2011年11月3日
宮川 大杉谷




ニコニコ・・・


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11月になって、いよいよ紅葉シーズン。もとなかさん、嫁さんと下流部の登山道が開通した大杉谷を目指した。今回は、紅葉だけでなく、千尋滝、ニコニコ滝に迫るのも目的。

2009年の秋と違い、最初の関門は、普通に通過。大日嵓に付けられた道を歩いて行くが、何故か記憶より随分と低い気がする。相変わらず素晴らしい水色で色好き始めた木々も美しい。





綺麗な眺めに癒されながらゆっくりと進んでいくが、ここの岩は本当によく滑る。我々が緑石と呼ぶ薄い緑のカビのようなものが付着した岩が特に危ない。





湿度が高い感じで、かなり汗をかいて千尋滝に到着。



さらに進んでシシ淵に着くが、砂利で埋まって浅くなってしまっている。少し浸かれば歩いて通れそうだ。





そして、まさかまさかの雨が降ってきて、直ぐに止むかもと岩陰で雨宿りするも、願いは空しく時間だけが過ぎていく。



とりあえずニコニコ滝の遠望地まで進んで思案。



雨が止む気配はないが、やはり行こうと大杉谷に降り立った。



うまく岩を飛んで対岸に渡るとニコニコ滝直下。例によって上部が全く見えないし、縮んでしまったように感じるが、その迫力の白い流れが素晴らしく、それは台高の美しく豊かな水の象徴のようだ。








ニコニコ滝とシシ淵の間の支流にかかる滝


千尋滝まで戻ると、滝はガスが立ち込め霞みの中、ちょっといい雰囲気。





 疲れたし戦意喪失で滝下に行くのは断念。また来ようと宮川第三発電所に向け戻った。







ニコニコ滝の上には、さらに滝が連なっていて、全部で七段の滝群があり、ニコニコ滝という変わった名前は、滝壺に村の人が落ち、笑いながら死んでいったことから付いたらしい。

それ故、大阪わらじの会の「台高山脈の谷」や川崎実さんの「秘瀑」には、壺があって這い上がれそうにない二段目か三段目がニコニコ滝の本滝ではないかと記載されている。でも、最下段の大滝下の岩の体積を見ると、以前は立派な壺があったのかもしれない。さてさて、どうなんだろうか・・・

もとなかさん、どうもありがとうございました。



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.

Panasonic Lumix DMC-FT2
Panasonic Lumix DMC-FT3

6 コメント

  1. “すぎちゃん”

    浅くはなったようですが、それでも奥にニコニコ滝を構えるシシ淵はとても美しいですね。
    上流部の開通がいつになるのか気掛かりです。

  2. もとなか

    天候に恵まれませんでしたが、すごく満足しています。
    つぎは千尋の滝に迫りたいですね。

    ありがとうございました。
    またよろしくお願いしますm(_ _)m

  3. パンダ

    すぎちゃんさん

    当日も工事をされていて、ニコニコ滝に行くときに降りた河原からその様子を見ることができました。
    どうも平等グラ前の崩壊地の上を対岸へ斜めに長大な橋を架けてるような感じでした。
    この橋が完成すると、七ツ釜までは大丈夫になるものと思われます。
    後は、光滝、七ツ釜間の最も崩落の大きいところでしょうか。

  4. パンダ

    もとなかさん

    まさかの雨に心が折れてしまいましたね。
    千尋、また楽しみが増えました。
    夏なら川をジャブジャブ行くのもいいと思います。
    またよろしくお願いします。

  5. 臆崖道

    この文化の日は(科学的根拠のない)晴れの特異日として有名なのですが、気圧配置をみると高気圧と高気圧の間の谷に入っており、全国的に雲が多かったようですね(私は仕事してました)。
    こうなると高気圧の縁辺流の影響を受けやすい紀伊山地東面は雨が降っても仕方ないですね。

    さて、大杉谷未体験の私は、『開通するまで待とうホトトギス』になるのかも。

  6. パンダ

    臆崖道さん

    やっぱりそうですか。
    この辺りはちょっとしたことでも影響を受けて、そんな天気を日々繰り返しているのかもと、後で三人で話していました。

    開通は、そんなに遠くないと思いますが、今が静かでいいかもです。

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