2010年4月30日
三重県 紀北町 往古川 小木森谷


540_1010740

最高・・・

PHOTO GALLERY

「最高」、この一言がこれほど似合う滝もない。

今年のGW、ひょんなことからスーパーコアな滝ヤさん達のお誘いを受け、そこに立つチャンスがやってきた。メンバーは、WATAさんあっきーさん親方さん、はんぺんさん、そして私の5名。


小木森滝の上まで歩いて、そこから左岸の壁を降下。地図とコンパスとGPS、ロープと体力、全員の脳みそを駆使して際どいルートを突破。


そして大瀑を見上げる。

これは夢か現か、はたまた幻か・・・


540p1000153

一番のビューポイントから、皆さん気合い入ってます。


540_1010896

落ち口からの爆裂


540_1010852

時に激しく、時に優しく、その表情は千変万化。


540_1010826

弾ける水


540_1010800

滝壷は、虹の饗宴。


540_1010945

滝下は、暴風雨のようなありさまで、あっという間に体もカメラもビショビショ。


540_1010885



540_1020006

右岸から、大きく広がる姿と高さ、その水に圧倒される。


540_1020045

ルンゼを降って下段の滝下へ、これまた巨大な岩と見上げる高さが素晴らしい。


540p1000188

登り返して小木森滝の落ち口を目指すが、上にも滝があって、その落ち口に出てしまった。


540p1000195

巻き降ると、そこには小木森滝の落ち口から続くリッジ状の壁に囲まれた不思議な空間があった。


540p1000197

小木森滝落ち口、ここから遥か下へ落ちていく。


540p1000212

直接飲んでるし。


540p1000218

キュートなお尻


540_1010649



小木森滝、端正な姿と爆裂する水、その高さ、風格とも台高を代表する素晴らしさ。急峻につき上がる小木森谷の景観も壮大極まりない。


この大瀑の下に立つことは、長年の夢であった。

素晴らしいメンバーとチャンスに巡り合うことができ、本当に幸せだ。

同行いただいた皆さん、そして先駆者のもりもとさん、三重の汚点さん、どうもありがとうございました。


小木森最高!



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH1
LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

Panasonic Lumix DMC-FT1


19 コメント

  1. 関東の渡辺

    何度見ても素晴らしいですね。
    ”最高!”の文字が似合う滝です。

  2. あっきー

    私もここはいつか必ず行きたいと思ってた場所
    だったのでパンダさんと同じ思いで滝下から見上げる
    ことができて本当によかったです。
    パンダさんの色鮮やかな写真とても綺麗ですね。
    私の18mmのレンズでは滝が大きすぎて全景が
    入りませんでしたが、全景写真も迫力さが伝わって
    きますね。
    直接飲んだ水はおいしかったですよ。

  3. はんぺん

    小木森、最高でした!
    素晴らしい時間、空間を共有できたことが最高に幸せです。

    まさか、こんなに早くお会いできるとは思っていなかったので、ビックリでした。そして、今後ともよろしくお願いいたします。
    林道の運転、2往復もありがとうございました!

  4. ふたつぎ

    1日のみの同行でしたが
    小木森の素晴らしい空間をご一緒できてとてもよかったです

    どの写真も奇麗でいいですねぇ!
    特に下段の滝から見上げたヤツ。。。私はほぼ全滅でした

    紀伊半島の滝は魅力的なところばかりなので
    また機会がございましたら宜しくお願いします

    ちなみに「親父」ではなく「親方」ですWWW

  5. パンダ

    関東の渡辺さん

    本当に素晴らしかったです。
    あの平らな岩の上に立って見上げた時の驚き、興奮などの全てを一生忘れないと思います。

  6. パンダ

    あっきーさん

    同じ想いを持つメンバーで到達できたことが、本当によかったです。
    滝撮影のレンズは、超広角が欲しくなるかもせれませんね。超広角レンズは、だいたい大きいのが難点ですが、今回持っていったオリの9-18mmは、フィルター径52mm、重量155gとちょっと笑ってしまうくらい小さいです。

  7. パンダ

    はんぺんさん

    今回、はんぺんさんにお誘いいただき本当に良かったです。
    あっという間に過ぎてしまった三日間は、素晴らしい滝旅でした。
    次回が待ち遠しくてしかたありません。
    こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

  8. 三重の汚点

    あそこにある釜跡って謎すぎますよね
    どうやって炭をはこびだしたのだろう?
    どこかに抜け道あるのかな~?
    大峰台高は謎が多くておもしろいですよね~
    抜け道&降下で奥の大滝もいけないかなぁ?

  9. パンダ

    三重の汚点さん

    この度はお世話になりありがとうございました。
    あのルートは、上から見るとかなり急で、私一人なら絶対降りないですね。
    ルートの紹介やテープがあったおかげで到達することができました。

    あんなところに釜があったのは本当に不思議です。帰りに思ったのは、壁に沿って斜上して途中から垂直方向に登りましたが、あそこを登らずにもっと壁沿いに斜上すれば、上から伸びる尾根に出れるような感じもしました。もっと大きく迂回するようなルートです。

    奥の大滝とは、スリ針状になった30m滝でしょうか。
    あそこなら沢通しでも上からでも比較的簡単に行けそうに思います。
    探検に行くなら出動しますよ。
    機会があればよろしくお願いします。

  10. 三重の汚点

    岩井谷の奥の大滝です~
    小木森の奥の大滝は大杉谷自然学校でいきました
    (ここで小木森滝を上からいけるという情報を仕入れた)

    やっぱり大回りして尾根に行くのが正解なんでしょうけね~
    恐ろしく古い青い布が尾根沿いにずっと続いてたけど(滝の近くにもあった)
    あまりにも狸谷に近づきすぎたので途中で確認するのを諦めました
    あの斜面を数十キロの炭を持って登れないですよね

  11. “すぎちゃん”

    あの~・・・
    最後の写真の
    天辺、中段、下段に立たれたんですよね~汗・怖・凄
    本当に凄い技量としか言いようがありません。
    大杉谷や前鬼川にも魅了されますが、これほど凄い滝があるのにビックリです。
    パンダさんの満足感はそりゃーそりゃーって感じでしょうね(^^)V

  12. パンダ

    三重の汚点さん

    岩井谷の大滝ですか〜
    ここは、大台から堂倉山経由で稜線を辿って、奥の大滝手前の左俣を降ると十字峡に行くことができ、滝まではあと少しです。左俣に難所はないらしいですが、稜線はヤブコギに近いところもあるとか。
    あるいは、岩井谷と真砂谷の境界尾根を行き、P969とP982の鞍部を岩井谷へ降れば、十字峡の少し下流で、大滝までは、地形図を見ても非常になるいです。この尾根へのアプローチはいろいろあるようです。

  13. パンダ

    すぎちゃんさん

    期待をうわまわる凄い滝でびっくりでした。
    行きたくても簡単には行けないところだったので、本当に幸せです。
    中段からが一番素晴らしかったように思います。

  14. K2

    ご無沙汰しております、パンダさん。

    記事はいつも拝見しておりましたが
    冬山は私には別天地過ぎて、ただただ美しさに感嘆するばかりで
    コメントの余地はありませんでしたが
    水の季節はやはり我慢できず(笑)

    前エントリー「旭の川」・・・
    私も4/29に十津川支流大野の源流部に行きまして
    同じような大峰南部の水や風景と、ルーツは移植魚でも
    粗野で健気な野生岩魚に感激しました。

    今回の小木森滝は、まさに「最高」という表現しかないですね。
    タフなお仲間との同行記も、実に充実感が伝わって来ます。

    今年も、この半島の美しく迸る水の写真
    とても期待しております。

  15. パンダ

    K2さん

    ご無沙汰しております。
    このあいだまで雪と戯れていた感じだったのですが、気がつくと水の季節になっていたようです。

    今回は、素晴らしき滝屋さん達に会うことができ、とても印象的なスタートになりました。
    K2さんの渓もはじまったようですね。
    今年も多いに楽しんでください。

  16. パンダ

    ふたつぎさん

    ハンドルネーム間違えてしまい申し訳ありませんでした。
    コメントもいただいていたのに何故か止まっていたようで、こちらもお詫びいたします。

    小木森は本当に素晴らしかったですね。
    あまりの凄さに翌日の八町がちょっと霞んでしまったかもしれません。
    下段からは光線状態が悪く、これは写らないと感じたので禁断の反則技を使ってしまいました。

    またご一緒できる機会を楽しみにしております。

  17. 臆崖道

    これは下(大台林道)から遡行するっちゅうのは難しいですかね?
    あ~帰れなくなるか。滝壺付近は逃げ道ないでしょうね。

  18. パンダ

    臆崖道さん

    遡行については、昨年から狙ってたんですが、とても単独では行けそうにないですし、断念していました。

    今回、上から行ってみて、小木森滝は巻き上がれることが分かったので、ケン淵滝を越えてからのゴルジュ帯が問題になると思います。沢屋さんのレポを読んでも結構苦労している場合があり、簡単ではないように思います。
    でも、本当に素晴らしいところなので、いつの日か下から通しで遡行してみたいです。

  19. パンダ

    ClearWaterProjectさん

    ピンバックありがとうございます。
    とても素敵なプロジェクトですね。

トラックバック / ピンバック

  1. ClearWaterProject » 滝ファンの中でも神クラス! デカさに誰もが驚く三重県紀北町の小木森滝 - […] 落書き » 小木森滝小木森滝 … [……

コメントを送信