2011年7月24日
蓮川 布引谷

蓮の大瀑・・・
宮川の翌日は、もとなかさんと蓮にやってきた。車が二台あるので、平瀬橋に一台デポして、ダムの巡視路から布引谷へ入っていく。
下には、豊かな水量の滝が連続してかかり、勢いのある姿に心が躍る。ジャブジャブと流れに入って堰堤を越えていくと、両岸が立つ暗いゴルジュに突入、直ぐに最初の美しい滝。
左の壁を伝えそうにも思えるが、落ちたらやばいので、右岸の壁を直上して巻いて行く。最近、こんなところをフリーで越えるのが、とても怖い。
次の滝も迫力があり、そこから流れていく水がとても美しい。
ここも垂直の壁に囲まれて、全く越えられないように思えるが、前回来たときもあった右岸によりかかる木が健在。今回もこの木を利用して登った。
滝上へ出ると、谷に光りが差してくる光景が感動的。
明るく広がった谷は、変化のないゴーロ歩きが続くが、やがて傾斜が増してくると水が躍動し、その光景を前に自然に笑みがこぼれてくる
そして、右岸から流れが幾筋も出合ってきて、このあたりが布引谷でも最も美しいところかも。
突き当たりには、落口に大岩が詰まるあの素晴らしい滝。
岩をすり抜けた水が、直ぐしたで合わさって爆裂、岩溝を割って落ち、美しい水を湛える壺へと注いでいく。
右岸から簡単に越えて、次に目指すは、布引滝が遠望できる伐採地。水から離れると暑いし、ヘロヘロになって到着。
実際には、かなり遠いが、ゆったりと落ちる眺めが大瀑の風格。
かなり風が吹いているのか、太い流れが右に左にとダンス。
最後は、また谷へ降りて布引滝へと迫っていく。前衛滝の下から見る布引滝は、最高のかっこよさ。
前回は何でもないと思った前衛滝の左岸越えも、何故か足がすくむ。慎重に進んで大滝下に到達。
やはり、もの凄い爆風で、これぞ布引滝の洗礼とばかりにたちまちびしょ濡れ。
ここから、右岸を適当に登って道に出て、平瀬橋へと下山。
久しぶりの布引谷は、変わることなく素晴らしかった。行く前は、前に行ったしと、正直少しテンションが下がるが、谷に入ると、たちまちその魅力に引き込まれてしまう。いいところは、何度行ってもいいのかもしれない。
もとなかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
Panasonic Lumix DMC-FT2
案内していただきありがとうございました。
パンダさんの日記を見てこの日の思い出(メモリー)が甦りました。
ぼくは失った記憶を取り戻しに行きたいです(笑)
こんばんは。
布引谷、やはりいいですね・・・来季はルートを教えてください。
実は私、今季は櫛田川上流漁協の年券を購入して釣りに通っており
3月末に蓮の江馬小屋谷を源頭まで詰めましたが、
地形図を見ながら、たくさんの沢群に想いを馳せております。
櫛田本流の源流部にある木梶三の滝も有名ですね。
モト中さん
失った記憶、ほんとうに残念でしたね。
取り戻しや新たな思い出を作りに、また行きましょう。
江馬小屋、いいですね。
ここも行きたいリストに入ってます。
布引谷は、道からもアクセス容易ですし、残置ロープもあったりして、お魚さん的にはどうでしょうか。
「いいところは、何度行ってもいいのかもしれない。」
おっしゃる通りですね。
同じ場所でも同じシーンは二つとない。
だから新たな感動に出会いたくまた行ってしまうのでしょう。
布引滝、美しいですね!
すぎちゃんさん
そうですね。
同じ場所でも違うシーンと新たな感動。
これからも、そんな瞬間を追い続ければと思います。