2012年12月23日
八ヶ岳 



大峰を想う・・・


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まだまだ車で上れそうなメルヘン街道は、しっかりとしたゲートで閉じられている。ここから歩いていくが、とにかく長い。見えている白い山と晴れた空が、せめてもの慰み。





2時間近く歩いてようやく取り付き点に到着。ここからもトレースがあるが、少し歩いてみるとズボるので、スノーシューを履いて樹林帯へと入っていく。



コケモモの庭は、綺麗な河原のような所。



斜面を乗越して行くと、前方に見えるのは、美しい茶臼山。でも、山頂までは、かなり登る必要がありそう。



霧氷の着いた木々が綺麗なオトギリ平は、快適。トレースは続いているが、今日は、ひとけが全く無くとても静か。



大石峠からは、本格的な登り。



中小場に出れば、茶臼山が近くに迫り奥に白い縞枯山が見えて爽快。



一旦降って茶臼山への急登。ジグザクを切らずに一直線に続いている。







茶臼山の山頂は、樹林に覆われていて何も見えないが、端っこの台地に出てみると、展望が大きく拡がり、そこを強い風が走り抜けていく。





普通は、大きな眺めに目を奪われるところだと思うが、わが家の興味は、周りを取り囲む白い塊。それは、美しいだけでなく、とびきりの厳しさを感じさせる冬の芸術品。そのミラクルな霧氷ワールドに度肝を抜かれた。



















茶臼山から一気に降りていくと、前方に見えてくるたおやかな山容は、どこかで見たことがあるような気がする。





最後の登りは、さらにゆっくりと楽しんでいこう。







飛び出したところからは、高低差のない稜線が続く縞枯ロードの始まり、一面に拡がるエビの尻尾の中を歩く最高の贅沢。あまりに平坦で縞枯山のピークがどこさえかもはっきりしない。







やや天気が怪しくなってくる中、往きにやり過ごした展望台に寄ってから五辻方面へと降った。





五辻から見える縞枯山は、やはりあの山に見えてしまう。嫁さんと二人で「八経、バイバイ。また来るから」と挨拶して、何故か大満足。



山の天気が変わるのは、本当に早い。メルヘン街道が近付くころには、重そうな雲にどっぷりと覆われていた。



凄みのあるエビの尻尾、美しいエビの尻尾、白く化粧したシラビソやコメツガが拡がる様は、美しくも厳しい冬そのもの。新たな発見とともにまた来たくなるような素晴らしい所だった。

でも、今度は、ロープウェイで来ると思う。やはり、メルヘン街道の往復は、辛い・・・



撮影機材

Panasonic Lumix DMC-G5
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.

Canon PowerShot S95

4 コメント

  1. 臆崖道

    さすがに2年連続RWに乗るのはアレだったでしょうね(すんません)。
    冬の景観は、確かに似ていると思います。気象も大峰に近いと思いますが、こちらの方が青空の確率が高いと思います。

    異なるのはやはり深く刻まれた渓谷でしょうか。そして人の多さも・・・

    ところで記事に関係なく、また自虐的な書き方になりますが、つくづくAPS-Cというのはちゅう~とはんぱぁやなァということが、段々と理解できてきました。センサーサイズはフルサイズには遠く及ばず、またマイクロフォーサーズとはさほど違わない。それでいてフランジバックのせいか、広角レンズはデカい前玉を要求される・・・メリットって何なんですかね?

  2. COOPER

    パンダさん、こんばんは。

    縞枯山…分かりますw
    うちは雨池峠からでしたが似たことを言ってました(^^)
    エビの尻尾が綺麗ですね!

  3. パンダ

    臆崖道さん

    そうですね。似てるんですが、もう少しカラットしてて晴天率が高いですね。

    APS-Cは、フィルムカメラと同じフランジバックにフィルムサイズより小さなセンサーを積んでいるので、これがメリットにもデメリットにもなりますね。
    それでも各社とも努力して長所を伸ばした魅力的なカメラが並んでいるとは思いますし、それなりのサイズに収まっているのは、やはりネイチャー撮影にはいいと思います。

    うるさいことを言えば、超広角域がどうしても難しく、大きなレンズが必要になりますし、現状では、前玉が飛び出したレンズを用いて、ようやくまともに写るとも言えるかもしれません。この点は、フルサイズなんておかしな呼び方をされたりする35mmフィルムと同じ大きさのセンサーのカメラでも変わらないようです。

    こういったフィルターを使えないレンズ(インナーフィルターを使えるようになっていればいいが、そういった設計思想はないかもです。)や液晶が動いてハイアングルやローアングルで楽に撮れますと宣伝しておきながら、縦構図ではそれができないなど、どうも中途半端なものが平気で製品化されるのが、疑問です。話が関係ない方にいってしまいすいません。

    最近は、ソニーもがんばっていて、NEXが面白いと思います。高感度だけでない総合的な画質においてNEXにかなうAPS-C機は、現状ではないと個人的には思います。

    新しいE 10-18mm F4 OSSが、これまでの欠点を克服した良いレンズのようで、これよりよく写るAPS-C用超広角レンズはないかもしれません。ミラーがなくフランジバックが短いカメラだからこそ達成できる画質かもしれません。

    そうは言いましても逆から見て、つまり撮影した写真を普通に鑑賞するサイズで見て、画質の違いが分かるかというと、なかなか難しものです。つまり、どのカメラとも性能的には十分で、気に入ったメーカーの気に入ったカメラを気持ちよく使うのが、気に入った写真を撮る近道かもしれません。

    APS-Cもペンタもいいんではないでしょうか。

  4. パンダ

    COOPERさん

    あっ、やはりそうですか。

    と言いますか、どこから見ても、なんとなく似た雰囲気が感じられるような、そんな目で見てしまうのかもですね。

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