儀式が必要ないGF1が活躍しましたねー!
氷の中に潜む薄いブルーを撮り出すのはk-7の方が得手ではないかと想像するのですが、いかがだったでしょうか?
臆崖道さん
比較的入渓しやすいわりに氷がたくさんあって見ごたえがありました。
逆にいうと夏場は水量が少なめかもです。
GF1は良い感じです。もちろんペンタも非常に使いやすいシステムですので、おおいに悩んでいる最中です。
すぎちゃんさん
この冬、一度くらいは氷瀑を見に行きたかったので、チャンスを待っていました。
ややシャーベット状で完全氷結ではなかったですが、それゆえに透明感と色を楽しむことができました。
ayaGさん
もう少し撮り較べないと分かりませんが、Rawで撮るかぎりパナとペンタで大きな色の違いはないように感じます。
小型のGF1ですが、やはりとういうか14-45mmを付けるとレンズ部分がかさばってFT1程の軽快さには欠けます。14mmパンケーキが出るらしいので、14mm1本勝負というのも面白いかもしれません。