2012年6月2日
笛吹川 西沢 荒川 昇仙峡 板敷渓谷




水色・・・


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西沢渓谷、天然の芸術、国内屈指の渓谷美、そんな風に言われる素晴らしいところらしいが、一方で人が多すぎてどうもという声も聞く。壺や釜が好きな私としては、この目で見ておかないわけにはいかないし、今の時期なら大丈夫だろうと、滝ハイクに出かけた。

ナレイ沢を渡るところで奥に滝らしきものが見えるが、パッとしないのでパス。少しで対岸の大久保沢から綺麗な滝が落ちてくる。





そして、三重の滝。磨かれた岩盤から流れ落ちる筋をスローシャッターで撮ると、見た目以上の美しさ。



竜神の滝も大きな釜があって良い感じ。





貞泉の滝は、ちょっと遠い。



綺麗な流れを楽しみながら進むと、七ツ釜五段の滝の最下段が見えてくる。







回り込むと、七ツ釜五段の前。滝下へは、簡単に降りることができそうだったが、なんとなくそんな気にならなかった。



上三段は、写真でよく見たことがある見事な造形。



不動滝は、遊歩道から川に降りないと見ることができなかった。



右岸にあるトロッコ道から帰ると、レールがまだ残っていて、しばらく歩いて行くと、観光用にか木を乗せたトロッコまで置いてあった。

この後は、帰りがてら綺麗な大滝が落ちるという
荒川の板敷渓谷に寄ってみた。


白髭滝


親子滝


大滝


最後に昇仙峡の仙娥滝。岩盤の溝を流れ落ちる様は、迫力に満ちていて、期待以上の素晴らしさ。しかし、観光地であることの喧騒はともかく、その濁りまくった水がすべてを台無しにしている。





山梨の沢に流れる美しい水は、残念ながら紀伊山地の水には敵わない。あの言葉では表現することができないような水色や吸い込まれそうな透明感はここには無い。沢に砂が多く、そのことがそのように感じるのかもしれないが、極上の水は、人知れずひっそりと流れる沢に溢れているに違いない・・・



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH/POWER O.I.S.

Panasonic Lumix DMC-FT3

4 コメント

  1. “すぎちゃん”

    山梨の紀伊、見つけたいですね。

    それでも写真で見る限り、素晴らしい造形美です。

  2. ヒロ

    やはり紀伊半島の沢の水は別格のようですね。
    私の知人で元わらじの会のメンバーであった某氏は
    日本中の沢を知り尽くしていますが、その人が
    大峰の沢の美しさは日本でトップクラスだと
    おっしゃってましたから、やはり美しいのでしょうね。
    湧き水が多い前鬼川などは本当に美しい水だと感じます。


    しかしながら山梨の沢も、お写真を拝見する限りでは
    実に美しい水だと感じますね。
    それと岩が美形ですね!

  3. パンダ

    すぎちゃんさん

    はい、もちろん造形美が素晴らしところで、水質的にも綺麗なのは間違いないと思います。
    ただ、仙娥滝の水は、ため池の濁った水といった感じで残念でなりませんでした。

    まだまだ知らないところだらけですし、きっと「ウオー」と歓声を上げるような素晴らしい出会いがあると思います。

  4. パンダ

    ヒロさん

    水は、とても美しいです。ただ底岩の感じと色合いが微妙に違うように感じます。
    前鬼などへの望郷が、そう思わせるだけかもしれません。

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