2012年7月15日
蓮川 野江股谷
蘇れ・・・
林道を終点まで歩き、川に降りて絵馬小屋谷との出合に立つが、どうも様子がおかしい。橋が半分無くなっているようだし、かなり荒れている。

予定通り野江股谷に入って行くと、次第に美しい渓相を取り戻してくるが、その水は台高のそれとは全く違う。上の方で崩壊があると聞いていたが、堆積した土砂が、今も水に混じって流れているのかもしれない。



直ぐにゴルジュが始まり、両岸高く聳える中を歩いて行くと、さらに壁が狭まってくる。ちょっと不気味なこの奥に不動滝が落ちているのだろう。

ところが、泳ぐはずの淵は、かなり埋まっていて、左岸から簡単に越えて行ける。流れる水が濁っているのが、とても残念。

それでも、井戸の底のような不動滝直下は、圧倒的。舞い散る飛沫を通して空を見上げれば、抜け出せない閉塞感が襲ってくる。




不動滝を越えるのは、ロープを出して、ひこさんともとなかさんがルート工作。右岸の壁を登ってから滝頭に向かってトラバース。飛び出した不動滝の頭が見える。


谷へ戻って落ち口から下流を覗けば、曲がりくねったゴルジュが凄い。

イガミ滝は、直ぐそこ。


吸い寄せられるように筒の中へと入れば、不動滝に勝るとも劣らない素晴らしさ。その特異な造形を前にここはいったい何処といった感じ。






不動滝上部へ続く壁を見上げれば、突破は容易ではなさそう。ルートを探り、少し戻った溝状になったところにロープを伸ばしていく。



かなり登ったと思ったが、乗り越えたところからうまく川床が見えていて、いつものように、もとなかさんが、バックアップをとった懸垂で降りて行く。本来なら全員がバックアップをとって懸垂すべきだが、後続については下からロープを持って万が一に備える。
嫁さんがうまく降りて、初懸垂の敬語さんも危なげなく成功。




降りた後は、イガミ滝の落ち口見物。

この後もゴルジュは続くが、穏やかになって楽しく進んでいける。



そして、鶴小屋滝のスライダーが登場。抉れ磨かれた岩盤を滑り落ちる様が、またまた見事。滝壺で跳ね返る水を見ていると、これから先どうなっていくのか気になる。






鶴小屋滝を越えたあたりで滝屋的には遡行終了。右岸の道を拾って出合へと戻った。

素晴らしい造形で魅せる滝達も、流れ降る水が濁っていて、とても悲しかった。美しい姿に戻るには、かなりの時間がかかるのだろうが、きっと蘇ってくれるに違いない。私は、もう無理かもしれないので、美しい野江股を見ることは、彼らに託そう。
敬語さん、ひこさん、もとなかさん、どうもありがとうございました。
撮影機材
Panasonic Lumix DMC-GH2
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
Panasonic Lumix DMC-FT2
Panasonic Lumix DMC-FT3






よく沢に入っておられますねる
先週は黒瀬谷へ入りましたけど、最初の滝が登れず敗退しました。
水が極端に少ないですね。
昨年の6月に入った時は不動滝へ行くには泳がないと駄目なので、見に行きませんでしたけど。
鶴小屋もかなりの水量で、上部はそれほど崩壊はありませんでした。
りんご畑さん
6月は大丈夫だったということは、やはり9月の豪雨の影響でしょうか。
この日の水量は、多くはなかったですが、それより土砂で埋まってしまっているように思います。
黒瀬谷て、人工でないと滝を越えられないとかいう谷ですよね。行きたいですけど・・・
「私にはもう美しい野江股を見るのは無理」なんてやけに悲しい事を仰るんですね。
とある沢の会のお年を召しても達者な方々を目の当たりにして、パンダさんはまだまだ若い方だと思います。
美しい野江股にまた一緒にチャレンジしましょう。
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
沢屋的(誰が?)には上まで詰めたいですが、ちょっとレベルが高過ぎるようです、この谷は。
しかし写真を見る限りは、とても濁っているようには見えないのですが・・・
もとなかさん
また一緒にチャレンジできれば、何よりの幸せです。
年がいっても行けるように精進せなばなりませんね。
臆崖道さん
帰ってから調べてみましたが、上部は想像を絶する状態みたいです。
水は、泥濁りではないですが、白濁してて、残念ながらとても綺麗な状態ではなかったです。