2008年4月26日
奈良県 川上村 上多古川 大栃谷
Nikon D300 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
その大滝は、林道の終点近く、木々の間から対岸奥に遠望できる。まだ見ぬ全貌を観に大滝に迫ってみた。
久しぶりにR169を走る。山々の新緑が美しく、上の方には山桜も見える。街道沿いにはシャガの群生が咲き乱れ、春色一杯の風景が気持ちよい。上多古林道がダートになる手前に駐車、歩いて大滝を目指す。途中の無名滝もなかなかの水量で落ちていて美しい。やがて対岸に大滝を確認、その手前にも水量が少ないながらも長大な滝らしい頭が見えた。
適当なところを上多古川に向かって降るが、久しぶりでもあり足下が定まらず、危なっかしく進んで上多古川本流に降りた。天候は眩しいくらいの好天で、川も結構勢いよく流れている。まずは対岸大栃谷出合いの小滝のところまで行かねばならないが、足下を濡らすのがいやだ。いろいろ思案するも無理そうなので、流れに足を突っ込んで徒渉した。今度は大岩から降りるのに困ったが、残置ワイヤーを発見し、これを利用してぶら下がり何とか小滝前に到着。何でもなさそうに見えたが最初から以外と苦労した。
Nikon D300 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
小滝のところから大栃谷左岸大岩の隙間のガレを登って行く。すると2条に落ちる美しい滝があり、奥にはもう大滝が見えている。新緑がきらきらと輝き、水、樹木、岩等々あたりはその香りで満たされているようだ。
Nikon D300 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
左の岩をよじ登っていくと大滝が全貌を現した。斜光が流身に差し込みコントラストの強い景観だが、ここでも輝く新緑が包んでいる。
Nikon D300 Tokina AT-X 535 PRO DX
帰りは、右岸の樹林の中を進むと本流が見えてきたのでショートカットで行けるかもと思ったが、垂直の壁に阻まれ、結局出合いの小滝のところに戻った。上多古川本流から上流を見ると滝らしきものが見えたので、そのまま遡上する。すると上に鉄の橋が見えてきて、正体はその下に落ちる小滝だった。
林道終点の広場に詰め上がると、矢納滝からの水が新緑と苔に包まれて流れている。その姿はあまりに美しく、大峰に春の訪れを告げていた。
Nikon D300 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
Nikon D300 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
おはようございます。新緑に誘われそろそろ始動ですね。コウタコも源流部はかなり険しい渓谷と沢ヤは言いますが、相変わらずソロですか? くれぐれもお気をつけて。四季折々に素晴らしい渓谷美がありますが、春から初夏の新緑ときらめく飛沫に包まれた滝は本当に美くしく、多少の危険と苦労を乗り越えてでも人を惹きつける魅力がありますよね。私も今から家内の祖母のお墓参りで黒滝まで行きます。時間があればR309を超えて川上方面の川に降りようかなと…。
こんばんは。
ようやくといった感じで出動しました。沢もこの時期ならではの美しさがありますね。お察しのとおり単独行ですが、程々も大事と思っています。
今日は、三重県の大台町まで行ってきました。帰りにルートを誤り危ないとこでした。