2010年2月13-14日
奈良県 大峰山脈


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トラバース・・・

PHOTO GALLERY

弥山の次ぎはやはり稲村か、ピッケルを新調して大日のトラバースに挑戦。


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今日もゆっくりとしたスタート、残った雪がガチガチに凍ってツルツル。


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どんよりとした天気で霧氷も控えめ。


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それでも、どんどん天気が良くなってきて霧氷が輝き出す。


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美しい結晶


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氷が厚く際どいところは慎重に通過。


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稲村小屋のある山上辻に到着。


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風に吹かれて霧氷が舞う。


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斜面を登って稲村の山頂を目指す。


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大普賢岳?


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いよいよ大日直下のトラバース。
初めてピッケルを使う。


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トレースがバッチリ固まっていて大丈夫。


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がんばれ〜


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安全圏に抜けた。


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キレットを越えてふり返れば、かっこええ大日の姿。


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山頂展望台、あまり使わないからと軽さ最優先で選んだピッケルは、ちょっと頼りなくて失敗かも。


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弥山方面は雲の中。


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天気が悪くなってきたけど、素晴らしい眺めが広がる。


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キレットを覗くけど、撮影が難しい。


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少し標高が下がると、また青空が。


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下山するのはもったいない。秘密の場所で泊の準備。
HILLEBERGが重いので、シングルウォールのBlack Diamond Lighthouseを試してみた。
穏やかな天候だったこともあり、問題なく快適な一夜だった。


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期待した翌朝は、ガスに包まれた。


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嫁さんが結界門を見たいというので、レンゲ辻に向かう。
ガスが晴れてきて、朝の柔らかい光に包まれていく。


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光を受けた霧氷が美しい。


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太陽が高くなり、森が空がドラマチックに変化していく。


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ガスの晴れた稲村、大日とお別れ。


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雪が少ないので大丈夫と思った念仏山のトラバースは、トレースが全くない。
様子を見ると行けそうなので、そのまま突入。
適度に凍った斜面はアイゼンがよく効き、ダガーポジションでピックを突き刺してゆっくりと水平移動。
しかし、思ったよりも長く、なかなか終わらない。


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一時間近くもトラバースを続け、ようやく抜けた。


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レンゲ辻の女人結界門、嫁さんは侵入を試みたりして大はしゃぎ。


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急なレンゲ坂谷を降っていく。


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清浄大橋を渡って、下の結界門も見に行った。


稲村は、はるか昔にも登った思い出深い山。
「山行くか〜」と聞く先生に「どこの山」と聞くと、「稲村」という名前に??
まだ小学生だった私は、よく分からなかったが、「稲村行きたい」と答えたのは言うまでもない。

大きなキレットや大日の鎖場が印象深かったが、稲村小屋のおっちゃんがフライパンを手に目の前で作ってくれた料理は、今でも鮮明に覚えている。そして、おっちゃんと先生とガキども三人の五人が並んで寝た。その少しじめっとした感触もよく覚えている・・・




撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GF1
Panasonic G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.


6 コメント

  1. ayaG

    ayaGです。
    霧氷ですか。当地では雪綿帽子ですので霧氷はそう多くは見られません。
    陽が当たると綺麗ですねー。
    それにしても、あの急斜面のトラバース。
    アイゼン、ピッケルなら私は足がすくみますね。
    かえってスキーの方が気持ちが落ち着きます。
    でも、氷と凍土の世界、寒くて痛そうです。

    今回は、GF1だけのようでしたが、空の青さを含め全体が落ち着いた色調ですね。天候のせいでしょうか、-1/3補正のせいでしょうか、山中の静寂感がよみがえります。

  2. パンダ

    ayaGさん

    FT1は、JPEGなのでカメラの作る色が基本です。その色がGF1に較べると派手目とは思いますが、Rawから現像しているGF1については、まだ未知数で試行錯誤の段階です。

    ただ、天候の違いが一番大きく、空気の澄みぐあいや雪面からのレフ効果等が全く違い、それが写真の色調の違いになっていると思います。

    釈迦や弥山の時の写真は、おっしゃるように空の色等がかなり鮮やかですが、現場での印象と帰ってからの写真を較べると、実際の美しさや素晴らしさは、写真では表現不足で物足りないという感じです。
    これに対して、今回の写真はたしかに較べると落ち着いた色調ですが、実際はもう少し冴えなかったという感じで、思ったより奇麗に撮れていたというのが、私と嫁さんとも同意見です。

  3. “すぎちゃん”

    霧氷が素晴らしいですね☆☆☆
    カチカチの雪面が良く分かります。
    念仏山のトラバースはほんまに長かったことでしょう!
    ピッケルですが、我が家にも4本あります。
    単独の時は好んでCAMPの軽量をチョイスしてますよ。
    やっぱ重いのは荷物のように感じて仕方ないんです。

  4. たかっさん

    雪の大峰攻め、今回は稲村ヶ岳ですか!私の先輩は大日直下のトラバースが恐くて何度も撤退してるのに、いとも簡単にクリアは凄いです。
    我家も行けるように頑張らねば・・・です。

  5. パンダ

    すぎちゃんさん

    念仏山のトラバースは、アイゼンががっちり利いて助かりました。

    ピッケルの選択もほんとに難しいですね。
    特に手が小さく力の弱い嫁さんは、ヘッドが持ちにくく、かたい雪面にさしにくいと言ってました。

  6. パンダ

    たかっさんさん

    いえいえ、雪が少ないのと安定していたので行けましたが、新雪では相当難儀しそうな感じでした。
    念仏山の方は、雪が多いと絶対行けないというか行ってはいけないところのように思います。

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